5 つかの間の休息
都内に入ったところで高速道路を降りると、すぐさま人目につかない車庫に入る。
車内に被害がなかったとはいえ、弾痕が生々しく残っているボコボコになった車体で一般道を走行することはできない。
「んじゃ、よろぴくね~」
美樹は車庫の管理人に金色のカードを手渡し、昂大と羽流を連れて歩き始める。
「車、大丈夫なのかよ」
「うん。修理代は労災みたいなもんよ」
「ねえねえ、あのおっちゃんに渡してたカードって何?」
「あれはCIカードといって、裏社会で使われる掛けカード。所属している組織や個人の信用の証。あれを渡すことで、先に色んなサービスを受けさせてもらうことが可能になるってわけ」
「へー! ジョン・ウィックみたいでかっけ!」
「子どもだけどさ、ペラペラ話して大丈夫なのか?」
美樹と羽流は、「せーの」と息を合わせ、
「「ねー」」
と言って笑った。
(仲いいな、こいつら)
ジト目になる昂大をよそに、車庫の管理人が用意してくれた代車に乗り込む。
「さて、一難去ったけど、また襲ってくる可能性が高い。ということで、ちょっと休憩しましょうか」
美樹は代車のカーナビに場所を入れ、そこを目的地に走り出した。
今回は次話との兼ね合いで短いです!!
カットしても、よかったのでは、となっていますが、ハルちゃんにジョン・ウィックみたいって言わせたかったので許してください(アホ)




