第一話・魔女
「ぎゃああああああああっ!」
絶叫が、平穏な学校にこだました。
「どうしたどうした?」
「田辺が落ちたっ!」
「先生ぇぇっ!」
そんな騒ぎをよそに、哀は一人落ち着いていた。
窓からの風が、彼女の肩の高さで切りそろえた黒髪を静かに揺らす。
「のどかねぇ」
「のどかねぇ、じゃないでしょ」
一体いつの間に来たのか、舞維とゆい、砂織とかやが呆れた様子で立っていた。
「どうしたの? みんな」
あっけらかんとしている哀に、一番背の高いポニーテールの少女――華月舞維はため息をついて、
「どうしたの? じゃないでしょ! エル様。まあ~たやったんでしょ?」
「え、何のこと?」
「しらばっくれてもだめだよぉ、哀ちゃん」
ニコニコ顔で、のんびり言う砂織。
しばらく黙っていたが、やがて観念したか、哀は仕方ないといったように、
「別にいいじゃない。気にくわない人の足の骨を折るくらい……」
『よくないっ!!』
「まぁ、それなら仕方ないかな」
哀ともう一人を除いた、全員の声が見事にハモッた。
「華月さん! 駄目ですよ! 哀ちゃんに同意しちゃぁ!」
ゆいの言葉に、舞維は軽い口調で、
「いやぁ、わたしもよくやるから」
「そうだよね。やっぱり気にくわない人は呪うよね」
「そうそう。まあ……今日のことも尊い犠牲ってとこかな」
「うんうん」
何やら、納得している二人。
………この二人に、反省の文字はないのだろうか………
そんなことを思い、ため息をつくゆいだった。
「ところで、二人とも、そろそろ部活行かなくていいの?」
砂織に言われ、はっとする舞維とゆい。
「まずい、遅れるっ!」
「華月さんっ、ほら、早くっ!」
慌ててばたばた走って行く。
「……大変だねぇ」
ぽそりと言うかやに、頷く一同。
舞維とゆいは、剣道部に所属している。
二人とも、去年――中学一年の時に入部するまで、剣道というものに触れたことがなかった。
だから、お世辞にも上手いとは言えない。
「あっつぅ~いっ!」
舞維は面を取るなり、力いっぱい叫んだ。
「仕方ないですよ。初夏ですし、そのうえ風吹いてないですし」
汗っかきのゆいは、タオルで顔を拭きつつ言った。
セミロングのくせっ毛が、汗で湿っている。
すると、舞維は、ぽんっと手を叩き、
「そうか! 風がないから暑いんだ! さっすが組長!」
「誰が組長ですか! って、何をするつもりですか?」
舞維の言葉に危険なものを感じ取り、恐る恐る尋ねるゆい。
「ふっ、決まってるじゃない! 風を起こして涼しくする!」
「わわわわっちょっと待ってくださいっ」
「なに?」
「風を起こすってのだけは絶対だめですっ!」
「なんで?」
はてな顔の舞維。
「忘れたとは言わせませんよ。一週間前、今日と同じ、暑いからという理由で風を起こして、暴走させたことを」
その結果――舞維が起こして暴走した風がどうなったかは、言うまでもないだろう。
「あっ、あはははははははは」
舞維の乾いた笑いが響く。
「ま……まぁ、過去のことを振り返っても仕方ないし。と、言うわけで」
言って、呪を唱え――
そして五分後。
「華月さん」
「………………」
ゆいはジト目で舞維を見て、
「なぁぁぁぁぁんにも起こらないじゃないですか」
「う~ん、一体どこが悪いんだろう?」
「知りませんよ、そんなこと」
「う~ん」
しばらく考えた後、
「そぉだっ、もしかしたら!」
何かを思いついたらしく、力を集中し、気配を探る。
「やっぱり……」
「どうしたんですか?」
「風の精霊さん、召喚するの忘れてた」
「……それじゃあ、呪を唱えても意味ないですね」
「うん。だから、これから召喚するの」
そして、ゆいが止めるより早く、印をきり――
さらに五分後。
風が暴走していた。
ぶごおおぉおぉおおおおおおぉぉ
「華月さん」
「………」
ぶごおおぉおぉおおおおおおぉぉ
「どうするんです? これ」
「あ、あはははははははははは」
吹き荒れる風。
舞維はもう笑うしかなかった。
乾いた笑いが、空しく響く……
風が落ち着いたのは、二人の部活が終わった頃だった。
部活のことなどを話しながら、体育館を出る二人。
ふと、視線を校門にやると、そこには哀達三人がいた。
「あ、エル様!」
舞維は、哀達の所に駆け寄って行き……
どげしっ!
哀に、いきなり蹴り倒された。
「なっ、なに!?」
「舞維ちゃああああん、まああああたやったでしょおおおおっ!」
舞維の胸ぐらひっつかみ、がっくんがっくん揺さぶり、
「あんたの起こした風をおさめるの、大変だったんだからねええ! 砂織ちゃんにタロットカードを使ってもらって、かやちゃんに結界を張ってもらって、って、聞いてるの!?」
泡を吹いて目を回している舞維に、哀の声は聞こえていなかった。
「そういえば、ね」
砂織がぽつりと言ったのは、あの後――五人で帰宅している時だった。
「今日、階段から落ちた田辺君、哀ちゃんの呪い通り、右足骨折したそうだよ」
「ふーん、そう……」
気のない返事をする哀。
「……哀ちゃん、とっても嬉しそう」
「そりゃあもう、くくくくくくくって、何言わせるの! かやちゃん」
――ま、違うとは言わないけど。
と、哀は心の中で付け足した。
そして、
「たまには、違うって言えるようにしようね」
なぜか、舞維に即でバレた。
いつもは、他人の気持ちに鈍感な舞維なのだが、たま~に、本当にたま~~に、他人の本音ドンピシャな発言をするのだ。
本当は、他人の心が読めているのではないのか? と、思うほど……
「ところで、ねぇ、ちょっと不思議じゃない?」
「不思議? 何が?」
不意にそう言う砂織に、舞維は首を傾げた。
「ほら、わたし達って、それぞれ得意な魔術を使ってるでしょ?」
「そうですけど?」
同じく首を傾げるゆい。
魔術――それは、はるか昔、科学が発達する前に栄えた文明。
そして、魔術を行使する者は、人々にこう呼ばれた。
――魔女、と。
魔術は、長い間人々の間で栄えてきた。
だが、科学技術の発達と共にすたれ、現在ではその存在すら否定されている。
否定されている、とはいっても、中には例外がいるものである。
この五人が、まさにそうだった。
高城哀は、黒魔術と精霊魔術を使い、華月舞維は、白魔術、精霊魔術を使う。
水無月ゆいも、ルーン文字使いであり、ショートカットの黒髪で、のんびりとした少女――河川砂織、このメンバーの中では一番大人しい、栗色の髪の少女――南かやも、それぞれタロット使い、結界使いである。
ちなみに、哀がエルと呼ばれるのは、エルティスという彼女の魔女名からきている。
「わたし達、まだ駆け出しだけど、魔術を極めたエキスパートっているのかな? って」
「それは、もちろんいるよ~、ねえ?」
何気なく哀に笑顔を向ける舞維。
すると、
びぎっ!
なぜか、突然哀が硬直した。
「ど、どうしたの!? エル様」
「聞きたい?」
「へ?」
「聞きたい? 魔術のエキスパートの人達のこと……」
「そ、そりゃあ、ねぇ」
「いるのなら、ですけど」
「……ちょっとだけ…」
「聞いてみたいかな」
口々に言う四人。
「じゃあ、後悔しないでよ」
言って、哀は暗い顔で話を始めた。
「まずは、あたしの近所の姉ちゃん。
季節感ゼロの高ビー女なのに、なぜか黒魔術、魔術道具に関しては、誰もかなわないっていう変な人。
この間、天井裏から変な音がするから、ネズミかと思って、あたし特製の毒団子を置いたら、次の日――姉ちゃんは、腹痛で寝込んでた……。
二人目は、いとこの兄ちゃん(上)
にこにこしてるけど、実は片手でフォークをへし折る怪力男で、陰陽の天才。
昨日、洗濯して干してたあたしの制服がなくなってたから、泥棒!?と思ったら、兄ちゃんが、洗濯して着るものがなかったからってだけの理由で、普通にあたしの制服を着て、普通にコンビニにプリンを買いに行ってた……。
最後は、目つきが恐ろしく悪い刃物マニアのいとこの兄ちゃん(下)
白魔術と呪いのエキスパート。
刃物マニアも度が過ぎて、鞄の中身が危なすぎ、交番の近くには寄れなくて、どうしても近くを通らなくちゃいけない時は、鞄を隠すように抱えフードを目深に被り、全力ダッシュで通り過ぎてるって……、ちなみに、あんまり怪しすぎて、昨日までで五回は職務質問されてる……」
…………………………………………
四人は完全に沈黙した。
はっきりいって、変の域を超えている。
そう感じた。
ただ一人――舞維を除いて。
「か……かっこいいっ!」
『あほかああああああっ!』
全員が同時にツッコんだ。
「人の話、ちゃんと聞いてた!? 一体、あれのどこがいいって言うの!?」
「全部★」
「全部★じゃなあああああああい!」
うるうるした目で言う舞維に怒鳴る哀。
「大体ね、あんな異常……」
哀がさらに言葉を続けかけた、
その時!
……おー……ほっほっほっほっ……
どこからともなく高笑いが響いた。
「なっ、何!?」
「この声は……姉ちゃん!?」
……おーほっほっほっほっほっ、哀ぁ、よくも人のことを散々コケにしてくれたわねぇぇ……
「ぶみゃあああぁぁぁぁっ」
哀は顔色を変え、絶叫した。
「姉ちゃんごめんなさい! もう言いませんんんん……」
……ふっ、謝ればいいってもんじゃないのよ……
「特大チョコケーキおごります」
……ふっ、仕方ないわね……今回は勘弁してあげる……
いいのか、それで。
哀は心の中でつぶやいたが、怖いので口には出さない。
……でも、次はタダじゃすませないわよ……
おーほっほっほっほっほっほっ……
風と共に流れる高笑い。
そして、それがおさまった後、また、一同は言葉を失った。
やはり、ただ一人――舞維を除いて。
「か、かっこいい★」
「死ねええいっ!」
ごぐぎっ
哀のひじ打ちが、舞維の脳天にめり込んだ。
「ううっ、痛いよ~」
自宅の隠し書庫で、舞維は情けない声で言った。
現在時刻は夜中の一時。
家族は、全員眠りについている。
「まったく、きちんとその場の状況に合った発言をしないからですよ」
鈴のような声でそう言ったのは……虹色の長い髪と瞳の、見た目が二十歳前後の女性である。
見た目、というのは、彼女が舞維の創り出した式神であり、実際の年齢と異なるからである。
「そんなこと言ったって……砂羅ぁ。かっこいいものはかっこいいんだもん」
「あの時そう言えば、哀さんにどつかれることくらい予想できたはずですよ。結局、マスターの自業自得です」
「う~……」
砂羅に冷たく言われ、情けない声でうなる舞維。
それでも、目的の本に手を伸ばして――
ずがぐしゃっ
足を滑らせて、梯子から落ちた。
「きゃあっ!? ちょっとマスター、大丈夫ですか!?」
「だ、だいじょぶ~」
舞維はよろよろと身を起こし、
ばさばさばさばさっ
上から落ちてきた本に埋もれた。
「マ、マスター!?」
「言っとくけど、大丈夫じゃないからね」
本の山の中から上半身を起こし、言った。
「それは確かに。見ればわかります……ってマスター、その、手に持っている本はなんですか?」
「へ?」
言われて見てみると、確かに右手に本をしっかりと持っていた。
「なんだろ?」
ペラペラとページをめくり……
「うおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおっ!?」
真夜中にもかかわらず、雄叫びをあげた。
――そして、翌日。
「おっはよう!」
教室に入り、哀達にあいさつする舞維。
「舞維ちゃん、どうしたの!? その絆創膏」
「あははははははっ、いやーちょっと調べ物してて……」
哀の問いに、舞維は軽い口調で答えた。
すると、かやがポツリと、
「……調べ物して、どうしてケガするの?」
「うっ、そ……それは……ちょっと梯子から落ちたから……」
「また?」
砂織が呆れたように、
「たしか、この間も落ちたって言ってたよね」
「まったく、ドジですねぇ」
「あはははははは」
――やかましい――
心でつぶやき、顔では笑顔。
舞維の乾いた笑いが響く。
「……ま……まあ、それはさておき、ちょっと見てほしい物があるんだ」
言って鞄の中をあさり、一冊の本を取り出した。
「なんです? それ」
「――ふっふっふっふっ……よくぞ聞いてくれました」
「そんな上の兄ちゃんみたいな……」
「聞いて驚けっ! なんと! これは失われた……」
『魔道書!?』
……………………………
「いや、あの……まだ何も言ってないんだけど……」
「なぁーに言ってんの。ここまでくれば、もう決まったも同然じゃない」
「そ、そぉ? う~ん、まぁ……そうかもしれないねぇ……」
哀の言葉に、何か違うようなものを感じながらも、とりあえず納得する舞維。
「ね、ね、それで? 何が書いてあるの?」
「あ、砂織ちゃん、ちょっと待ってね」
言って、しおりの挟んであるページを開き、
「……えーと……この本には、失われた古代の秘術が……」
「ちょっとストップ!」
「ど、どうしたの? ゆいちゃん」
「何パーセントですか?」
「へ!?」
「その秘術の成功確率、何パーセントですか?」
「え……えーと………」
しばしの沈黙。
そこに、かやがぼそっと、
「……もしかして……低いの……?」
……しいいぃぃぃぃいいん……
再び沈黙。
「……ま……そ……それは気にせずに、さっそく使ってみよう!」
「だめですよ!」
「んじゃ、別のものを……」
「やめんかあああぁっ!」
「それじゃあ、あたしが……」
「哀ちゃん、駄目だってぇ!」
「……私、結界張っとこう……」
相変わらずの五人組。
はてさて、次はどんな呪いを見せてくれるのでしょうね。
(とりあえず終わり)
黒月:桃栗三年柿八年! りんごと梨は何年か!?
と言うわけで、作者は真実を探すための旅に出ます。
気が向いたら、戻ってあとがきの続きを書きますので、なるべく探さないでください。
それでは!
(あとがきと言う名の和平会談:終わり?)
哀:こら待てちょい待て戻って来い。
黒月:あれ? 哀ちゃん、いらっしゃ~い。
でも、残念だけど、作者はこれから旅に……
哀:それを待て! と、言ってるんでしょうが!
黒月:そんな無茶を言われても……
哀:無茶なの!? それ!? あんた、原稿を書くのと、りんごのどっちが大事なの!?
黒月:りんご。
哀:うわ、一瞬の迷いもなく言い切ったよ、この作者。
黒月:だって、りんご食べたいし。
梨も大好き。
なので、旅に……
ゆい:そうはさせませんよ。
黒月:ぅおっ! ゆいちゃん! いきなりかごを持っての登場!?
……ん? りんごと一緒にかごに入ってるこれは? ……バターと粉と 生卵……
はっ! ま、まさか……これは!?
砂織:あ、やっぱり気がついたぁ? そう! これは!
かや:……アップルパイの材料………
華月:もちろん、作るのは、エル様!
哀:へ?
黒月:ぐっ! ……な、なんて恐ろしいことを……
ゆい:さあ、決断の時です!
りんごを選んで、哀ちゃんの手作りアップルパイを食べるか、きちんとあとがきを書いて、 寿命を守るか!
哀:……もしもーし?
黒月:あとがき書きます。
ゆい:わかって頂けたようで結構です。
では、改めてタイトルコールを―――
哀:人の話を聞かんかぁぁぁぁぁぁい!
ったく、今のみんなの言い方じゃ、あたしが料理下手に聞こえるじゃない!
あたしはね、ちゃんと味見を……って、なんでみんな、あさっての方向を見てるの?
黒月:知るは一時の恥、知らぬは一生の恥とは言うけれど……
砂織:知らぬは一生の平穏、と言う言葉もあるという。
華月:つまりは、世の中には、知らない方がいいこともある。
かや:……と、言うことで――
哀:ぉーぃ……
改めて、
あとがきと言う名の
和平会談
(黒月真名(作者)・高城哀・華月舞維・水無月ゆい・河川砂織・南かや)
黒月:それじゃあ―――
一同:あとがきと言う名の和平会談 第一回』
おめでとー!!
黒月:みんな……みんな、ありがとう! やっと、あとがきを書くという夢が叶った!(泣)
もう、これで思い残すことはない! なんなら、『呪いバンザイ!』を、これで最終回にしても……
砂織:いいわけないでしょう? こっちだって、『呪いバンザイ!』が、発表されるのを、
ずっと待ってたんだからね。
ゆい:一~二ヶ月で構想はできたけど、発表する場がなく、いろいろ書き足したり話をふくらませたりして、数十年……長い道のりでした………
黒月:あれ? ところで、哀ちゃんと舞維ちゃんは?
ゆい:さあ? でも、安心してください。キッチンには入れないように、ちゃんと有刺鉄線と警報機を設置しておきました。
黒月:さっすがゆいちゃん! 頼りになるー!
ゆい:だって、華月さんはともかく、哀ちゃんがキッチンに入ったりしたら―――
砂織:……こわっ!
話題を、誰か話題を変えて!
かや:……次回作の予定は?………
砂織:ナイス! かやちゃん!
黒月:一応あるよ~『呪いバンザイ!・2(仮)』。
でも、なかなか面白くならなくてさー、なんか展開がありきたりで……
もっとこう、どかーん、って感じにならないかなぁ。
砂織:今のところ、どういう話になってるの?
黒月:哀ちゃん達五人衆の中から、一人一話ずつ主人公にして、書いていこうかなってことで考えてる―――ん?くんくん、この香りは?
哀:はいはーい♪ 舞維ちゃん特製のアップルパイでーす★ 良かったら、みんなで食べてね★ だって。
出来立てあつあつ、美味しいよー★
黒月:?
ゆい : 華月さんが作ったのでしたら、
砂織:あんなことは起こらないよね?
かや:……美味しそう………
黒月:んん??
一同:じゃあ、いただきまーす。
黒月:! はっ!? みんな、待って! ……
ばたっ
黒月:ああっ……遅かった………
哀:あれぇ? あんたはなんで食べなかったのかなぁ?
黒月:いやあの、こんなドス黒い気配の人に食べろと言われても、躊躇するでしょ!?
哀:他のみんなは、普通に食べたけど?
黒月 : そのドス黒さに慣れたんじゃないかな……うん、大丈夫。みんな、とりあえず息はある。
あるけど……いったい何をどうしたら、こんな殺人級なものができあがるかな?
哀:よっし! 作戦成功!
これで、あとはあんたが食べれば、ミッションコンプリート! さあ、こっちを向いて、口開けて★
黒月:いやじゃあぁぁぁ! こうなったら、最後の手段!
『戦線離脱』!
それでは、みなさま、またお会いしましょう!
ではっ!
哀:待てぇぇえぇぇ!!
そして、誰もいなくなった。
(あとがきと言う名の
和平会談:今度こそ本当におわり)