表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/29

(二)-15

 帰り道、妻の雨晴花梨に頼まれていた買い物のため、イセアというスーパーマーケットに寄り、それから帰宅した。

 帰宅すると、身重の花梨が待っていた。昨日は真佐貴が夕食当番であったはずなのに、テルテル坊主を殴るという、仕事としては重要なのかどうか不明なことをしていたために帰宅が遅くなってしまった。その罰としてこの日、真佐貴が夕食を作ることになっていたのだ。

 今日は早く帰って来れたおかげで、無事に花梨の機嫌も損ねることなく、二人で夕食をとることができた。

 花梨のおなかの中の子どもはずいぶん大きくなっている。しかしまだ生まれてくる気配はないらしい。それはそれで少し心配だったが、今のところ、母子ともに健康そのものだった。

 そのため、真佐貴にとっての悩みは、雨が降ってくれることだけであった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ