表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/29

(二)-12

 その左右に位置している真佐貴と中川は賽銭こそ投げ入れなかったが、上司の真似をして二回拍手し一礼した。

「しっかり神様にお願いしたか」

「ええ……」

 祈り終えた上司の問いに、二人はそれ以上のことを言えなかった。まさか雨が降るように神様にお祈りしに来る日がくるとは、思ってもみなかったのだ。

 約三〇分前、三人は会社の会議室にいた。そしてそれが終わったとき、上司は「二人ともついてこい」と二人を誘ったのだ。時計はあと十五分で正午という時刻だったので、二人はてっきりランチをごちそうしてもらえると考え、喜んで同行したのだった。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ