第42話「2章までのあらすじと登場人物」
あらすじ
少女探偵スーファは、武者修行のためにランカスターの街にやってきた。到着早々に出会ったのは、警官から追われる黒衣の男。名はスパイトフル。
その拳法の腕前に興味を持ったスーファは、彼が怪盗集団「ブレイブ・ラビッツ」の頭目だと知る。ラビッツは表現の自由を標榜し、放送ジャックなどの危険な犯罪行為を行っている。
捜査に乗り出したスーファは、ランカスター芸術学院に学生として潜入。捜査を行う。そこで知った事実は、検閲官とあだ名される公的機関によって本当に本やアニメが焼かれている現実だった。
それでもラビッツの犯罪行為は危険だ。だが検閲官の横暴もまた座視できない。
こうして、少女探偵×怪盗集団×検閲官による三つ巴の戦いが開始された。
今まで戦いは二度行われる。
一度目は、ヌードダンサーたちの仕事を奪うAV法を巡る攻防。
二度目は公権力によるアニメベント中止への抗議活動。
両者とも、検閲官の陰謀をくじく事は出来たが、ラビッツの逮捕には至らなかった。
しかしスーファは、スパイトフルの正体が学院の同期生であるナツメ・ユウキだったと突き止める。
彼を取り押さえるスーファだが、ユウキ=スパイトフルは証拠不足を指摘。「彼女が完璧な証拠を見つけるまで、とりあえずスパイトフルの正体は伏せておく」と言う紳士協定を結ぶ。
二人の主人公、少女探偵スーファ・シャリエールとスパイトフルの不思議なライバル関係は、やがて国家を揺るがす陰謀に発展してゆく。
■登場人物■
●主人公
・スーファ・シャリエール
本作の主人公。隣国からやって来た、凄腕の少女探偵。拳銃と探偵式格闘術の使い手。融通が利かないが条には脆い。
自らの信念に反しなければブラックな手段を用いる事も。
・ユウキ・ナツメ/スパイトフル
もう一人の主人公で隻腕の青年。伝説級のアイテムである義手を装着する事で、「ブレイブ・ラビッツ」の頭目スパイトフルとなる。
獅子聯星流と言う拳法の達人。妙に陽気な性格。
●ブレイブ・ラビッツメンバー
・ドロシーナツメ/サイレン
ユウキの義姉。何故か東方の商人言葉を使う。その正体はブレイブ・ラビッツの歌姫サイレン。ユウキとの間には何か秘密がある模様。
・ノエル・ウィツトマン/ピンヘッド
紅顔の美少年。なぜかいつもメイド服を着用している。ブレイブ・ラビッツのメンバー、ピンヘッドとして、チームのメカニックを担当する。
・ライカ・コーレイン/マウサーキャット
ユウキたちの先輩。気だるい話し方をする。ブレイブ・ラビッツではスパイトフルのアイデアを作戦に落とし込む作戦担当。物資や人員の調達なども行う。
●その他の人々
・クロエ・ファーノ
スーファの押しかけ助手。女性の鍛えた体が好きだと言う特殊性癖の少女。
・オリガ・バラン
ユウキの後輩。歌手志望で、アニソンイベントを巡る事件から、ラビッツに協力した事がある。
・ユリア・リスナール
水面下で表現規制の意図を引く宗教「清貧教」の正司教。
・烏丸署長
警察署長。スーファの後援者で、彼女に任務を与える。
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本編は本日19:00に更新します。