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つくも神のいる日々  作者: 月喰エイム
プロローグ
7/17

七話 調査

お待たせでーす。

「えっと…」

「私は納得していません。」

見ればわかる。

「探しているのって…」

「財布泥棒ですね。」

それは知ってる。

「今から行くのは…」

「中等部一年教室フロアです。」

それも知ってる。

「行く理由は…」

「そこが事件が最も多く起きている場所だからです。」

それも知ってる。

話が続かない。

そもそも自分のコミュニケーション能力は低い。

しかも相手に会話をする気がないとなると無理だ。

「…あれ?」

「…どうしました?」

ふと、気づいたことがあって立ち止まる。

「あまりにも状況が違いすぎますし、自分が引っかかった囮って意味ないんじ…痛いっ!?」

「…黙ってください。」

脇腹が痛い…

「あの…」

「…なんですか?」

周りを見ながら尋ねる。

「そっちではどう考えてるんですか?この事件。」

中庭にいた黒猫が小さく鳴いてどこかへ走る。

「この件で消えた財布はどれも鞄にしまっていたらしいです。」

聞いてない。

「こんなことができるのはつくも神ぐらいです。」

なるほど

「だから悪用している使用者がいると。」

「ええ。」

中庭を歩いているが、今のところ影も形もない。


「ニャー」


猫の声がして後ろを向く。

そこに猫などおらず、花壇で花が揺れているだけだった。


クイクイ


何かに鞄が引っ張られる。

「?」

その方向を見ても誰も何もない。

「どうされました?」

「いえ、今、猫が…?」

「猫でしたらあちらに…」

上を向くと、木の上で小さな白猫がこちらを見ている。

「…?」

確かな違和感があるのになんとも言えない感覚。

この日の調査では何も見つけられず、そのまま家に帰った。

この時、確かに閉じていた自分の鞄が空いていることには気づけなかった。

とてつもなく更新が遅いでーす。

ごめんなさーい。


…言い直させていただきます。

とてつもなく更新が遅くてごめんなさい。

次の話も書いているので半月ほどお待ちください。

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