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虚空ノ世界

いらっしゃい

「ふふふ」

女神の和気藹々とした声が空間に木霊する。

下界で最も有名な天界の1つ、天国。

女神が支配する唯一無二の天界である。

そして、灯りの神の行き着く最終地点。

灯りの神が踵を返して満たされた魂を引き連れて輪廻の神の元へ堕ちていく。

「さぁ今日も遊びましょう」

「…」

罪を地獄で脱してきた魂に天使が饗する。

魂が満たされるまで天使が仕える。


天国は独立した天界。

他神の立ち入りが制限された天界でもあり、天使の生まれ故郷でもある。

ーーー

海に住まう知的生命体の神々。

天界の深くに位置する空間。

死の神と縁が深く土地神との共存関係にあたる。

滅多に会議に呼ばれることのない神。

「なぁ、生物の神様って見た事あるか?」

「生物の神…って上位神様じゃねぇか!」

「…やっぱり見たことないよなぁ」

「生物の最高神だからな、我々が海の神や大地の神、どちらかで有ればお目にかかる様なこともあったかもな」

「複数神と単一神の差は大きいか」

「そんなん今更話題に出すなんてお前らしくもないな」

「コロシアムが中止になったろ?」

「誓の神に頼んでまで見に行ったよな」

「……」

「………」

「仕事だ」

「火山か?なぜ…」

「神の介入か?津波で火山を塞き止めるか?」

「それ以外にないだろ!」

「お前ら、絶対に赴くなよ」

ーーー

その世界の最強種を見守り信仰心を集める世界の原点に位置する空間。死を司る神より先に生まれた神々。

下天に住まいながら上位神と対等な関係にある数少ない神々。

会議に呼ばれる事すら稀であり、神殺しを経験したことの無い数少ない神でもある。

「?」

「存在が薄れるな」

「勇者か」

「または寿命か」

「最強の種族といってもやはり負ける時もあるようじゃな」

「この世界では初めてだな」

「困ったか?いや、そうでも無いか」

「敵対種族が潤うと信仰心が薄れるでな」

「とりあえず審判は下した」

「…」

「ちと早かったか」

「世界が荒れる」

お疲れ様でした

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