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邪ナ者

いらっしゃいませ


「邪神が下界に降り立ったのだと云う。

…。

誠か嘘か定かではないのだが、我々人類に邪神を目に焼き付けるだけの猶予があった事はまさに奇跡だったろう。

じ、人類がその奇跡の対価としたのが邪神への全面降伏であったと伝わっている。それが意味した真実は実に分かりやすく我々に降りかかった。災いによって一時的に知性が奪われるという特性である。目を瞑れば見えて来るだろう?邪神が。我々が降伏したことによって永久に逆らえない恐るべき力。恐怖と畏怖の念によってその力の一端を授かる事もできる。その力を手にした途端に、人格が少し変貌するが、…まぁそれはいい。」


「実はこの中で一番知らなくてはならない真実がある。災いについてだ。災いには主に二つある。一つが死。邪神に魅入られた者は例外なく死ぬ。そして、愚者となる。知性の象徴たる肉も眼球も失って骸骨となって這いずり回る異形となるのだ」

「そして、先天性、或いは後天性の忌み子。災害を呼び寄せる。遥か昔、王族が後天性の忌み子となり、国が一月で滅んだと云う。」


「…いや、我々人類にとっては程度の低い問題だったか?…邪神の力の使い方を学びにきたのだろう?ここにいる優秀な君たちのことだ、力の使い方を誤れば邪神に魅入られてしまうのは承知の上だろう。邪神に魅入られずに力を自在に操る方法を学ぶには、此処がいいと調べに調べた筈だ。」


「道中、力の使用を促す罠もあったが、ここにいる君たちは一切力を解放しなかった優秀な生徒だと思っている。」

「明日になれば、授業を開始するが、今日は一つ憶えて帰ってほしいことがある。それは、…"邪神に向き合うな"というたったこれだけのことだ。できるだろう?出来なければ困るのは君達で、災い次第では周囲も巻き込む事になる。どうせ災いを発症するなら愚者になれ。以上だ」


ーーー


「今日は雨が降ってたから、"雨あめどっか行け"って言ったら急に止んだんだよ?もしかして、何か凄い力に目覚めたのかも!」


「今日は雨が降ってたから、"雨あめどっか行け"って言ったら急に止んだんだよ?もしかして、何か凄い力に目覚めたのかも!」


「…いつもそうだよね…」

「いつもそうだよね」


「むっ…」

「むっ」


「ふふっ、貴女はいい子」

「ふふっ、あなたはいいこ」


ーーー


「最近、体が重いんだよ」

「あなたもなの?私も思う様に体が動かせないの」

「村全体に活気がないし、なにか、流行り病だったらどうしましょう…」

「…取り敢えず畑に行ってくるら」

「いってらっしゃい」


お疲れ様でした。

(手抜き?ごめんなさい。

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