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精鋭部隊の最後通達

いらっしゃいませ。

(ついに話が進む予感…?いろんな世界が存在する中で世界樹の根が齎す影響が時系列を破損させているわけですけど。お察しの通り作者自身も混乱する設定を付与した事が痛い。


それともう一つ。悪魔が歓喜するのは悪魔にとって都合が良いからです。人間の都合を悪魔は考えてくれません。現実を貶める意図はこの作品に存在しません)


ー転生者の素質に関する報告ー

1、人類の精神的負荷に対する耐性が加速度的に低下している。

2、転生先に適さない利己主義的思想に囚われている。

3、科学的根拠に裏打ちされていない、或いは裏打ちされている事実を知らない場合においての行動力の低下。

4、人類が総じて過剰に潔癖であることを求め始めている。

5、昆虫食に対する躊躇いによる現地民との仲違い。

6、老人に対する軽視による自滅。

7、利便性を求めての文化の否定、或いは拒絶。

8、動植物の乱獲による環境破壊と流行病の拡大の原因となる。

9、転生者主導による風習の否定と破棄による治安の悪化。

…。


我々は一刻も早く転生者の素質を再調整する必要があると考えます。或いは転生者の境遇をより一層過酷にしつつ更なる試練を与えるべきであるのではないかと考えます。


ーーー


「会議に集まってくださりありがとうございました」

「今回はこれで終わりか」

「えぇ、なにせ見せかけの会議ですもの」

「存在しない会議の存在を隠匿する為の会議…我々すらその内容が理解できないとは」

「神の理解できない言語」

「悪…いえ、なんでもありません」

「俺はもういくぜ?もういいよな?」

「えぇ、有意義な会議でした、ありがとうございました」



ーーー


天使が管理する聖堂のさらに奥には様々な神具が眠っている。


天使たちは普段よりも慌ただしく準備を進めている。

準備を終えた天使たちの向かう先は大聖堂は神具の複製品を精製している。大聖堂の中は複製品の失敗作が散らばって溢れている。天使は失敗作を喰らいながら次々と奥へ進む。

決して地に落ちぬ神具を手に取った天使は踵を返す。

次に向かう先は世界樹の内部である。

使命は世界樹の採取。


大天使の待つ赤い空間で喰らった分だけ自己が分離する。

分離した天使は大天使の加護を受けて本来の力を取り戻す。

そうした天使は力を行使して空間の外に出る。

それが出来なければ大天使に処分される。


様々な障壁を超えて戦の神々に加護を受けて宇宙を駆ける。

悪魔を排除する部隊に合流し、大天使の指示に従う。


我々は使命を果たす為に存在するのだ。


ーーー


「宇宙の人格がまだ幼いねー」

「…私は何人目なのでしょうか?」

「さぁ、?知らないよ」

「そうですか」


二柱の神の片方が退屈そうに宇宙を眺めるている。


ーーー


悪魔の空腹は人間で満たす。

それゆえに神々が求める人間もまた減少する。

魂は悪魔の良い餌である。

天使と神々に追われる悪魔の思考は常に人間を堕とすこと。

本来の怠惰で浅はかで先人の知恵を軽視する惰性的な人間。

勉学を軽んじつつ都合の良い事柄を盲目的に正しいと考える人間、或いは達観したつもりの主観主義者。飽き性な無能。これらは悪魔の善い家畜である。人類はまさに努力をしなくても善いと云うめんどくさがりな主張に甘え始めている。ゆえに悪魔は歓喜する。


昔は書生などという家畜としての素質が欠如した輩が多かった。

昔は根性論による成功者が周りを引っ張って鬱々しい素晴らしい環境を破壊する存在が鬱陶しかった。

昔は…いや今はその逆だ。我慢した甲斐があったと云うもの。

そう、我々に寄り添ってくれる人類が努力に反した行動を懸命に取ってくれたおかげで生き易い世の中になった。

後は我々悪魔が家畜として丁寧に育て上げよう。


悪魔は青い星に降り立った。


ーーー


【我々は既に敗北している。

この手紙が無事届いたとしたらそれは奇跡に等しい。

状況を説明する。この内容に嘘偽りはない。

我々が敵対する存在は宇宙であった。

或いはもう一つの世界。

我々は精鋭部隊からなる最強の突撃兵だと自負している。

ゆえに敵軍を難なく突破することには成功した。

その先にある物は祖国より巨大な国家。

我々が相手にしているのは敗残兵か、よくて尖兵隊か。

空を飛ぶ鉄兵。姿の見えない魔術師。後は戦闘に特化した召喚獣など、数え出したらキリがない。

我々は尋問され全ての情報を自白する可能性が高い。

一人でも多くの敵を狩ってきたが、召喚獣一体に部隊がかつてない損害を受けている。恐らくはその召喚獣は棄てられた価値のない存在だと思われる。その事実を重く受け止めてほしい。

この手紙を届ける為に部隊を半分返している。

果たして何人帰れるかわからないが、もし生き残りが伝達する能力を残していたら更に詳しい情報を聴き出してくれ。

我々は全滅する。敵は我々を相手にしていない。

恐らくはもっと別の存在と対峙していると思われる。

どうか祖国に祝福があらんことをー】


「最後の生き残りは先ほど息を引き取りました…」

「そうか」


お疲れ様でした。


(第一章とか第二章とかの区切りがあった方がわかりやすくなると思いきやひょろっと前の話を突然始めるのでその区切りが足枷になるんです。

"転生者の素質"と云う話が3番の指に入るくらい気に入っているので、今後も出てくる可能性高いですね。


今回は出てきてませんが、"反抗多動性思考"と云う造語に関しては多動性からヒントを得ています。誤解が怖いので言いますが障害が元ネタでは有りません。


それと奈落までのお話は多分もう殆ど出てこないんじゃないかなと、例外が幾つかあるけども。

今回なぜ、奈落以降に会議が少ないかは作中で説明してきましたが、改めて言います。人間に構ってる暇が無いからです。

要するに神様に色々して貰って転生すると云う流れより突然転生する流れが主流になりつつあるというのも理由のひとつです)

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