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原初ノ在リ方

いらっしゃいませ。


(政治家と革命家及び歴史家に対するイメージがちょっと歪だという認識はあるんです…国会の中継色々みてるんですがね…イマイチ何の為の何の話題で何処を主軸に置いた議論なのか中継を見ただけじゃ私の頭は理解してくれないようです)


荒ぶる神々の伝説が途絶えた伝説がある。


曰く、「邪を孕んだが故に神になり損なった存在が荒ぶる神々を鎮め、土地神様の説法によって星々が平和になった」


曰く、「邪を孕んだ神はその打算的な行いを一応に認められて神と名乗ることを許された」


曰く「邪神はその歪さ故に唯一の存在となった」


曰く、「荒ぶる神々の逆恨みは正当である」


曰く「荒ぶる神々はその性質故に罪人を充てがわれた」


曰く「罪深く反省なき存在の罪と罪悪を荒ぶる神々は主食とした」


曰く「荒ぶる神々に会わぬことが死後の世界で幸福な事である」


曰く「邪神に会わぬことが最も幸福な事である」


曰く「荒ぶる神々が荒ぶるのは贄を求めた結果である」


ーーー


「"革命だ"と耳障りの良い言葉で世界を混沌に落とし込んできたのは間違いなく革命家たちである」

そう切り出したのは歴史家達である。


「しかし、従来のやり方では数百年後には破綻している」と反論するのは革命家である。


「だからこそ、進歩しなくてはならない」

革命家の意見はこの一言に尽きる。


「進歩する事は大切だ、それに反論する興味深い人間はいない筈だと私は信じている。しかし、だ…その革命とやらで延命したとして、直近の問題は無視するのか?」

歴史家の意見に賛同する政治家は直近の問題を解決する案を出さずに革命だ何だと騒がないで欲しいと語る。


「まったくもってその通りだ。直近の問題など容易く解決可能なんだろうな?様々な混乱が予想される事くらいわかっているだろう?或いはその程度の事も予測不能だと言うのならばその革命はなんの正当性を帯びるのだ?」

革命家を嫌う政治家の発言。


「…直近の問題などお前たち政治家の仕事だろう!私が変えたいのは未来だ!」革命家の一人が声を荒げる。


「だからこそ、その問題を解決すべく貴様らの御託の問題点を明確にして必死に阻止しているんだぞ、それすら分からないのならばこの話に意味を見出す事など不可能に近い」

革命家を嫌う政治家の発言。


「さっきから黙って聞いていればなんだ?革命の何が悪い?従来の今のやり方がこの先も通用する保証が何処にある?後から焦っても跡がないんだぞ?今しか挑戦は出来ない。事なかれ主義も大概にしろよ」革命家に取り入る政治家の発言。


「あの…何の革命をしようとしているのでしょうか?」

歴史家の疑問。


「あ、あぁそんな事もわからないで参加していたのですか?我々は未来の為に今の国家の在り方を変えようとしているのです。歴史に存在せず、国家という単位を必要としないもっと大きな括りが必要なのです!」革命家は嬉々としてそう訴える。


「…思想による国家転覆を目論んだテロ思想と他国から認知されているのをご存知か?侵略行為に等しいぞそんな馬鹿げた考えは!」革命家を嫌う政治家の発言。


「政治家は世間に疎いようだ…既に国民の6割は国家の必要性を感じていないという調査結果がある、政治家が居てもいなくても変わらないと感じてる国民は4割を超えている…更にこの先も増え続ける筈だ。我々はその人々に支援を受けて国会まで足を運んでいるのだ、馬鹿げた考えだと一蹴しないでいただきたい」革命家は国民の認識を持ち出して自身を正当化する。


「…国家の必要性を感じていない?政治家の必要性を感じていない?…国家の必要性を感じない程に充実した生活が出来ているということか?他国の方が暮らしやすいとかそういった差を感じない程に満足していると…それは嬉しいなぁ…ねぇ?政治家の外交によって平和が保たれている事実を知っていても尚必要性を感じない程に安心し切った環境を用意できていると…?それは我々政治家からすれば最上級の褒め言葉ではないか」と歴史家の意見に賛同する政治家達は革命家の正当性を掠める。


「…お、私たちは国家という枠を壊せば戦争は無くなると確信している!」と革命家は宣言する。


「確かに戦争など起きないだろうな…だが、しかし、紛争は増えるだろうな?それこそ国家機密となっていた兵器を惜しげもなく使用した紛争がそれはもう増えるだろうな、機密事項などや国家によって制作された法律など存在しない世界なのだから、資源も技術者も際限なく紛争に勝つ為に消費され続けるに違いないだろうな?個人が所有権を主張し合って、殺し合うに違いない。その世界では殺人は罪ではないんだからね?」革命家を嫌う政治家は革命家の考える世界にはならないと語る。


「綺麗事を騙って国民を煽動し、国会で理想を押し付けるだけして何も変える気がない…せめてもう少し考えを纏めてほしいものですが、貴方達のお陰で国民が致命的な勘違いをしていると言うことが分かりました。今日はとてもよい一日だったと思います」

と歴史家の意見に賛同する政治家たちは時間を見計らって締め括る。


ーーー


神々はニンゲンの思想を理解しかねている。

理性を与えられている一個の個体が稚拙かつ不条理な論を感情に訴えて正当であると騙るのかがわからない。種族全体に不利益であると理性では分かっていながら、何故そんな思想を抱き続けるのか。神々はニンゲンの感情が理性を拒む傾向にあることを失念しているのである。


「転生者はなぜ待遇に対して公平性を求めないのかが分からない」

「自分だけは特別だと言い張るその稚拙さは実に人間らしいともいえる」

「相手の考えは致命的な間違いがある筈だと勘繰る割には自身の考えに致命的な間違いがある事を認めようとはしない」

「やはり、人間を理性や知性ある存在として定義する事に無理があるかもしれない」

「宇宙の理に巻き込まれた生物として認定するべきか」

「宇宙に必要とされているならば、我々が有効に活用可能という事だ」

「或いは有効に活用出来ないから宇宙に必要とされている可能性もある」

「…転生者の記録から見れば、有効であることはわかる」


「我々とて万能ではない」

「全知全能の神は我々との交流を控えている節がある」

「ニンゲンに干渉されたことが唯一の問題点だろう」

「我々ではニンゲンの考える事は分からない」


「失念という概念を取り込んだ神々故の苦悩か…」

ーーー


「こっちは綺麗だよ」

「…これも汚い」


お疲れ様でした。


(認知的不協和理論という割と有名な心理学用語があります。

ざっくりかつ誤解を恐れず言うなれば"やりたくない事、面倒な事、或いはやってみて失敗した状態や取り返しのつかない事をしでかしてしまった時の不安や後悔といった精神的負荷から逃れる為にそれらに正当性を持たせてしまう心理状態に陥る事である"。


もっと簡単に言うと「今の状況が本当は良くないと頭で理解していても今の状況を変える努力をするのが苦痛なので苦痛を避けて今の状況を正当化する心理状態」である。


「ずっとやりたかったんだ」から「すぐに上達しなかったし続けるの辛いな」となり「苦痛だからなんかもういいや」と諦めて「向いてなかった」と辛いことに耐えられなかった弱さや努力不足を才能がなかったと言い換えて「仕方がなかった」と正当化する一連の流れのこと。現実逃避を正当化したりタバコをやめられないのも認知的不協和理論で説明できるようですね。…書いてて自信がなくなってきたので各自調べてください。申し訳ない)


(国家は集団の最高単位です。最小単位が2人からなる家族です。

組織である以上、人材を抱える事が可能な人数も決まってきます。国家は領土=人口の最大値です。国家の領土が抱えられる人口よりも増えた場合、領土を拡大するか、偶然の大事故、災害で数が減るのを待つしか有りません。…この話は一旦置いておいて今回の話はかなり革命家に加担しました。むしろ革命家の勝利で幕を下ろしたかったくらいです。8回も修正して、全て敗北してしまったので、9回目で諦めました。国という概念を破棄した世界を目指す革命家とかただ、技術力を導入した石器時代とかになるだけで…っ!革命家が勝てる意見が欲しいです。)

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