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転生

いらっしゃい。

一介の天使の立ち入り禁止区域にて開かれている中次元での会議。

「神殺しの原因は、禁忌に触れられてしまったからである」

「故に我らが指揮を執る事になった」


人の楔から解き放たれた神々。

星々に加護を与える惑星の神々。


「塵の神に1部指揮権を譲渡し、銀河の再設定を行う」

「…はい」


「上位神の方々のご意向は以下の三つだ」


1、今まで懸念されていた諸問題の解決の糸口を見つける事。


2、禁忌に触れぬ程度の試行錯誤の為の空間とする。


3、人神の統べる星の創造。


「尚、本来無に帰す筈の魂が大量に失われた為、一時的に劣の神の存在が常に弱体化されることとなった」

「以上である」

誰も何も一言も発さない会議は情報の開示という形で終わった。


ーーー

寿命を持たず、生命維持の為に何かをする必要が無く、それ故、新たな知識や技術や経験を記憶する必要も無い生物が臨界で落ち着きを見せていた。

言葉も感情もない生物がかつてないエネルギーをその身に浴びて外部からの強い衝撃を受けるも完治する必要も無かった。


「もしかして、自我とか芽生たりしました?」

ーーー

「辛いですねー、破滅を繰り返すのは負荷がキツいんですよ?」

「同意」

「どうしてこの行為が禁忌に触れないんでしょうかね?」

「盲点、何故?」

「それをしれたら、苦労はないん……」

「……」


破滅の神の空間は無、神権に制限がある場合の神がこの空間に入ったら出るのは困難である。


ーーー

「聞いたか?」

「土地神が殺されたんだってよ」

「あの頑固な野郎が?」

「劣の神とかなんとかに殺されたんだとよ」

「聞いたこともねぇな」

「だよなぁー」

「俺らここから出ねぇし」

「暇だな、今まで限界までぶち込まれてたのが、いきなりすっからかん、地獄がここまで静かだとなんも感じねぇ」

「退屈…」

今、地獄は静けさを帯びている。

少なくとも荒神の求める基準に達していない地獄で荒神は退屈を味わっていた。


ーーー

神々の産まれ故郷であり、最高次元の空間。

神々の楽園は静かに創造神の帰りを待ち続けている。


お疲れ様でした。

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