本当だった⁉
テラさんが言うには
地球に飛ばされて来た私は最初に砂漠都市イルカラで一人の女の子として生まれ、私の体から光が放たれ当時の女王の子供として育てられる事になった…。
しかし権力争いの中……私の魂は他の国に……当時の日本の首里と言われる場所で王妃の子供として生まれ変わる…、でも当時の王宮ではイルカラと同じく内部抗争が有り、私が父母と思っている人達に連れられあの漁村に……。
「貴女が父母と思っている人達は貴女を次の王女にしない為に……いえ貴女の内に秘めた能力を利用する為に誘拐したのね。」
私の内に秘めた能力?
何だろう……!もしかして私が異世界人って事に関係有るのかなぁ。
私がそんな事を考えていると「フフっ……」テラさんは少し微笑み「少し気付いた様ね、貴女が異世界の能力を持ったまま地球に飛ばされて来たから貴女の体内から光が放たれ、その能力を利用しようとする者達に狙われたのよ。」
でも私がテラさんの管理する地球に飛ばされて来たのは何故だろう……。
困惑している私に気付いた様にテラさんが…。
「貴女の魂が何故私の管理する地球に飛ばされて来たかは少し複雑だけど…、まぁ元の世界に戻ればわかる事よ。」
?よくわからないけど異世界に戻ればわかる事なのね。でも飛ばされて来た私はどうやって戻れば良いのかなぁ…。
不安になっている私にテラさんが。
「心配する事は無いわ…私が貴女を送ってあげるから。」そう言うとテラさんは両手を掲げ、光の道を作り出し、私をその道に抱えて「さぁ、お行きなさい…。」
言われてすぐに周りの景色が一変する。