飛ばされて来た⁉
白い世界でまたあの人に……「なっ何故に!」驚いて私を見る。
「あっ……あのぉ」!!更に驚いて私を見る。「貴女はその様な状態で話せるの?」
??言っている意味は良くわからないが、「はい…。」返事をする。
あの人は少し私を視て「あぁ……そう言う事ね。」何故か納得したかの様にうなずく。
「それじゃあ貴女は元の世界に戻ってちょうだいな。」?元の世界って言っても何が何だか解らない……。そもそも私が何故この場所にいるのかさえ判らない…。
そんな私の気持ちを察してか「あのね、貴女は私が管理する地球とは別の世界から来てしまっているの。」
?どう言う事だろう、別の世界って…。
「私は地球を管理する者テラ……、まぁ神様みたいな者よ……貴女はその地球に飛ばされて来た異世界人って所ね。」
異世界人?「あの私、両親も居るし名前だってエモルカって言うのですが…。」
その人は少しため息をついて「貴女が最初に飛ばされて来た本当の場所はあの漁村では無いの、本当の場所は砂漠都市イルカラで、神の子と思われていた様ね。」
言っている意味が解らない…。そんな事あるはず無いのに何故か納得できてしまう…。
「!あのっ…イルカラって所の記憶が僅かですがあります……」
何故だろう……赤ん坊の頃の記憶が脳裏に浮かんだ。
「やはり貴女は異世界人ね……。いや…もしくは…。」
テラさんは言い淀んで考え込んでしまう。
「あの…私が異世界人?って何故その様な事を……。」
テラさんはハッ!と我に返り事の顛末を教えてくれた。