表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法学校の風の女神と紅蓮の騎士  作者: 桜ノ宮エレナ
7/23

入学式6

バスを降りると、目の前は校門だった。校門は普通科の校門と比べると、地味なものだったが、敷地は明らかに特別科の方が広い。それを見ると、隣にいた雛が言った。

「うわぁ〜、広いね〜。なんか山の中に佇むお城って感じだね。」

「うん。そうだね。」

確かにそうだった。校舎は洋風で、まさに、城、っていう雰囲気を醸し出している。

「この山全部が特別科の敷地みたいだよ。」

「えっ、そうなの!?」

雛はかなり驚いている感じだった。

(もしかしたら、他県から来た子かな。)

なぜなら、特別科に来る子はこの程度のことは知っているはずだからだ。


「みなさん、私についてきてください。」

校門を入ると、校門の外からは見えなかった施設がたくさんあった。ドーム型の競技場、よくわらない大きな四角い建物…などなど。それに加え、話によると、地下も大きな施設になっているらしい。主に魔法関係のものだが。


さっきから雛はあれなんだろう、これなんだろうとキョロキョロしている。そのポニーテールが揺れるのがなんだか子犬が尻尾を振ってるみたいで、かわいかった。

ついつい笑みがこぼれてしまった。

「ふふっ」

「どうしたの?」

「なんでもない」

「えー」

(なんか、百合を見てるみたいだな。)

百合というのは今年中学生になる、私の従者だ。ついこの前まで一緒に暮らしていたのだが、今は中学生になって、勉強に専念するために別々に暮らしている。百合は子犬みたいなでほんとにかわいい。

(だからかな、こんなに雛に親しみが湧くのは。)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ