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チート能力は親の金でした  作者: ぴっぴ
第2章 学園の支配者
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帰ってきたドワーフ先生

 昼休みにマミ先輩達と学校の校庭でテニスをしているとたくさんのギャラリーが集まってくるようになった。男子はほぼ全員がマミ先輩のパンチラ目当てだ。そして一部のマニアが腹ペコを見に来てる様だった。俺は更に人気を加速するべくバイトの美女軍団にも協力を要請した。そして何時しかテニスコートの周りには男子生徒による場所取りが激しく行われる様になった。

 最初は過激な服装に難色を示していた美女軍団だが、テニス人気が高まって男子生徒によるファンクラブが乱立するようになると俄然やる気を出してきた。なにせ上級貴族や将来有望な男を捕まえるチャンスなのだ、バイトの美女達がこんなチャンスをみすみす見逃すはずは無かった。


「ふふふふ、場も温まって来たようだな」


「何だ又悪巧みか?お前は本当にジットしてないな」


「クククク、当然だ我がたかがテニス風情に全力を出すわけがなかろう」


「今度は魔王のキャラ作りか?お前は中二病か?」


 テニス人気が学園中に広がったので俺は行動を起こすことにした。学園長に直談判だ、まず学園の校庭にテニスコートをプレゼントする。そしてこのテニスを公式に学園の授業に組み込むのだ、早い話が体育の授業に使ってもらうわけだ。根回しは既に完了している、ファンクラブの男どもに協力を要請して既に生徒の署名を大量にゲットしているのだ、ファンクラブの男共の行動力は凄まじいものだった、なんと学園の殆どの男子の署名を僅か1週間で集めて見せたのだ。これがオタクの底力って奴なのか。


「校長先生、署名を持ってまいりました」


「署名ですか?」


「そうです。テニスを学校の公式授業にして欲しいって言う男子生徒全員の署名です」


「男子生徒全員とは・・・一体何事ですか?」


「この学園が大陸初のスポーツを広めるチャンスなのです。このテニスが大陸に広がれば我が学園の評判はうなぎ登り、校長先生はテニス発症の学園の初代校長として後世に名前が伝わる事でしょう」


「なんと!なんと!私の名前が後世に・・・」


 この手の人間って凄く扱い安いのだ。ペラペラの勲章をありがたがって貰う連中と同じだ、紙の様に薄っぺらな虚栄心が満足する事だけを考えているのだ。まあ名誉職にいる連中の大半がこんな連中だ。校長を手のひらの上で転がした俺はテニスを学園の公式スポーツとして認めさせた。これでテニスは大陸中に広がることになる。そして俺は関連商品で大儲けだ。

 このテニスで大儲けしたと同時に俺は男子達に知り合いが増えた。テニス好きな男子が俺に親指を立てて「グッジョブ!ゴールド!」って言うのだ。金儲けよりこっちの方が俺的には嬉しかったりした。


「ありがとうございましたマミ先輩、お陰で大儲けです」


「良かったですわ、お役に立てて」

「感謝しろゴールド!」


「してるって、これお礼な!」


「「え~!」」


 テニスの関連グッズと特許で大儲けした俺は2人に1千万ゴールドずつ渡した。2人ともビックリしていた。へへ、いい気分だぜ。


「こんな大金どうすれば良いのだ!怖いな」

「まあ大変!」


「ふふふふ、怯えるが良い。俺の苦労を知るがいい!」


 その後お金の扱いに困った2人に相談されたので無難に商業ギルドを紹介して2人をブロンズ会員にした、これで2人には年間利息が50万ゴールド入って来るので学生には十分な収入だった。俺はと言うと飲食店と屋台で月150万ゴールド、テニスの特許料や関連グッズで月に1千万ゴールド。会わせて1150万ゴールド程が黙っていても入ってくる様になった。思えば夏休みからこっち休みなしでよく頑張ったと思う。


「よう!久しぶり!ゴールド」


「あれ!先生、本当に久しぶりだな。何してたんだ」


「実はな、お前の領地で面白いもの見つけたから今まで掘ってたんだよ!」


「山芋か何か掘ってたんですか?あれは焼いて食っても美味いですからね」


「アホ、ドワーフは山芋なんか掘るもんか。俺達は山から色々なものを掘り出すのが趣味なんだよ!」


「へ~」


 ドワーフの趣味とか言われても俺は興味ないな、皆好きなことを趣味にすれば良いと思うんだ。しかしこのオッサン学校休んで何掘ってたんだろう?


「温泉だよ!温泉!」


「お~!素晴らしい!温泉サイコー!」


「ほう、お前にも温泉の良さが分かるのか」


「おう!分からいでか!俺は温泉県の人間だからな!」


「なんだそれ?」


 ドワーフ先生は俺の領地の資源調査で温泉を見つけたのだそうだ。パパスに話したら偉く喜んで沢山報奨金を貰ったのだそうだ。それで恩返しに温泉掘りを手伝っていたら帰るのが遅くなったって訳らしい。


「へ~温泉か、今度帰るのが楽しみだな。3日位ゆっくり温泉に浸かって旨いもの食べたいな」


「領主様もそのつもりで今は工事してるぞ。温泉宿と食堂を造るって話だ」


「流石パパス!わかってるな」


「そんじゃ~な、坊ちゃん。今度帰るときは又誘ってくれや。また何か掘り出してやらあ」


「ははは、先生その時は又宜しくお願いします」


 こうしてドワーフ先生は又学園に復帰した。本当は学校を辞めてそのまま領地の調査をしたかったが、俺が卒業するまで学園に残っているのだそうだ。俺が学園を卒業したらそのままパパスに雇われて資源調査をする事になってるらしい。俺の領地は山が多いので調査のしがいが有るのだそうだ、特に火山なんかが有るとやりがいが有るって話だった。


「そうか~、温泉か~楽しみだな。露天風呂から月を眺めながら呑む日本酒は最高だからな」


「露天風呂?」


「なんだ腹ペコ、露天風呂を知らんのか?お前人生の半分位損してるぞ」


「何~そんなに大事なものなのか!教えてくれ」


「ふっ・・・今度連れてってやるよ、俺の田舎に出来たらしい」


「まあ私も知りたいですわ」


「あっ先輩、露天風呂に入ると肌が綺麗になりますよ。先輩が益々美人さんになっちゃいますね!」


 露天風呂に2人を連れて行くことになった、俺の友達になったからには温泉の信者になってもらうぞ。温泉さえあれば人生の幸せの半分は手に入れたも同然なのだ。沸かし湯やシャワー等では寿命が縮んでしまうわ!


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