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チート能力は親の金でした  作者: ぴっぴ
第1章 学園入学編
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両親が来るようだ

 あれから1ヶ月経った、俺の屋台も3号店まで増えた。毎月1店舗増えて雇ってるバイトは全部で20人にまで増えてきた、そして20人全員が全部学園の美人たちだ。屋台の評判は上々、売上も段々伸びてきている。それに伴って俺の男子からの評判は下がって来ている、金で女を支配する外道って事になって居た。儲けは3店で30万ゴールド、つまり遊んでいても俺の懐には毎月30万ゴールド入る様に成って来ていた訳だ。使った金は400万ゴールド位だから微妙な儲けなのだろうか?でもまあ1年なら360万ゴールドだから結構良いのかな?まあ儲けが少ない場合はチェーン店化して少しずつ儲けていけば良いだけだからな。


「う~む、卒業まで頑張ると全部で30店舗、儲けは月額300万ゴールドになるな!俺の将来は安泰かも知れんな」


「最初はどうなるかと思いましたが、上手く行ってますね坊ちゃん!」


「だろ!自分の才能が怖いぜ!」


「でも坊ちゃん、凄くキツイです。全然休みが無いんですけど・・・・・・」


「だよな~この3ヶ月休み無しだもんな。俺達のタダ働きで成り立っている様な感じだな」


 屋台の売上は順調だが陰で働いている俺の使用人たちは悲惨だった。ハンバーガーやフライドポテトの下ごしらえを執事、メイド、料理人の3人でやっているのだ。勿論休みなんて無い、典型的なブラック企業だった。不満が爆発する前に何とかしなくては成らないのだ。しかし人を雇うのは論外だ、儲けが吹き飛んでしまうからな、何とか安くこき使える人間を見つけなくては成らないけど当ては無かった。


「安く使える人間が居れば良いんだがな~、居ないよな」


「攫って来ますか?坊ちゃん」


「いや~流石にそれは不味いだろ?」


 メイドのマリーが怖いことを言っている。此奴は腹黒の上にサラリと恐ろしい事を言うのだ。


「じゃあ、奴隷を買うのはどうでしょう?」


 執事のセバスは現実的な事を言っている、セバスは元B級冒険者だけ有って現実的だった。


「奴隷って幾ら位するんだ?」


「ピンキリですね、安いのは50万ゴールド位で高いのは1億ゴールド位しますよ」


「あれだろ、安いのは使い物に成らなくて、高いのは元が取れないんだろ?」


 安い奴隷は役に立たない子供や年寄り、高いのは魔道士や聖騎士って言う戦闘力が高い人材。若しくは物凄い美人や美男子らしい、どちらにしろハンバーガーの下ごしらえにそんな人達はいらなかった。


「坊ちゃん!休みを下さい。死んでしまいます」


 料理人のバーグは泣き言を言っていた、だがマダマダ。文句を言う元気が有る内は大丈夫だ。真の危機は何も言わなく成ってからだ。俺はブラック企業に詳しいのだ。


「フフフ、バーグ君。文句を言う元気が有って何よりだ、マダマダ余裕が有るようだね」


「鬼!坊ちゃんは鬼です!」


「ふっ、今頃気づいたのかね。金を稼ぐって事は鬼になることなのだよ、バーグ君」


 ゴブリンの血まみれの棍棒を手に持って俺はニヤリと笑う。バーグは俺が以前の坊ちゃんとは完全に違うことに今更気付いた様だ。でもまあ俺も休みが欲しいので何か考えなくてはな。


 こういう場合に頼りに成るのはマミ先輩だ。彼女は貴族の娘なので色々と詳しいのだ、俺も一応貴族の子供なのだが英才教育なんて知らないから世間知らずって奴なのだ。


「マミ先輩、こんにちは」


「あら、ボス。どうしたの?バイトの女の子なら集めてるわよ」


「まあ屋台の件なんですけど、先輩の知恵を借りたいと思いまして」

「おい!お前、私とは随分扱いが違うじゃないか!」


 マミ先輩と話しているとハラペコがクレームをつけてくる。俺はマミ先輩には低姿勢なのだ、なにせバイトの女の子の管理をして貰っているからな。それに金髪ドリルヘアーの巨乳さんだからな。


「だってマミ先輩って貴族のお嬢様だぞ。低姿勢に成るのは当たり前だろ」


「私だって騎士爵の長女だぞ!敬意を払え」


「え~!面倒臭い」


 マミ先輩は笑いながら俺の使用人の現状改善策を考えてくれるって言っていた。ハラペコは無理やりこきつかえば良いって脳筋な事を言っていた。


「それじゃ先輩宜しくお願いします。先輩だけが頼りです」


「任せといて、少し時間が掛かるけど何とかするわ」


 先輩には色々とお世話に成っているのでボーナスでも出さないといけないな。優秀な人材は商売するには必須だからな。ここでケチって有能な人間に辞められると損失が大きすぎる。仕方ない、ダンジョンで更に稼ぐしか無いな、俺の棍棒が火を噴くぜ。


 こうして俺は学校にはバイト先の確保の為に行ってる様になった。尤も予習は全て終わっているので学校の成績は優秀だった。オマケにバイトで雇った先輩達が過去問をくれたので、定期テストはクラスで2位と言う好成績だった。実技の戦闘訓練は毎日ゴブリン相手に鍛えているのでクラスの真ん中辺りまで上がってきている。今ではイジメっ子達も俺には近寄ってこなくなってしまった、俺に喧嘩を売るとバイトの美人さん達が集まって来てボロクソに文句を言われるのだ、あれは男なら心が折れてしまう状態だった。


 まあ大体こんな感じだ。


「へへへ~、坊ちゃん。俺達にも金恵んでくれよ~」

「良いじゃね~か、金持ってるんだろう?」

「さっさと金出して楽になったほうが良いんじゃないの~」


 3人組の男達が俺に絡んでいると、何処からともなく先輩やバイトの美人達が集まって来て俺を守るのだな、別に俺が愛されている訳じゃなくて金払いの良い雇い主をかばうって感じかな。


「ちょっと童貞が何ボスに喧嘩売ってる訳!」

「貧乏人の癖にボスに喧嘩売ってるんじゃないわよ!」

「貧乏人の癖に金持ちの坊ちゃんに何してんのよ!」

「顔も頭も悪い貧乏人の癖に生意気なのよ!」


 美人のお姉さん達に囲まれて滅茶苦茶悪口を言われるのだ、そうしていると更にハラペコ達武闘派がやってきてフルボッコにされて地面に転がされて笑われてしまうのだ。俺だったらカッコ悪くて学校を辞めて家に引き篭ると思う。


 何を言っているかと言うと、まああれだ、女は怖いって事だ。


「ぼっちゃま、領主様夫妻がお見えですよ」


 俺が帰りの馬車で考え事をしていた時に急にメイドのマリーが俺に告げた。とうとう俺の両親が家に来たようだ、全然記憶が無い俺は親の顔すら知らないのだ、どうやって誤魔化せば良いのだろうか?・・・まあ誤魔化すのは無理だよね、ここはカバーストーリーを考え出すしか無いな。スパイが外国に潜入する時にはこれを造って潜入するって話だしな。



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