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暗躍
「淑媛朴氏、王の長女を産んだ功績により昭容に封じる」
淑媛は驚いた表情を浮かべた。その驚きの中には戸惑いも含まれていた。
「主上殿下、私に昭容は高すぎる地位でございます!」
「本当はそなたを嬪にしたい。それくらいの徳を備えている。だが、分かってくれ」
「主上殿下…」
部屋の外にいた慶華は部屋に入るのを止めて踵を返した。2人の中に入るのが野暮に思えたからである。それに2人の中に入って何か出来るわけでもなかった。
日に日に主上は弱っていった。御医たちは主上の体調に首を傾げるしかなかった。すると政務が滞りはじめ、大王大妃が決裁を下すことが多くなった。しかし、韓奎を初めとする臣下は信寧君を監国にすべきと上奏を提出した。何故なら大王大妃には呂霍の風があるというからだ。呂とは漢の呂后、霍とは霍成君のことで2人も悪女であった。
大王大妃はそれを言われて全てを投げ出したくなるほどの怒りを覚えたし、心外であった。大王大妃はそこまでいうのならと信寧君を監国に任命した。すると信寧君の生母である懿嬪は生母大人と呼ばれ大妃と同様の扱いを受けた。




