四章 融解 -revival- その②
さてさて更新の日がやってまいりまして四章その②でございます。しかしここで皆様に謝らねばならないことが……本当だったらその②で四章完結となるところだったのですが、私の不徳の致すところで予定の部分までできておりません! 申し訳ないっ!!m(__)m なのでいつもより少しだけ中途半端になっていますが、楽しんでいただければ幸いです……。一気に読みたいという方は次の更新まで待っていただければと思います。では四章その②スタートです!
※今回も例の如く重要単語の読みを置いておきますので、読み方忘れた頃にどうぞ!
《深界クリフォト》《阿頼耶式アラヤシキ》《聖統主エルド》
「――……」
二層アバドンの全土を震わす大気の鳴動に、静騎は薄らと瞼を開いた。仰向けに倒れ、見上げる空は気を失う前とは打って変わって極彩色に爛れていたが、そのことについて驚きはなかった。
それどころか、負った怪我の数々、周辺に蠢く異端の力を持つ者たちの気配……そのどれを取ってみても万に一つも生存の可能性がないと思われるこの状況下で、彼の脳内は驚くほど冷静に、澄んだ思考で自らの現状を顧みていた。
何故ならこの空は見たことがある。この景色は、知っている。
(いつもの夢と、同じだな……)
全身を駆け巡る激痛。立ち上がって状況を確認しようにも指一本すら動かせない始末で、首を左右に巡らすことすら叶わない現状は端的に満身創痍と言っていいだろう。
殴られ斬られ刺され抉られ穿たれ炙られ……負った怪我の数々も片手の指では収まり切らないほど多種多様なものに溢れていたが、それらに共通して言えるのは総て与えられたものであるということ。
場所やここに至るまでの経緯、敵の存在、それら諸々に細かな相違はあるものの、現在の自分が置かれている状況は見慣れた悪夢と酷似していた。
守りたい人も守れず、敗北の地に背を付かされているというその無様も……。
まるでこの今を暗示していたかのような夢の再現に思わず苦笑すら零れてしまうが、だからと言ってこのまま笑って終わろうなどという諦観は持ち合わせていなかった。
(グロリアは、死んだ……殺されたんだ)
事実を再確認し、己が罪過に胸を思い切り掻き毟りたくなる後悔に苛まれる。
何故、どうしてと、今なお彼女を守ることができなかった自分自身に腹が立って仕方がない。
しかしそれ以上に――
(怒りに呑まれて、みんなの命まで危険に晒してしまった……僕にとって大切なのはグロリアだけじゃない。そんなことは、最初から分かり切っていたはずだったのに……)
そうだ。今ならそれがはっきりとわかってしまうからこそ、自身の身勝手さが許せない。守るだ何だと豪語しておきながら、結局自分が守りたかったのは独善的で手前勝手なエゴイズムに過ぎなかった。
本当に守りたいと願うなら、自らの後ろにいる人たちのことを忘れることなど決して許されないはずだったのに……。
(だから……)
取り戻すなら、今だ。
自分にとって――天笠静騎にとっての大事な唯一無二。それらを奪い返すには今しかないと、本能すら超えた魂の奥底で理解していたから。
だから今こそ立ち上がれ。
倒れているだけじゃ何も変わらない。これは夢だが偽りでは決してないのだから、自らが行動に起こさない限り事態の好転など有り得ない。
状況が最悪なのはわかっている。紅眼や軍服の少女だけでも手に負えなかったのに、今や彼らと同等かそれ以上の力を秘めた魔人に等しき者たちがこの場には溢れている。自分の力では到底敵いっこないことだって十分すぎるほどに思い知っている。
だけどそれでも――
「やる、んだ……よ」
全霊を奮い立たせて立ち上がる。
視界は朦朧とし、身体のあちこちから血が噴き出す。足腰はがくがくと震え、満身創痍を超えた瀕死の身体は立っているだけでも精一杯だ。
だけどだからどうしたと、血走った眼を見開き前を見据える。
怖いのは認める。できることなら今すぐ逃げ出してしまいたくなるくらい、ギリギリの淵で精神を保っていることも百も承知だ。やれるかやれないかで言えば、やれない、不可能だときっぱり断言できる。
だけどそれは違うんだ。何故かはわからないがそうした理性とは異なる精神の奥深くの領域で、この窮地に至って初めて胎動を始めた何かが違うと訴えかけてくる。
自身の愛する日溜まりを守りたいと思うその心が、そんな可否勘定で動くことを真っ向から否定する。
やれるかやれないかではない。やるんだ、やってみせるんだと、吠え猛る声が今ならはっきりと聞こえてくるのだ。
(そうだ。まだ誰も……死んじゃいない)
精神が研ぎ澄まされていくのがわかる。心が湧き立つ感覚が、はっきりと感じられる。
深界の大地が、空気が、自身の想いの強さに呼応して皆の状況を伝えてくれる。澪が、綺が、零士が、正宗が、誰一人だって諦めてなどいないことを教えてくれる。
(それに、グロリアも……)
あの時は、怒りと悲しみに支配され全く気が付かなかった。
殺されたのは確かなことだろう。だけど精神世界たるこの深界で、彼女はまだそこに存在している。その矛盾に気が付いた今だからこそ、今度は間違えることは許されない。
自分にとってできる最善。天笠静騎の在り方とは一体何だったのか。ここに改めて胸に問うてみる。
知れたことだ。何度も、何度も自分に言い聞かせていたことだろう。
――貴女の騎士として、貴女の為に総てを懸けよう。
それはあの日も抱いた騎士と姫との誓いの言葉。
出会いがいつで、交わした場所がどこだったかなどは最早どうでもいいことだった。
(あの日と同じ過ちを繰り返さないため……今度こそ必ず守ってみせると、そう誓ったんじゃなかったのか……!!)
この時点で先ほどまで場を覆い尽くしていた渾沌の領域は弱くなっていた。恐らくは上空にて彼女と交戦している眼帯の女の攻撃が効いている証拠だろう。
皆を守り、逃げおおせるなら今しかない。
心のどこかで驕っていた。自分は彼女を守る騎士。だったら彼女を守れて当然だと、おとぎ話のヒーローにでもなった気で浮かれていた。
(だけどそれは間違いだ。僕はまだ、彼女の騎士にふさわしくない。守る力だって持っていやしないんだ)
だからこそ、これから強くなってみせる。今度こそ、どんな脅威からも彼女を守れる真の騎士となるために。
「……っ」
その時、足音が聞こえた。
ざりざりと、何かを引きずるような音に振り返ってみれば、そこにいたのは――
「■■■……」
力なく唸るような声を漏らしながら足を引きずっていたのは、静騎たちがこの深界に落ちてすぐに遭遇した――紅眼の男がシャドウと呼んでいた影だった。
「お前……」
てっきり紅眼に斃されたものだと思い込んでいたが、身体中のところどころが欠け、今にも存在が消えかかっているようにゆらゆらとその輪郭が揺らいでいるものの、影はかろうじてここに立っていた。
まるで何かを訴えかけるように、静騎と一定の距離を保って動かない。
そうして見つめ合う二人には、言葉など通じるはずがなかった。
だけどどうしてだろう。ここが深界、精神の世界だからか。わかるはずもない言葉が、理解できるはずもない互いの感情が、まるで精神感応のように伝わってきてしまう。
「そうか、お前は……」
そうして時は遡る。初めて遭遇した一界層での出来事。
あの時、二階の窓を突き破って現れた影は両腕を広げていた。静騎にはそれが好戦の気配にも思えたのだが、実際に影が明らかな敵意を見せたのは静騎がグロリアと影との間に割って入った後だった。拳を握り、殴りかかってきたのはその時だった。
今ならわかる。自らの愚かさを知り、自分自身と見つめ合い本当の想いに気が付けた今なら。
初めて遭遇したあの時も、一層で静騎たちが紅眼に追い詰められ絶体絶命のピンチに陥ったあの時も。
「お前は彼女を……グロリアを、守ろうとしていたのか」
一度目は静騎から、そして二度目は紅眼の男から。
この影は、常にグロリアを守るために行動していた。まるで彼女の傍に付き従う騎士のように。
「なるほど、な……消えてないわけだよ」
自然と笑みが零れてくる。対する影も、何故だか口元が笑っているように揺らいでいた。
彼女を――グロリアを守りたいと願う気持ちは一緒だ。
言葉を交わしてなくともわかる。表情を見なくたって感じる。何故なら――
「お前は――――僕だ」
シャドウ――それは深界に取り残された感情、思念の集合体。
深界とは全人類の記憶や経験、夢などによって構成される精神の世界だ。そこには明確な形を成せず塵や屑と化して空間を漂う雑念めいた思念体も存在する。
それらが寄り集まって一つの存在として出来上がったものがシャドウ。
普通は不特定多数の人間の念から構成されるため、はっきりとした行動目的を持たないジャンク同然の自動人形のような存在だが、稀に例外として強烈な目的意識を持ったシャドウが生まれる場合がある。
いつかの時代、どこかの世界、誰かの抱いた強い後悔や悲しみ、恨み……消したくても消せない、捨てたくても捨てきれない、そんな矛盾に塗れた強固な感情がこの世界に溢れた時、その想いは形となって亡者のように深界を彷徨い続ける。
いつの日か果たせなかったその想いを、再び果たすことができるその日まで……。
「――……」
あの時、紅眼を前に訪れた昂揚感が再び湧き上がる。
何かが足りないと、そう感じていた。だが今にして思えばそれは当たり前のことだった。事実として、自分自身が欠けていたのだから。
視線の先に立つ影の輪郭が徐々に薄らいでいく。同時に感じるのは、身体に流れ込んでくる膨大な量の心気の奔流。まるで自らの半身を取り戻したような、今まで欠けていた決定的なピースがかちりと嵌まったかのような感覚に胸の奥から熱くなる。
力が戻る。傷が癒える。右眼に刻まれた栄光の紋が、決起に奮い立つように輝き、今再びここに浮かび上がる。
そして思い出せ。彼女を、皆を守るため……自らが為すべきことを為し遂げるために手に入れた、その武器を――――!!
「あン?」
「何だ?」
「これは……」
「天笠、君……?」
その時、静騎を中心としてアバドンの戦場に一筋の閃光が迸った。
誰もが予想外、突然の出来事に例外なく皆が呆けたその一瞬に……しかし怖れていた事態がここに起こる。
これまで運よく発生していなかった澪たち路傍の石への流れ弾。光に注意を取られたアレクシアの雷撃が、狙いを逸れて地上の彼女たちへの落雷と化して襲い掛かったのだ。
アレクシア自身狙いを外したことには気が付いていたが、だからと言って無理やり軌道を戻すこともない。狙いは渾沌ただ一人、なればこそ他を気にかけている余裕などないし、まして味方でもない少年少女たちの生死如何などどうでもいいにもほどがあった。
回避不可能。それを理解し同時に死を覚悟した澪は、せめて自分が盾となって一人でも多く仲間を守らなくてはと、気持ちを奮い立たせて一歩を踏み出す。
本当は死にたくないけれど……彼が――静騎がこの場にいれば、きっと今の自分と同じように身を挺して皆を守るための盾となるだろうとわかっていたから。
普段はぶっきらぼうで不機嫌そうな顔が常な彼だけど、その日常という名の日溜まりを誰より求め愛していたことを知っていたから。そんな彼が眩しくて、だからこそ憧れたんだと自分自身が認めていたから。
「ごめんなさい、天笠君……」
自分が死ねばきっと彼は悲しんでくれる。グロリアに対抗するわけじゃないけれど、それくらいは自惚れなんかじゃないと胸を張って言えるから。
それが不謹慎にも嬉しく、最後に束の間の罪悪感と優越感を覚えた澪は、穏やかな微笑を湛えながらそっと瞼を閉じ――――次の瞬間、目の前で弾け飛んだ雷撃の炸裂音に再び目を見開いた。
「なっ……え?」
やってくるはずの痛みは一向に訪れず、目を開けば視界は白煙に覆い尽くされていた。
何が起こったのか分からず、呆然と立ち尽くす。
そうして目の前の空間にバチバチと紫電の迸る中、徐々に煙が晴れていく。唖然と見つめるその視線の先、そこに現れたのは――
「――何だよ、凍月。珍しいな、お前がそんな情けない顔するなんて」
耳に届いたその声が、瞳に映ったその背中が、涙が出るほど眩しくて……伝わってきた安心感に、知れず腰砕けになってその場にへたり込んでしまう。
「天笠、君……?」
「柄じゃないだろ? 雷まで降ってきたぞ。お前はいつも通り、余裕たっぷりに笑っていればそれでいいんだよ」
右腕を前に突き出し、不動に直立する静騎。その後ろ姿は先の電撃を真っ向から受け止めたことを証明していた。一撃で骨まで消し炭にするはずの稲妻を、片手でいとも容易く受け止めたというその事実を。
何やら失礼なことを言われた気もするがそれすら気にならず、澪は目の前で起きた驚嘆に値する出来事に開いた口が塞がらない。だというのに、それ以上に彼女の目を惹いたのがそこに現れた静騎の姿だった。
「天笠君、それ……」
思わずといった調子で零れた言葉と共に、驚愕に満ちた表情の澪が息を呑む。
その目に映る静騎の外貌は、まさしく一人の騎士だった。
爪先から頭の天辺までを覆い尽くす黒色の鎧。頭部は兜のようなマスクに包まれその素顔を覆い隠していたが、感じられる温かさや響く声の懐かしさは彼のものに間違いない。
表面に走る白の稲妻模様は美しく、黒白入り乱れたその装甲はまるで夜空に浮かぶ月の蝕を見ているような気分だった。
重厚な甲冑と言うよりかは、全身を包み込む外殻。例えるなら戦闘用スーツやパワードスーツといったものに近い。防御面はもちろんのこと、その身に宿す身体能力の総てを限界以上に引き出す能力を秘めた特殊装甲は甘さや温さなど微塵も感じさせない。
これこそ天笠静騎が己の総てを研ぎ上げ顕現させた唯一にして無二の武装。
知っている、憶えている、こいつの名は――
「――鎧殻」
『習』から脱し、『絶』へと至った今発現された新たな力。いいやそれとも、元々在った階層へと今まさに舞い戻ってきたと言うべきだろうか。
初めてその身に纏ったはずだ。そのはずなのに、身体の内側から溢れ出る既知感の加速が止まらない。
「とにかく、詳しい説明は後だ。すぐにでも深界から脱出するぞ。凍月、みんなのこと頼めるか?」
「頼むって……天笠君は?」
「深界から抜けるにはグロリアの力が必要だ。そのために、やらなきゃならないことがある」
言いながら静騎が見据える先には何があるのか。
今の澪には彼の考えの全貌こそ理解できなかったものの、その力強く自信に満ちた言葉に心が熱く高ぶった。
「活路は僕が拓く。だから脱出の手筈の方はお前らに任せるぞ。みんな揃って、生きて現実に帰るんだ!」
先ほどまでの意気消沈した様子とは一転、静騎の言葉に引っ張られるように気力を回復させた澪が力強く頷いてみせる。
彼が戻ってきたからにはもう何も心配はいらない。そう思う心は一体どこからくるものなのか。まるで遥か昔、遠い彼方の記憶の中で前にも同じようなことがあったような……。
この刹那の間にそんな奇妙な懐古の情を抱いた澪だったが、今は彼の指示通りこの窮地を脱することに専念しなくてはならない。
だからこそ静騎の言葉の意を正確に汲み取った澪は、すでに凄まじい勢いで飛び出していった彼を見送りながら、そのままその姿勢で背後の彼らへ向かって声を投げ掛けた。
「だ、そうよ。そういうわけだからお昼寝の時間はもう終わり。みんな起きてるわね?」
不敵に笑うその言葉に応えるように起き上がる影が二つ。
「あ、たりまえじゃないですか……綺を誰だと、思ってるんですか?」
「俺も、どうにか……生きてるぜぇ」
綺と零士。共に重傷を負っていた二人だったが、その表情こそ苦悶に満ちているものの、先ほどまでとは一転して全身から溢れんばかりの生気が満ち溢れていた。精神世界とはよく言ったもので、彼らの精神的な支えとなっていた静騎が復活を遂げたことで各々の負傷も急速に回復へと向かいつつある。
静騎の熱意が周囲へ伝播し、仲間の阿頼耶式の上限値を急激に引き上げていく。
「天笠君は活路を拓くと言ってくれたわ。グロリアさんの力が必要だとも。だったら私たちのすべきことは退路の確保。すなわち、グロリアさんの身体を死守すること」
静騎は恐らくすでにグロリアの抱える矛盾に気が付いている。だからこそ彼の『やらなきゃならないこと』とは、グロリアの目を覚まさせることだと瞬時に察することができたが、その方法まではわからなかった。
だがわからなくても何の問題もない。何故なら自分たちは託されたのだから。
「周りの奴らは天笠君の変貌に気を取られているわ。今のうちに移動して準備を整えましょう」
「ついでにお兄ちゃんも迎えに行かないと、ですね」
「おうよ。マサの奴も労ってやらねぇとな。お姫さんは相変わらずおねむみてぇだけど……そこんとこは我らが騎士様に任せるとしますかね」
零士はまだふらふらと足取りが覚束ない様子だったが、グロリアを背負うことに関しては頑として譲らなかった。
「役得だからな」と冗談めかして言っていたが、恐らく一層でエリナ相手に為す術なくやられ、何もできなかったことを気にしているのだろう。それを言うなら敵の術中にはまり無防備を晒してしまった自分にこそ非はあると澪は告げたのだが、男のプライドという奴なのかもしれない。
(まったく、本当に男って生き物は……)
半ば呆れ、もう半ばでその心持ちを羨ましいと思いながら苦笑を浮かべ……澪はもう一度だけ静騎の飛び出していった方角に視線を向ける。
「天笠君――」
――無事に帰ってきて。
最後の言葉は、口に出されることなく喉の奥へと呑み込まれていった。
信じていないわけじゃない。彼なら必ず戻ってくると、そう確信しているがそれでも不安は付き纏う。
ここから先はきっと一つの選択の誤りが命取りとなるはずだ。
生きるか死ぬか、静騎一人に仲間の命総てを背負わせてしまっていることに果てしない後ろめたさを覚えるが、自分がついていったところで足手まといにしかならないことは目に見えている。
だからこの慚愧は甘んじて受け入れる。いつの日か必ず彼の助けになってみせると、胸に誓って……。
「行きましょう。ここからが本当の正念場よ」
というわけで結構な尻切れトンボですが、ようやく主人公真の覚醒です! いやぁ今回のお話は敵さんばっか目立ってましたからねぇ。こっから挽回しますよ挽回! そして次回の更新について、本来ならばいつも通り再来週となるのですが、前書きにもあるように今回更新予定だった部分の一部しか掲載できなかったので、残りを来週12/11更新とさせていただきます。間に合わせます、頑張ります。グロリアスマーチ第一部ももう佳境ですからね。それでは今回も読んでいただきありがとうございました! また来週の更新をお待ちください!