魔〇塔士リプレイ①
以前断念した〇界塔士リプレイ。
1の原作と2のリメイクを基に設定を考案してたんですよ。
無駄にしたくないので紹介です。
・世界観設定
世界初のVRゲームマシンが開発された。しかし、まだMMOをVRにするには技術が足りない。
ある意味当然だが、まずは通常のオフラインのVRゲームが販売される事になる。
オフラインとはいえ、その臨場感は本物だった。テニスやサッカーなどのスポーツや戦闘機やロボットを操作するシミュレーションゲームは特に人気だった。一方で某エージェントゲームや無双ゲームの様に、人を殺すゲームは時期尚早とされ販売されなかった。
そして遂に初のVRRPGが販売された。その中には、日本のRPGの始祖の1つとも言えるあるゲームがリメイクされて並んでいた。そのタイトルの名は『VR魔界〇士SA・GA』。スク〇アのRPGの原点となった作品が、その日復活した。
・ゲーム設定
世界の 真ん中に 立つ塔は
楽園に 通じている という
遥かな 楽園を 夢見て
多くの 者達が この塔の秘密に 挑んでいった
だが 彼らの運命を 知る者は 無い
そして 今また 一人
全23階層ある巨大な塔に挑む冒険者、それが主人公とその仲間達。
主人公はアドベンチャーズギルドで3人の仲間を選び冒険に旅立つ。
StはHP、力、素早さ、防御、魔力の4つでスキルや武器は回数制。
選べる種族は3種類となっている。
人間
・通常の人間。特殊能力を持たず魔力を持たない。戦闘をこなしてもStは上昇せず、店で購入するStUPアイテムを使用する事で強くなる。攻撃も武器頼み。しかし、大量のアイテムを装備でき、金さえあれば一気にパワーアップできる。
エスパー
・特殊能力者。装備スロットの半分がスキル欄となっている。戦闘に勝利する事でランダムにStが上昇し、スキルを覚える。スキルはモンスターのものと共通で、魔力があるため魔法も使える。ただし、StUPアイテムは使用できないので急速なパワーアップは難しく、強力なスキルがすぐ手に入るとも限らない。
モンスター
・理性を持ったモンスター。Stは同種族の敵と同じで、戦闘後にランダムで落ちる肉を食べる事で様々な種族に変身する。上手く肉を食いつなげば序盤でも上位のモンスターに変身できるが、上手くいかないと周辺の雑魚より弱いモンスターになってしまう。最高位のモンスターは、後半のボスの肉でしか変身しない。最高位のモンスターは敵では出現せず、ランクが落ちることも無い。
これらが原作の設定だが、リメイクによって変更がなされている。
人間はエスパー同様に戦闘でStが上昇するようになった。人間はHP、力、素早さが上昇しやすく、エスパーは魔力が上昇しやすい。逆に人間は魔力が上昇しにくく、エスパーは力が上昇しにくい。防御はどちらも上昇しにくい。StUPアイテムの販売はされなくなった。
Stは戦闘中の行動によって上昇する項目が決まる。力系の武器を使えば力が、魔法を使えば魔力が上昇する。エスパーのスキルはランダムに変更されていたが、スキルスロットの1番下のスキルのみが変わり、それ以外は保存される。そして新たな所属『メカ』が追加され、モンスターは『バイオロイド』に変更された。
メカ
・いわゆるロボット。プレイヤーはメカ自体を自分の身体として操作する『人工知能タイプ』と、シミュレーションゲームのように操縦席で操作する『操作タイプ』を選択できる。脚部はホバー形式で水上や悪路でも機動力を保持できる。Stは戦闘では上昇しないが武器や防具を装備する事でStが上昇する。
装備した武器は使用回数が半分になるが、スキル扱いとなり宿屋で回数が回復する。
また、〇麻痺/毒を固定で所持し、プログラムを装備する事でスキルを発現できる。
バイオロイド
・VRにおいては、人間とはかけ離れた形状アバターの操作による弊害が常に指摘されてきた。単純に一部のVR高適合者以外、上手く動かせないという事情も加味され変更になった。一言で言えば人造人間やホムンクルスのような種族であり、モンスターを倒すとそのスキルをランダムで1つ奪う事が出来る。Stも倒したモンスターのStに自分より高いものがあった場合、そのステータスを自分のモノにできる。
・属性について
驚くべき事に、このゲームには既に属性と耐性の概念が導入されていた。やや未分化な点もあるが、現在とほぼ変わらない分類訳がされている。弱点は✖、耐性は〇で表示され、弱点はダメージ2倍、耐性はダメージ無効となっている。また、複数の属性をまとめた耐性も存在する。
炎:【ほのお】、【ファイア】などに代表される火属性。
骸骨や幽霊などのアンデッドに有効で、魚やタコなどの水生系に効きにくい。
冷気:【れいき】、【ブリザド】などに代表される氷属性。
トカゲやサイ(大型四足獣)などの爬虫類、昆虫、植物タイプに有効で、アンデッドに効きにくい。
電気:【いなづま】や【サンダー】に代表される電気属性。
魚やタコ、カニといった水生系に有効で、耐性を持つ種族は特に無い。
毒:【どくぎり】、【クラウダ】などの攻撃魔法の他、毒の状態異常もこの属性。
生物系全般に有効(弱点ではない)で、アンデッドには効きにくい。
地:【地震】など一部のスキルが持つ属性。飛行系のモンスターには効かない。
ダメージ:炎、冷気、電気、毒、地の複合属性。耐性のみ存在し、高位のモンスターの一部が所持する。
武器:属性を持たない武器全般を指す。高位のモンスターには耐性を持つ者がいる。
〇武器はダメージを半減させるが無効化するわけではない。
麻痺:マヒ、眠り、混乱、呪い、即死は全て麻痺属性。アンデッドや無生物に耐性持ちが多い。
麻痺/毒:耐性のみが存在する。麻痺に加え、毒も無効化する。アンデッドや無生物に多い。
石化:【石化睨み】や【ブレイク】が持つ属性。事実上の即死。高位モンスターでも耐性持ちは少ない。
変化:耐性のみが存在する。武器、毒、麻痺、石化の複合属性。高位モンスターの一部が所持する。
全て:耐性のみが存在する。〇ダメージと〇変化の複合耐性。
大ボスが所有し、通常モンスターは所持する者がいない。
これらの属性が戦闘におけるメインとなるが、これらに当てはまらない無属性のスキルも存在する。
無属性攻撃:【フレア】、【サイコブラスト】、【竜巻】、【渦潮】などが当てはまる。
全体攻撃で威力が高く、どんな敵にも効果がある強力なスキル。
ただし、どれも使用回数は少ない。
吸収:高位アンデッドの使う【ドレインタッチ】やスライム系の【溶かす】が当てはまる。
防御を無視し、ダメージ分回復する強力なスキル。
これを持つので下位でもスライムは手強い。
回復系:単体回復の【ケアル】、全体回復の【ヒール】、状態回復の【治療】、
蘇生の【レイズ】がこれに当たる。
一部モンスターは自分のHPを全回復する【復活】と言うスキルを持つ。
消滅:スキル【自爆】や最終兵器『波動砲』がこれに当たる。
文字通りモンスターを一撃で全滅させることができる。
ただし【自爆】は使用者が死亡し、どちらもボスには効果が無い。
【自爆】を使う敵はいない。
テレポート:踏破した好きな階層に移動できる。『ドア』というアイテムと同じ効果。
補助系
テレパシー:回避率が上がる。全体版は【影分身】。4人プレイのVRゲームになった事の影響は?
サイコバリア:全員の防御を上昇させる。
スーパーパワー:自分の力を一時的にMAXにする。
ボディアーマー:自分の防御を一時的にMAXにする。
不意打ち:先制攻撃を取りやすくなる。逆に【警戒】や【予知能力】は敵の先制を発生しなくする。
再生:毎ターンHPが自動回復する。プログラム『自己再生』を装備する事で、メカも覚える事が出来る。
この他に、細かい能力アップ、ダウンスキルなどが存在する。初代SA・G〇には良く解らないスキルも多く、使い道に悩んだものだ。しかし、2では大幅に修正され、そういったスキルは消えていった。
【スーパーパワー】や【ボディーアーマー】などは使い方次第では恐ろしいスキルだったのだが。
何しろ、魔界〇士のレジェンドNo1はラスボスに即死武器が効く事だ。その武器『チェーンソー』は力系の武器である。つまり【スーパーパワー】⇒『チェーンソー』のコンボは神をも殺してしまったのだ。
2ターン耐えるだけのHPがあれば、それ以外のStが初期値でも勝てる。もはやバグである。
実際、魔界塔〇にはバグが多かった。しかし、プラスに働くバグも多く、達人たちはそれを使いこなして塔を駆け上ったのだ。ああ、懐かしい……。
次回は装備品についてです。
あ~、リプレイ書きたいけど色々引っ掛かりそう。
初代ペル〇ナとかも書きたいな~。
まず雪の女王編をやる。その後、学校の守りを黛、綾瀬、桐島、上杉にまかせて、主人公と南条がセベクに突撃って感じで。
魔界塔〇もそうだが、古いけどいいストーリーとシステムのゲームなんですよ。
最近のRPGはムービー見せられてるだけのようなゲームが多くて……。