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登場人物紹介

※盛大なネタバレを含んでいますので読んでから見る事をお勧めします。

~登場人物紹介~


【ルファス・マファール】♀(中身は♂)

本編主人公。

200年前に世界を制覇した天翼族の女性。475歳。

翼に美醜の比重を傾ける天翼族であろうと認めざるを得ない絶世の美貌と禁忌の黒翼を併せ持つ。

その戦闘能力は元々世界最強レベルだったが、全体的に質が下がったこの時代においては最早一部の実力者以外は太刀打ち出来ないとされている。

覇道十二星天という直属の部下を持っていたが、全員が散り散りになってしまった為それを集めるべく旅に出る。

単騎で回復、支援、攻撃をこなせるが最も得意とするのは武器を用いた近接戦闘。と本人は言っているが普通に素手でも強い。

その中身は『エクスゲートオンライン』というゲームをプレイしていた日本の一般男性であり、ルファスは彼の育てた自キャラ。

突然ゲームの世界の、しかも200年後に来てしまった事で戸惑いを隠せない。

名前の由来は悪魔のマルファスとハルファス。


本来のルファスの性格は冷酷残忍。

人類の未来を憂う一方で敵対者には慈悲がなく、魔神族は女だろうが子供だろうが例外なく晒し首とした。

また、自らの敗北や女神による小細工を200年前の時点で予期していた節があり、何人かの部下にはあらかじめ命令を伝えて水面下で動かしている。

どこまで彼女が女神の真意と目的を掴んでいたのかは現状誰にも分からないが、それをルファスが理解した時がこの物語が最終ステージへ進む時である。


【ディーナ】♀

ルファスの参謀を務める女性。一応本作メインヒロイン。

海を溶かしたような淡い青色の髪を持ち、誰に対しても丁寧な口調で接する。

200年間の知識が欠落しているルファスを支え、彼女を陰ながら支援する心強い存在。

元々は拠点を建造した際に適当に配置した人型オブジェであり、固定名すらなかった。

――と、いうのは真っ赤な嘘。実際はルファスの部下などではなく、ルファス同様に現実から転移してしまった『テストプレイヤー』。

種族はハーフエルフであり、数多くの魔法を使いこなす。

また、魔神族七曜の一人である『ウェヌス』としての顔も持ち、魔神族を裏から操りルファスにぶつけていた。

しかしそれだけでは説明出来ない部分があり、ルファスは彼女を『女神のアバターか腹心の部下』と考えていた。

得意とする属性は水と金。

その真の正体は……。

名前の由来はアフロ『ディー』テ+『ヴィーナ』ス+月の女神ディアナ。



―覇道十二星―


【アリエス】一応♂

覇道十二星天の一人。『牡羊』の星を司る。

普段は愛らしい少女の姿(♂)だが、その本性は全長100mを超える虹色に輝く羊の化物。

元々は狩られる為だけに存在していた超弱小モンスターであり、全体的なステータスに恵まれない。

それだけに己を強くしてくれたルファスを心より慕い、それを奪った人類への復讐で暴走していた。

直接的な攻撃スキルはそれほど持たず、どちらかといえば支援向きのスキルを多く持っている。……という割にはガンガン前に出て普通に格闘戦をする。

得意技はは己自身を炎の化身と変えて接触するだけで割合ダメージを与え続ける『メサルティム』。

しかし何故か放射状に発射したり、火球にして発射したりと応用が効く模様。それ、そういうスキルじゃねーから。

好物はトウモロコシ。

アイゴケロスと仲がいい。


【リーブラ】♀(正確には女性型であり、性別はない)

覇道十二星天の一人。『天秤』の星を司る。

見た目は美少女だが、その正体はミザールが造り出したミズガルズ最強のゴーレム。

数多くの銃火器を使いこなし、両腕にはメインウェポンとも呼べる超兵器を内臓している。

感情と呼べるものは彼女には存在せず、情も慈悲も持ち合わせていない。

一度敵と判断した相手はどこまでも追い続けて確実に仕留める追跡殺戮マシン。

最大技は敵全体に不可避の固定ダメージを叩き込む殲滅兵器『ブラキウム』。

身体の内部に天力と魔力を極限まで圧縮した宝石を組み込んだ試作型のエクスゲート生成機関を内臓しており、自らの許容量を超えた武器や弾薬を隠し持つ事が出来る。

ルファス復活後にアストライアという新武装を得て、ますます凶悪化した。

スコルピウスと仲が悪い。


【アイゴケロス】♂

覇道十二星天の一人。『山羊』の星を司る。

種族はロード・デーモンであり、この世の地獄と呼ばれるヘルヘイム出身。

魔神族よりも邪悪とされる悪魔の頂点に立つ魔物であり、血と恐怖と死を愛する。

ある意味では彼こそがミズカルズにおける本物の魔王。

ルファスが絡むと間抜けになるが、基本的には冷酷非道。他者の命をゴミ程度にしか考えていない。

ルファスが彼を十二星に加えたのも、その戦力に期待してというよりは放置すると魔神族以上に危険だからであり、監視と制御の為に捕獲したというのが実情。

得意技は回復不可能の大ダメージを与える『デネブ・アルゲディ』。

そんな恐ろしいモンスターだが好物は草。所詮は山羊である。

似た系統の魔物だからなのか、アリエスと仲がいい。

しかし2巻挿絵でアリエスをひん剥いている時の姿は変態そのものであった。


【パルテノス】♀

元・覇道十二星天の一人。『乙女』の星を司っていた。

かつては女神に仕えていた一族の長であり、女神こそが絶対の正義と妄信していたがルファスと出会う事で世界の真実を目の当たりにする。

以降はルファスの腹心となり、女神の事を知る数少ない人物として重宝されていたらしい。

回復と支援天法の達人であり、直接の戦闘力こそ十二星最弱であったが彼女がいるだけで全体の戦力が大幅に向上していた。

200年が経過した現在においては故人だが、それでも亡霊となってこの世に留まりルファスの帰りを待ち続けていた。

後継者のウィルゴに『乙女』の座を譲り、今はヴァナヘイムで隠居中。

一瞬の間さえあれば四つまで術を同時行使出来る支援チート。


【ウィルゴ】♀

覇道十二星天の一人。『乙女』の星を司る。

十二星の新顔であり、そのレベルも最も低い。

明るく優しい天翼族の少女であり、曲者だらけの十二星の中では最も棘がなくマトモな性格をしている。

十二星やルファスにとっては可愛い妹分のような存在であり、いるだけで結構癒しになるらしい。

ルファスとしては是非このままでいて欲しいと思っているが、本人は変わりたいと思っている。

禁断の実を食べたわけでも魔物を虐殺したわけでもないのに何故かレベルは300。彼女も何か出生に秘密がありそうな気がしないでもない。

どうでもいいが彼女の特徴である『純白の翼』を持つ者は作中にもう一人いるが、その関係は不明のまま。

得意技はマナを消失させる『ヴィンデミ・アトリックス』。

アルフヘイムでの戦いを経て、パルテノスから正式に力を継承。レベル1000勢の仲間入りを果たした。


【カルキノス】♂

覇道十二星天の一人。『蟹』の星を司る。

見た目はイケメンで第一印象は『出来る男』。

しかし実際は間の抜けた馬鹿であり、防御と盾以外は無能と仲間に言われてしまう不遇枠。

頑丈なのをいい事にリーブラからは容赦のない突っ込みを受ける事もある。

ルファスと出会うまでは各地を転々としながら店を経営していたらしく、日常においては貴重な料理担当。

しかし蟹と偽ってバロメッツを出したりするなど、彼の料理はどこかおかしい。

戦闘においてはひたすら防御とカウンターに特化しており、それ以外は何も出来ない。

しかし防御に徹した彼は誰よりも優秀な盾であり、カウンターと合わせて非常に厄介な存在となる。

得意技は敵の攻撃に必中カウンターを叩き込む『アクベンス』。

人類生存圏の各主要国家に支店を持っている。


【スコルピウス】♀

覇道十二星天の一人。『蠍』の星を司る。

とてもきわどい格好をした痴女で、ルファス命のヤンデレズ変態ストーカー。

ルファスと出会う前に一国を滅ぼした事もある、アイゴケロスやレオンと並ぶ十二星の問題児。

夜な夜な、ルファスの寝所に忍び込もうとしてはリーブラに撃退されているらしい。

その正体は巨大な蠍の化物であり、毒攻撃を得意とする。

拠点制圧という意味では十二星で最も恐ろしい存在。

得意技は消えない毒を敵に注ぎ込む『シャウラ』と広範囲に毒を撒き散らす『グラフィアス』。


【カストール】♂

覇道十二星天の一人。『双子』の星を司る片割れ。

白い外套を着た海賊風の男であり、指揮能力に優れる。

画面外で勝手に魔神王と衝突し、勝手にやられた。

固有スキルは特にない。


【ポルクス】♀

覇道十二星天の一人。『双子』の星を司る片割れで妖精姫の異名を持つ。

直接の戦闘能力は皆無に等しいが、その代わり死した魂を英霊として現世に復帰させる『アルゴナウタイ』というスキルを持つ。

このスキル込みで考えるならばリーブラ、レオンと並ぶ十二星最強候補の一人。

木龍の封印を守っていたが、女神に洗脳されてルファスと敵対。

その後無事解放されて貴重なブレイン枠として味方入りした。


【レオン】♂

覇道十二星天の一人。『獅子』の星を司る。

紅蓮の鬣を持つ巨大な獅子であり、人間形態は筋骨隆々の大男。

単純な戦闘力ならば十二星最強を誇り、他の十二星のような異能は有さないが、単純に強い。

桁外れのHPは主であるルファスすら遥かに上回り、ルファスもまたレオンが十二星最強であると認めている。

しかし、相性の悪い相手は意外と多いらしく、決して無敵というわけではない。


【サジタリウス】♂

覇道十二星天の一人。『射手』の星を司る。

意外と忘れられがちだが、彼は物理的な矢だけではなく攻撃魔法も得意としている。

不可避の矢である『アルナスル』は空間を超えて必ず対象に突き刺さる脅威の技。

見えてさえいれば、その距離が数光年離れていようが必ず当たる。

下半身を露出しっ放しの変態。


【タウルス】♂

覇道十二星天の一人。『牡牛』の星を司る。

土龍の封印を守っている。

本名はアステリオス。この名前を知るのはルファスのみのはずだが、そのルファスがエクスゲート発動時に人前で堂々と彼の名を宣言してしまっているので実は十二星は全員彼の本名を知っている。

よくタウロスやタウリスと間違えられる。

固有スキルは現在発動・持続しているものであればスキル、天法、魔法を問わずに破壊して強制終了させるご都合主義破壊の一撃『アルデバラン』。


【アクアリウス】♀

覇道十二星天の一人。『水瓶』の星を司る。

火龍の封印を守っている。

その正体は意思を持つアイテムであり、水瓶そのものが本体。

水瓶からは自らのアバターである幼女を出しているが、こちらは分身なのでいくら攻撃されても全く問題がない。

いい加減な性格で、人の名前を覚えないばかりが自ら動く事すらせず運び手のガニュメーデスに持ち運ばせている。

どうでもいいがこの水瓶は見た目に反して大量の水を(物理法則を無視して)貯め込んでおり、その重量は10トンを超える。


【ピスケス】♂

覇道十二星天の一人。『魚』の星を司る。

本名はエロスでその正体はアロヴィナスが創り出した意志を持つ魔法。

見目の麗しさを重視し、醜い者を軽蔑する。

海の統一国家スキーズブラズニルの王であり、ミズガルズの七割が彼の支配圏。

宮殿を好みのタイプの女人魚で固めてハーレムを築いているエロ男。

ルファスに惚れているようで、実はハーレムに加える女人魚達もどこかルファスに似た部分があるらしい。

女に化けたサジタリウスに騙された過去があり、サジタリウスを毛嫌いしている。



―七英雄―


【メグレズ】♂

かつてルファスの支配より世界を救ったとされる7英雄の一人。眼鏡をかけた知的な美形。

エルフの魔法使いで、人々からは『賢王』と呼ばれ慕われている。

学問と魔法の国であるスヴェル国を建設した初代国王で、隠居した今でも絶大な発言力を持つ。

夢見がちだが生真面目という面倒くさい性格をしており、大胆な行動をするくせに後になって悩む。

ず太いのか繊細なのかハッキリしろ。

200年前はルファスの友人であり、同じ道を歩んだ冒険者仲間だった。

当時からエルフが堂々と歩ける国を作るという夢を抱いており、それを見事実現した形になる。

ルファスと袂を分かった今でも本当に己の行動が正しかったのかと自問を続けており、人類が追い詰められた事に深い後悔と責任を感じているが、その割には墓荒しを推奨したりする。

案外図々しい男なのかもしれない。

図書館に7英雄の批判本が揃っているのも彼が揃えさせたからであり、心の奥底では尊敬や称賛をこの上ない苦痛に感じていた。

ドM疑惑がある。


【メラク】♂

かつてルファスの支配より世界を救ったとされる7英雄の一人。痩せこけた男。

天翼族の国であるギャラルホルンの建国者。人々からは『天空王』と呼ばれる。

天翼族の王であり、生まれながらにして地位を約束されていた。

しかし自信がなく、常に他人の顔色を伺って強く出れない性格が災いしてあまり人の上に立つのには向いていない。

どちらかといえばルファスのようなリーダー気質の者を近くで補佐する事で真価を発揮するサポート型。

自らは王に相応しくないというコンプレックスを抱き、メグレズよりも更に打たれ弱い。

どっち付かずでハッキリしない態度は自国民からも非難されており、内戦を招いてしまった。

200年前にルファスを討ってしまった事を心から悔いており、自分は無能だと常に自分を責めている。

割と図々しいメグレズとは違い、放置するとどこまでも沈んでいく非常に面倒臭い男。

ルファス曰く『七英雄マジ面倒臭い』。


【ミザール】♂

かつてルファスの支配より世界を救ったとされる7英雄の一人。髭モジャの典型的なドワーフ。

ミズガルズでも並ぶ者のいない錬金術の腕前を称えて人々は彼を『鍛冶王』と呼ぶ。

特にゴーレムや建造物の錬金はルファスでも及ばないほどであり、遂には全高300m、全長1100mというアホみたいな王都ゴーレムを造り出した。

十二星の一人であるリーブラも彼の作品であり、ついでにメイドなのは彼の趣味。

反面、薬などの錬金術は全くの専門外であり、ゴーレムも頑なに金属か岩でしか造ろうとしない。

非常に頑固な親父。

200年前の時点で自分がおかしくなっている事を自覚しており、もしもの時に備えて自分の人格を映したゴーレムを造っていた。

オリジナルのミザールは親友を裏切り、平和な世界を失い、腕も奪われた事で失意に暮れながら最期を迎えた。


【アリオト】♂

かつてルファスの支配より世界を救ったとされる7英雄の一人。逞しい体躯の人間の青年。

ミズガルズ一の剣の腕前であり、『剣王』の異名を持つ。

また『勇者』クラス保持者でもあり、七英雄のリーダー的存在だった。

過去にルファスの世界統一の夢を笑い、本当にそれが出来たら鼻からパスタを喰ってやると大言を吐いて実行する羽目になった事がある。

パスタは元々好物だったが、この一件以降は嫌いな食べ物になってしまったらしい。

魔神王に敗れた後は己の命を使い果たしてレーヴァティン全体を護る結界を張り、永遠の眠りについた。

実はルファスに気があったらしい。


【ドゥーベ】♂

かつてルファスの支配より世界を救った7英雄の一人。白熊の獣人。

語尾にベアーと付けて話すが、実は意識してキャラ付けをしているだけで時々語尾を間違える。

性格は温厚だが、背を向けて逃げる相手を本能的に追いかけてしまう悪癖があるらしい。

やはり熊は熊。


【フェクダ】♂

かつてルファスの支配より世界を救った7英雄の一人。小人族。

七英雄の中では最も影が薄かった。


【ベネトナシュ】♀

かつてルファスの支配より世界を救ったとされる7英雄の一人。白銀の髪の美少女。

『吸血姫』の異名を持ち、ルファス台頭以前の人類最強の存在であった。

他の七英雄と違い、ルファスと出会う以前から高レベル入りを果たしており、大陸一つを滅ぼす事で自力でレベル600まで到達した化物でありルファスすら上回る歴史上最多殺戮記録保持者。

殺した魔物や魔神族、人間の数はルファスの10倍以上に及ぶ。

七英雄最大の問題児であり、他の6人と異なり彼女だけはルファスを討った事を微塵も悔いていない。

それどころか、自分の手で殺せなかった事を心から悔いているほど。

また、他の英雄と違い全盛期の力をそのままに保持しており、その戦闘力は衰えていないどころか増大している。

ルファスの事を異常なまでにライバル視し、自らの手で殺す事を最大の目標としている。



―勇者陣営―


【南十字瀬衣】♂

地球の日本より召喚されてしまった哀れな被害者。

旅立ち早々ルファスと魔神王の挟み撃ちに遭う等ロクな目に合わない。

かつて警察官だった父親を尊敬しており、その父親が無実の人間を逮捕してしまった事で力を持つ事、振るう事に過剰なまでの慎重さを見せる。

ルファスを倒す為に召喚されたが、銃口を向ける先を間違えてはならないという信念の元独自の行動をし、和解の道へと入った。

戦闘力は低いが芯はしっかりしており、弱い事を自覚しながらも卑屈にならず出来る事を探す事が出来る。

こう書くと勇者に相応しいしっかりした子なのだが、召喚された世界が悪すぎた。

ミズガルズでさえなければ活躍出来ただろう。


【ガンツ】♂

スヴェルでルファス達と出会った気のいいオッサン。世界最強の傭兵と呼ばれる。

魔神族との戦いで妻を亡くしており、一人娘のアルフィを溺愛している。

全く似ていないが別に養子とかの凝った設定などなく、単なる遺伝子の不可思議である。

勇者一行の中では最もルファスへの理解を示している。


【フリードリヒ】♂

世界最強の剣聖(笑)。

虎の獣人で見た目だけは強そうだが、完全にインフレに取り残されてしまった。

身の危険を感じると我先に逃げ出そうとする、とても情けない虎。

最近温泉を掘り当てた。


【女騎士】♀

ゴリラの獣人……ではなく、純然たる人間。

弱き者の為ならば格上にも立ち向かう高潔な心を持ち、その物腰も穏やかで丁寧。

決して感情的にはならず、常に冷静に判断を下す。

またフリードリヒの言葉を理解し、通訳もこなす。

こう書くと凄いマトモな人で実際マトモなのだが、見た目が全てを台無しにしている。


【クルス】♂

物語の最初にルファスを召喚してしまい、腰を抜かしていたエルフ。

その後勇者一行に加わり、主に驚き役として地位を確立した。

これでもレーヴァティンでは並ぶ者のない魔法、天法の使い手であり人類でもトップクラス。

王の相談役を務め、まごう事なきエリートであった。

しかしエリート故の打たれ弱さを持ち、想定外の事態に陥るとすぐにパニックを起こしてしまう。

豆腐メンタル。


【ジャン】♂

王墓編でルファスと知り合った冒険者で、『鷹の瞳』のリーダー。

一体どの辺が鷹で、どの辺が瞳なのかは不明。多分響きの恰好よさで適当に決めたのだろう。

相手が何だろうと臆さずに挑む馬鹿であり、突撃してはすぐに返り討ちに遭う。

瀬衣とは何だかんだで打ち解けている。

また、ルファスの事もそこまで恐れてはいない。


【カイネコ】♂

ドラウプニル編以降勇者PTに加わった猫の獣人。騎士団の団長を務めておりそこそこの実力を持つ。

その見た目は二足歩行の猫そのものであり、相手が猫好きならば無条件で勝利出来る。

実はルファスに対しても有効。

本人は剣士のつもりだが、剣なんか振り回しているよりも猫パンチでもして相手を萌えさせている方が余程PTに貢献出来る。


【ニック】♂

『鷹の瞳』の一人でライトウォーリア。

割と常識的だが影が薄い。

ドラウプニルで亜人との戦闘の際に重症を負い、PTから離脱した。


【リヒャルト】♂

『鷹の瞳』の一人でヘビィウォーリア。

片言のような話し方をしてキャラを立てようとしていたが立たなかった。

ドラウプニルで亜人との戦闘の際に重症を負い、PTから離脱した。


【シュウ】♂

『鷹の瞳』の一人でアーチャー。

敬語でキャラを立てようとしていたが、既に敬語キャラは沢山いてややこしいだけだった。

ドラウプニルで亜人との戦闘の際に重症を負い、PTから離脱した。


【アルフィ】♀

スヴェルの魔法学園に通う天才女子。

この年齢でレベル40を突破し、将来は宮廷魔術師かと期待されていた。

しかし勇者一行へ入り、化物同士の戦いを目の前で見てしまった事で現実を理解。化物から見れば自分など塵でしかない事を痛感してしまい、自信喪失して離脱した。

その後、レーギャルンで再登場するもPTに戻る事はせずにそのまま町に留まった。



―魔神族―


【オルム】♂

魔神族の頂点に立つ魔神王。ゲームでは魔神王さん(笑)とか言われていた。

200年前にルファスと直接戦わなかったのはルファスを恐れていたからとされ、実際に本人もそれを認めている。

しかし決して弱いわけではなく、ベネトナシュを除く七英雄6人を同時に相手にして勝利し、呪いまでかけている。

過去には邪神や巨神と名乗り、幾度も人類を追い詰めては歴史上の勇者達に敗れた振りをして致命傷を与え、そして名前を変えて何度も姿を現してきたミズガルズの『悪役』。

しかし今では女神と異なる目的で動いているらしく、独自の判断で行動している。

その正体はミズガルズにおける神の代行者である龍の一角である月龍。


【テラ】♂

魔神王が自らの魔力で生み出した彼の息子とも呼ぶべき存在。

魔神族ではあるがその外見は人間に酷似した美青年。

魔神族の存在意義に疑問を抱き、呪われた宿命からの解放を目指して行動を開始した。

ルーナに惚れているが、それを口には出せないでいる。

ムッツリスケベ。


【ソル】♂

魔神族七曜の一人。日を司る。

その正体は日龍(天龍)のアバターであり、自我に目覚めている。

レベルも1000に到達し、その戦闘力は獅子王レオンにすら匹敵する。

自意識過剰であり、好戦的な性格をしている。


【ルーナ】♀

魔神族七曜の一人。月を司る。

テラの想い人であり、彼女もテラに思いを寄せている。

直接的な戦闘力は七曜で最も劣るが、影に潜んでの暗殺や諜報活動を得意とする。

実はメルクリウスからも惚れられていたが、彼女はそれに気付いていない。


【メルクリウス】♂

魔神族七曜の一人。水を司る。

テラやルーナとは幼馴染であり、立場上は部下と上司の関係であったが同時に友人同士でもあった。

ついでに恋敵でもあったのだが、当のルーナがテラしか見ていなかったため勝負の土俵にすら上がれなかった哀れな男。

魔神族の正体にそれとなく気付いており、その為焦って独断専行に走った挙句ルファス一行とエンカウントしてしまい玉砕してしまった。


【ユピテル】♂

魔神族七曜の一人。木を司る。

ギャラルホルンを陥落させる為に暗躍しており、白翼派と混翼派を煽って内戦一歩手前まで追い詰めていた。

しかしウェヌスの姦計に嵌められてルファス一行とエンカウントしてしまい、その中でも相性最悪のリーブラと交戦する事になってしまった。

無論勝てるわけもなく、散々追い回された挙句に心をへし折られて最後は首を落とされて死亡した。

恐らく作中一番可哀想な目にあった人。


【ウェヌス】♀

魔神族七曜の一人。金を司る。

その正体は魔神族のスパイとして潜り込んでいたディーナであり、最初から魔神族を内部崩壊させる為に行動していた。

テラに問い詰められ、魔神族から離反して姿を消した。


【サートゥルヌス】♀

魔神族七曜の一人。土を司る。

現状では出番が殆どなく、むしろ今更登場してもどうにもならない程にインフレに取り残されてしまった人。

ぶっちゃけ彼女は実はレベル1000だったなんてオチもなく、普通にレベル300。これからどうしろと。


【マルス】♂

馬鹿。


【プルートゥ】♂

レベル420のそこそこ強かった魔神族。

七曜への誘いを蹴り、暗黒大陸で街造りに励んでいた。

200年前を知る数少ない生き残りであり、人類生存圏が化物の巣窟である事も知っていた。

自分が実際には大したことのない存在であると自覚しており、いつか偽りの繁栄が終わる事も分かっていたらしい。

ネクタールへちょっかいを出していたのも、ただの市民へのご機嫌取りであり実際には本気でアクアリウスと喧嘩をする気など全くなかった。

要は戦っているフリだけをして支持率を維持していただけであり、アクアリウスもその事は分かっていたから本気で相手にしていなかった。

最期は予期した通りにアリエスの炎に焼かれて死亡した。



―女神陣営―


【アロヴィナス】♀

美と愛を司るとされるミズガルズの最高神。全ての黒幕。

あまりに絶大過ぎる力を持つ事から、彼女が顕現するだけで宇宙が崩壊するとまで言われている。

つまり強すぎるが故に舐めプせざるを得ない状態であり、『龍』の使用ですら彼女にとっては世界を壊してしまわない為に“弱い駒を動かしている”に過ぎない。

他者の記憶や認識、思考を操る術に長け、二百年前は七英雄とルファスを争わせた。

その戦闘能力は無限。


――と、書くと狡猾な神に見えるのだが最近はどうもポンコツな部分が目立っている。

意外と悪口に弱く、罵られただけで精神的なダメージを受ける。

また、ミズガルズのバグっぷりには実は彼女自身が一番頭を抱えているらしい。

別名、駄女神アホヴィナス。


【天龍】♂

世界の調停者である龍の一角にして、五龍の纏め役を務める。

龍の中では最も好戦的な性格をしており、常に他の龍と戦いたいと思っていた。

強者には敬意を払うが一方で弱者の事は塵程度にしか考えない傲慢さを持つ。


【火龍】♂

世界の調停者である龍の一角。

体表温度は太陽の表面温度すら上回り、生半可な者では近付く事すら出来ない。

龍の中では最も往生際が悪く、多弁。


【木龍】♂

世界の調停者である龍の一角。

雷撃と風を自在に操り、吐息一つで世界中に花を芽吹かせる事も可能。

性格は飄々とした爺であり、これでも龍の中ではまだ話が通じる部類。


【土龍】♂

世界の調停者である龍の一角。

重力を自在に操る力を持ち、引力や斥力をも使いこなす。

本気を出した時の破壊規模は五龍最強。

龍の中では最も尊大で、そして地味。

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