訪問者?
その日の夜だった。
俺は疲れて寝ていた筈なのになんとなく目が覚めてしまったんだ…
「ふぁ〜…眠ぃ」
ガタガタ…
そう窓のなる音が聞こえてきて周りに寝てる奴らを見ても誰も反応しない。
はぁーしょうがないから見てくるか。
そうして窓のそばに近づくとものすごく黒い烏がいた。
まぁ変なセリフに聞こえるかもしれないがそうとしか形容できないんだ。
そうだな。黒色というよりも闇を固めたという方がしっくり来るだろうか?
そんな烏が月明かりを浴びてまっすぐ俺の事を見ているんだ。
なんだよこのホラー!!
ま、まぁ何もしないしほっておこうか。
え?べ、別にビビってねぇ〜し。死霊魔法使うけど実はお化けとか怖いとかじゃねぇ〜し。
はぁ〜一人でこんなことやってても馬鹿らしいな。
そう思いながら窓を開けて追っ払おうとしたその時だった。
「ヤットミツケタ…ボクタチ…ハルカニ…シノグサイノウヲ…」
「か、烏が喋っただと…」
「エッ…ソコナノ?ナイヨウ…ジャナクテ…ソコナノ?」
とまぁ少しふざけると慌てるような可愛いカラスである(笑)
まぁ色が気持ち悪いけどな。
「折角喜んでいるところ悪いが帰ってくれ眠いんだ。」
「チョッマッテ…キミ…ネクロマンサー…ダヨネ?
センパイ…タテルベキ!」
「申し訳ないが喋るカラスに知り合いなんていないな。」
まぁ言いたい事はわかる。
こんな変な色の烏で俺のことを後輩と言うのだからな、
「アウ…ハジメテ…デモ…キミ…ネクロマンサー…ダカラ…ボク…センパイ。」
「はぁーわかった。どうせ目が覚めてしまったところだ。
話を聞こうじゃないか。」
変なカタコトで話やがるカラスの言葉をまとめるとこうだ。
まず
この変な烏はアンデットであり主はネクロマンサーの集団のリーダーらしい。
そこでは日々新しいネクロマンサーを探したりお互いの魔法を高め合ったりなどをしていて、少しでもネクロマンサーが生き残れるような活動をしているらしい。
そこで見つかったのが俺だったというこであり、さらに俺には才能があり素質だけならその集団の誰にも負けないらしい。
またこの烏は隠匿、鑑定、感覚共有を持っているからうまく使って欲しい。
そして組織に所属してもらいたいということだ。
正直に言おう俺の気持ちを。
「めんどくさい。だが烏はもらおう。」
そう言いながら俺は普段から持ち歩いている糸を魔力で強化してカラスの首をはねた。
さぁーってと楽しいアンデット制作タイムだ(笑)
今回は改造を行おう。
こいつは名前は偵察機としてステータスはスピードと体力に特化させるか。
偵察機
level 53
体力 20
魔力 0
筋力 0
早さ 20
防御 0
特攻 0
特防 0
レベルたけーなおい(笑)
さて、これで新しい死体をしっかり探してきてもらおう。
今度魔法特化つくってアンデット量産しようかな〜
スキル付与するの魔力かかり過ぎるんだよな〜
まぁとりあえず寝るか!
おやすみ!