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No10
欲しいもの
読みかけの本を机に閉じて
ため息またひとつ落としてしまう
本の中には愛がいっぱいで
私に対する当てつけにもみえて
なにもなくただ静かに過ぎる日々に
確かな何かを探してみたい
旅立つあなたをそっと見送るには
少しの涙は許して欲しい
愛を誓ったリング外して
私の頬には涙がつたう
外した指には白いあと
見つめる瞳にまた涙が溜まる
なにもなくただ静かに過ぎる日々に
確かな何かを探してみたい
とどまる私がそっとつぶやくのは
もう一度この愛を取り戻したい
夕陽が終わると夜のとばりが
私のからだを虚しくつつむ
せめて小さな灯りぐらいは
心の隙間に灯させてよ
なにもなくただ静かに過ぎる日々に
確かな何かを探してみたい
今の私が欲しいものは
悲しみじゃなくぬくもりなの
もうすぐ夏の日差しのなかを
おしゃれして飛び出そう
人混みの中に入っていけば
みんなのぬくもり感じれるかしら
青と白の空の下で
新しい恋もきっと始まる
だけど指にはまだ白いあと
なくなるまではあなたを思いたい
本の続きに目をやれば
不思議と笑顔が戻っているの
あなたがもしも戻ってきたら
物語の続きを始めたい
なにもなくただ静かに過ぎる日々に
確かな何かを探してみたい
私は今でもあなたが好きなの
甦る愛を今は信じて




