表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作文  作者: 花見 福馬
10/90

No10

欲しいもの


読みかけの本を机に閉じて

ため息またひとつ落としてしまう

本の中には愛がいっぱいで

私に対する当てつけにもみえて

なにもなくただ静かに過ぎる日々に

確かな何かを探してみたい

旅立つあなたをそっと見送るには

少しの涙は許して欲しい


愛を誓ったリング外して

私の頬には涙がつたう

外した指には白いあと

見つめる瞳にまた涙が溜まる

なにもなくただ静かに過ぎる日々に

確かな何かを探してみたい

とどまる私がそっとつぶやくのは

もう一度この愛を取り戻したい


夕陽が終わると夜のとばりが

私のからだを虚しくつつむ

せめて小さな灯りぐらいは

心の隙間に灯させてよ

なにもなくただ静かに過ぎる日々に

確かな何かを探してみたい

今の私が欲しいものは

悲しみじゃなくぬくもりなの


もうすぐ夏の日差しのなかを

おしゃれして飛び出そう

人混みの中に入っていけば

みんなのぬくもり感じれるかしら


青と白の空の下で

新しい恋もきっと始まる

だけど指にはまだ白いあと

なくなるまではあなたを思いたい


本の続きに目をやれば

不思議と笑顔が戻っているの

あなたがもしも戻ってきたら

物語の続きを始めたい

なにもなくただ静かに過ぎる日々に

確かな何かを探してみたい

私は今でもあなたが好きなの

甦る愛を今は信じて








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ