タイトル未定2026/01/29 18:17
大学の講義が終わり、白田流花と速水渚はお互い伸びをした。
「終わったね」
流花の言葉に笑いながら、渚は言った。
「でも、また新しい課題だよ。一難去ってまた一難」
「ホント。その繰り返し」
そう言い合っていると、二人の男子が側に来た。
二人とも身長が高く、一人は爽やかな男子。
もう一人は、真面目そうな男子。
最近流花と渚と親しくなり、行動を共にするようになった。
「終わった?今から、自習室でディスカッションしようぜ」
爽やか系の佐野が、流花と渚に言った。
「どうする?」
渚が、流花に聞いてきた。
「う〜ん、一時間くらいなら」
「じゃあ、一時間ね」
自習室で、今日やった講義の復習と来週までに提出する課題を話し合った。
一時間のはずが、二時間過ぎていた。
「これで何とか、課題ができそうだ」
佐野の言葉に、渚が言った。
「もぉ〜すぐ、流花ちゃんあてにして」
「あてにされても、困るよ」
「講師のわけわからん説明より、流花ちゃんの説明の方が、わかりやすい」
四人が笑い合うと、机の上に置いてあった、流花の携帯から着信音が鳴った。
流花は携帯を掴むと、ラインを開いた。
少し笑顔になった流花は、ラインの返事を送った。
送信が終わると、渚が訳知り顔で楽しそうに聞いてきた。
「ライン、誰から?」
「内緒」
「なんだよ。彼氏か?」
佐野の言葉に、笑いながら流花は言った。
「すぐ、そう言う事を言う!なぎちゃん行こう」
流花と渚が立ち上がると、歩き出した。
「田中、何ぼんやりしているんだ。行くぞ」
「あっ、ああ」
前を歩く佐野を、慌てて田中は追いかけた。
歩きながら、前を歩く流花を田中はみつめていた。




