21 観光大使たちの活躍
お互いに情報交流をしながらのアリアスと観光大使たち。
里の近くに空を飛ぶクラゲがいた話になると、観光大使たちが不思議そうです。
「普通にいるけど、珍しいんですか?」と、ビックリマザーの側近。
「そうか・・・普通と呼ぶのか、私的普通は、クラゲは海の中だ」
「「海っ??」」と、複数の声が重なる。
「ぜひ行ったことがあるなら、海の話を聞かせて下さい」と、ビックリマザー。
「私も。私も知りたい。メリコ、海の側の空気苦手な気がする」と、メリコ。
「うん・・・クラゲの話をしてあげよう」
アリアスが物語の一部だ、と言ってクラゲについて語ってくれました。
海にと言う塩辛い深い水たまり
そこにはさまざまな姿を持つ生き物たち
海のそこに近い場所には、光届かぬ。
どのようなものなのか魚たちがたずね、
草たちがクラゲは海の月みたいだと言った。
それを漁師が聞き知り、
以来、「うみのつき」と書いて
海月:クラゲと読む国があるそうな。
「もっと違う字であったりして~」とメリコ。
「近々考えてみよう」とフセン
「ほーう」とアリアス。
「クラゲ花火なんてどうかしら?」とビックリマザー。
「噂に聞いたことがある。甥はクラゲ花火を知らんだろうが。
こちらのクラゲの毒のレベルは?」
「ないよ、なんだったら薬になる」とルーアン。
「なんの?」
「よく分らない。風邪ひいたと思うと食べる高級食材」
その時、突然アホになったフセンが言い出します。
スカイジェリーフィッシュ!
コスモジェリーフィッシュ!
フォーレストジェリーフィッシュ!
・・・どれも同じかぁ~・・・
アリアスが冷静にうなずく。
「違うと、思う」
――
―――――・・・
ビタが先導して行った『石巻』では、
ふたりにアンモナイトの小さな飾りが進呈されました。
ここでは、石巻巻石と呼ばれています。
紐を通してあるその飾りを、首にかけるふたり。
「石巻って言うのは、石が巻いているのかまきまきが石になったのか分からないの」
「違いが分からない」とエリアドル。
「研究してる者達もそう言うわ。今では場所の名前化しているの」
―――――
――
観光のお礼に、と、広場で馬舞を見せてくれるふたり。
高く足をあげる男踊りで、見事な親和性と迫力と魅力です。
集まっている妖精たちは、心から拍手をしました。
少し息の上がったエリアドルが、どう?とビタに聞きました。
「すごかったわ」
「君のために踊った」
「本当なのっ?」
「そろそろ恋人として付き合おう?」
「お花をくれたら考えなくもないわっ。私の気に入るお花をねっ」
「・・・ほう」
側にある花を摘んで渡そうとするエリアドルに、かぶりを振るビタ。
・・・数日、これか、あれか、と花を捧げに来るエリアドル。
かぶりを振るビタ。
ビタの親友ふたりが、ビタに秘密でエリアドルに言いに来ます。
「「多分、紙でできた花だと思う」」
花風車を作ったエリアドルは、それをビタに見せました。
目を輝かせるビタ。
「付き合ってあげてもよくってよ!どうしてわかったのっ?」
側にいたルーアンとフセンが言います。
「「勘」」




