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14 妖精の里の虹色の花



「なんだって!?虹色の花?」



 妖精図書館の中、空想屋係フセンが驚いて椅子から立ち上がります。



「蝶の羽根のビタが見つけた、って」



「さっそくスケッチの用意だっ。知らせてくれてありがとうっ」



「いいって。今、食べれるかどうか食料調達係の調べも入って、


 多分ルーアンも現場に・・・ああ、もういない・・・」



「君は最近、小人から妖精になったこ?」



 妖精図書館の書蟲が聞きますと、


 そうなんです、と


 新入りが言いましたので、


 書蟲は「よろしく」と言って、


 片手を出します。



 新入りと書蟲は、ハイタッチをしました。



 一方、川辺に向かったフセンが見たのは、


 虹色の菊の花でした。



 そこに、恋人のルーアンと友人ビタがいます。



「フセン、すごいよっ、虹色の花!」



「先輩、来て、いる」



 ビタとルーアンの側に、フセンが先輩と呼んでいる


 妖精作家ビックリ・マザーがいます。



「先輩・・・先輩っ」



「あら坊や、聞き付けたんだね。


 こっちに来るといい。


 私の実験は九割成功したに等しい」



 ビックリ・マザーの実験とは、栄養に七色をつけたら


 花は虹色になるのか、なんだそうです。



 そして実験により虹色の花が、咲いています。


 

 フセンは夢中になって、スケッチをしていました。



 菊の花だと言うので、食料調達係たちが吟味しています。



「空想を、食べる」



 ビックリ・マザーがたからかに言いました。



「目の保養のことです」



 ビックリ・マザーの側近が喋って、


 周りから、喋った、と少なからず反響がありました。



「ロマンだよ」



 ビックリ・マザーがそう言うと、側近が、


 こちら予定表です、と周りに示した。



 ――

 ―――――・・・


「わ~、本当なんだ~?」


「なに?すげくなーい?」


 

 しばらくして、参加したい者たちが集まり、虹色の花たちは切り取られました。



 それを水面に浮かべると、


 流水に乗って


 くるくると回転しながら


 遠くに向かいます。



「綺麗だ」


「君も」



 ルーアンはフセンの言葉に驚いて、そして側にいる彼の肩によりかかりました。


 扇子で自分をあおいでいたビックリ・マザーが、感動に目頭を押さえます。



「虹色の花が咲いている・・・」



「ビックリ・マザー・・・すごいです。


 まさに、虹色の花が咲いています。


 あなたの側近になれてよかった」



「ああ・・・夢は託される。愛は伝わる」



 流れゆく花を少し追いかけて遊ぶ妖精たち。



「これって川の流れにそうんだったら、遠くの誰かが見つけて、


 感動したりするんじゃないの?」


 ビタがそう言いました。



 その場にいた者たちが、


「ビーックリ・ビーックリ」と


 こぶしをふりあげ賛同します。


 

 しばらく続いたその場に、ビックリ・マザーは言いました。



「日記に細かく書いておこう」

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