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11 妖精が見つけた黄色い丘
魔法の森のとある場所に、妖精がたどり着きました。
「黄色い丘だ~っ」
丘一面に、たんぽぽが咲いています。
食料調達係の妖精は、
たんぽぽを色んな方向から見たり、
匂いをかいだりしてみます。
「こりゃ、食べれるものだな」
葉っぱをサラダやおひたしに。
黄色い花は、洗って食用かざりに。
新しい味に、みなが大喜び。
そして冬になり、
たんぽぽは白いわたげになりはじめます。
「食べれなくなった。こりゃ、大変だ」
妖精の図書館に行き調べ物をすると、
たんぽぽのわたげは、
風に飛んで行って、
うまくすれば、
また黄色い花になります。
胸板の厚い精鋭たちが、
たんぽぽのわたげに思いっきり息を吹きかけますと、
わたげは飛び散って風に乗りました。
「春が楽しみだ」
きっと春になったら、丘はまた黄色でいっぱいだね。




