友達
『いいお友達でいましょうね』
そんな風に君は言った
納得いかない回答に
言葉には出さなかったが不満だった
所詮君には必要のない人であったのか
俺は友達以上を君に望んだのが間違いだった
あの時の出会いから今日の日まで
君を愛し続けていた
俺のそばにいつもいてくれる
そんな人を望んでいた
どんなことでも乗り越えられる
そんな二人になろうとしていた
友達…
それはただ俺を傷つけ
俺を裏切る言葉だった
君に愛してもらいたかった
人生を賭けてもいいと思っていた
君の為なら命を賭けられる
そんな存在でいたかった
友達…
それはただの断りの意味しかなさない
男女の友情なんてありえない
いつか君の言葉が俺を立ち直らせる日が来ることを信じて
俺は男でいたい
友達でなくなる日を信じて