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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第四章 学園大暴れ編
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58、とりあえず診察に行こうとしたら・・・。

1日が経ち、次の日。


私は爆弾大好きっ娘ことニトロちゃんの研究室の前にいた。


「ニトロちゃーん?約束の時間過ぎてますけど?」


そう、あの変態(ニトロ)ちゃんと昨日、時間を決めておいたのに平気で破ったんだけど・・・。

これは処していいよね?


「鍵が閉まってるけど・・・。扉の鍵はね、あってないようなもんなんだよ」


私は鍵がかかっている扉を力によるゴリ押しで破壊した。


「おーい?いる?」


中に入ると、いつも通り爆弾(メルシー)が出迎えてくれる。

と思っていたが・・・。


あれ?

例の爆弾(メルシー)がない?


研究所内が少しおかしい気がする。

気配が少ない気が・・・。


気になるから研究室の奥まで歩いてみることにした。


すると、そこには―――。


「えっ?」


―――ニトロちゃんが血を流して倒れていた。


「ちょっと?大丈夫?」


取り敢えず、脈を見てみる。


・・・無いね。


一応呼吸は・・・?


・・・こちらもしていない、と。


うーん。

死んどりますね。


「そうと分かったら簡単っ!『蘇生』」


私は《森羅万象》の内包スキルの一つである『蘇生』を使った。


「うぅ・・・」


「おっ。起きたみたいだね。記憶の欠如とかは無いよね?」


「あなたは・・・あぁ。異花さんですか。私のメルシーちゃんは無事ですか?」


こいつ、起き上がって早々に放つ言葉がそれかぁ・・・。


「まあ、無事ではないね。一応奪われているよ。多分。というか身体、大丈夫?」


「ご心配は無用。身体等よりメルシーちゃんの方が重要です」


「ちょっと待って」


私はニトロちゃんを静止させる。


「襲撃者の人達が一人残っているみたいだね。今も、ニトロちゃんの命を狙っているよ。・・・」


その時、『パァン』という乾いた銃声が鳴り響く。


「こんな風にね」


そして私はそれを手を振りかざし、止める。

物理法則?

そんなものとっくの昔に捨てたよ。


「なっ・・・!?」


いつも思うんだよ。


「襲撃者って自分より格上に襲撃して返り討ちにあっている時大体『なっ・・・!?』って言うよね」


「急に何?」


「何でも無い。ただの独り言」


私は襲撃者が割ってしまったであろうガラスの破片を拾い、投げる。


「おっ。ヘッドショットだ!」


見事ヘッドショットを決める。

ちなみに威力強すぎて頭を貫通しちゃったよ。


あっ。データ抜き取るの忘れてた。


「まあ、外にも何人かいるようだし。そいつ等から抜き取れば良いか」


「ひぇっ」


「ん?あ。そう言えばニトロちゃんいたね。大丈夫?」


まあその本人は私を見て震えているけど。


「そろそろ行こうか。診察をするために」

色々とチートな異花ちゃんです。

微戦闘回でした。

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