50、Let’s自己紹介
前回の投稿日はやらかしました。
忙しくて全く書き終わらなかったです。
すみません
生徒達がクラスに向かった後、私は一度職員室に戻り、必要な物を持っていった。
1年の特級クラスの教室のドアの前まで来る。
なんて挨拶しようかな?
教室に入ると、10人の生徒がしっかりと席に座っていた。
種族間による争いが無さそうで良かったよ。
「えー、このクラスの担任になった海鳴異花です。よろしくね〜」
・・・何人かが私に向かって鑑定使っているんだけど。
遠回しに注意しようかな。
「このクラスになったということはそれなりに実力はあると思う。だから、そのクラスの担任になった私の強さは・・・わかるよね。強さは見えるだけのものじゃないんだよ」
鑑定使ってた人達がちょっとビクってなった。
そもそも私のステータス、存在しないから分からないだろうけど。
「まっ、自己紹介がまずは大事だよね。自己紹介をやってみよう!まずは首席のテイセくんから次席、三席という順番でお願いね」
いきなり指名されたテイセくんは驚きつつも、自己紹介を始めた。
「僕の名前はテイセです。平民という立場の中、首席という立場に立ってしまったこと、誠に申し訳なく思います。ですが、そう安々とこの座を明け渡すつもりはありませんのでどうぞ実力で私に勝って、奪い取って下さい」
へ〜、挑発するのね。
それで、クラス全体のやる気が上がればいいなぁ。
「わたしのなまえはすみらです!5さいです。よろしくおねがいします!」
スミラちゃん越さない言葉遣い使うとか、猫かぶりすぎでしょ。
転生者である。という情報はまだ公開したくないんだろうね。
この世界では異世界の人間は人権が認められず、兵器として扱われることがあるからだろう。
学園や帝国では一応、異世界人の人権が認められている。
別の大陸では、異世界人の人権が無かったりする国もある。
世界は違えど、同じ人間なのに良くないね。
「あの〜、先生。スミラさんは5歳ということで幼等部だと思うんですが?」
リュケちゃんが質問をしてきた。
「スミラちゃんは飛び級入学した高等部の生徒です。年の差があれど、仲良くしてあげてね」
「そ、そうなんですか。10歳分飛び級なんて・・・」
お次はヴェキルドくんかな。
「俺はヴェキルドだ。テイセはいつか順位を抜かしてやるから覚えておけよ」
「僕は不動の1位のつもりだけどね」
「その余裕を崩してやるからな」
もうライバル的なものが出来てるね。
よきかな、よきかな。
「私はリュケです。エルフですが、よろしくお願いします」
リュケちゃんは可愛いからクラスの男子が見惚れているよ。
流石に世界で最も有名な学園の最上位クラスなんだから”手を出す”という、脳味噌が下半身に直結しているバカはいないよね?
・・・いないでね?
「俺はドサタカル。ドワーフだがエルフに対して嫌悪感がない穏健派だ。まあ打って欲しい武器があれば俺に言ってほしい。素材さえあればタダで作るからな。だが、まだ未熟だから良いもんは作れないぞ」
「それってどんな物を作れるの?僕の武器を打って欲しいんだけど」
「マイナーな物以外は作れるぞ」
「よし、じゃあ・・・」
「はい、話が長くなりそうだからストップ〜。その話は後で各自でしてね」
テイセくんとドサタカルくんが話し始めたから、ストップさせた。
「私、レーミャ。よろしく」
え?
終わり?
周りの生徒達が困惑しているよ。
無口すぎっ!
「次は僕ですか。僕はラルトです。魔族ですが、仲良く出来たらなと思っています。よろしくお願いします」
「あ、私は魔族に嫌悪感とか無いから大丈夫だよ。みんなも魔族差別はやめよう」
一応フォローしとく。
「僕はライサ、”男ですので”よろしくね」
強調する意味ある?
あっ、外見女子にしか見えないからか。
・・・と言うか男だったの!?
冗談で”男の娘”かなと思ったけどホントだったの!?
「ワタシはキジュリ・・・のはず。記憶が一部曖昧ですがヨロシクです」
記憶消失ですか。
大切なこと忘れて、大変そうだなぁ・・・。
「最後はオレだな。オレはロレドラス。見ての通り竜人族だ。呪いの解除方法を探しているから呪いに詳しい人がいたら教えてくれ」
”竜人族の呪い”ね。
今の私なら呪いを全員解除できると思うが、口にはしない。
口は災いの元だからね。
面倒なことになりかねない。
そもそも日常生活に害のない呪いだから、解除してもあまり意味は無い。
「皆の自己紹介が終わったみたいだね。じゃあ、オリエンテーションを始めるよ」
次回も投稿をお休みする可能性が高いです。




