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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第三章 ”混沌の時代”(カオス・ワールド)
53/78

44、”夢”

毎日投稿14日目です!

毎日投稿最終日!

ルカに案内された場所は見晴らしのいい台地だった。

そこへつく頃には辺りは既に暗くなっていた。


そこから、見える光景は絶景だった。


満点の星空の下、人がいつもの()()を過ごしていることがよくわかる。


”混沌の時代”が無いかのように。


実際、”混沌の時代”は終わった。


それでも、人々は()()を過ごしていく。


・・・。


家に灯る明かりは時間が立つに連れて消えていった。


家というものに懐かしさを感じた。


家族というものが身近に感じられないからかな。


・・・。


どのぐらいの時間が経ったか、ルカと月夜は寝てしまった。


私は結界を張り、ルカ達を暖かくさせた。


「私も寝ようかな」


私も眠りたくなったから寝た。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


私は夢を見ている。

なぜ夢を見ているという自覚ができているのかは知らないけど。


私の()()()()()家庭の夢だ。


父親と母親と双子の()()の4人家族がいた。


貧しかったがそれでも幸せに暮らしていた。


ある日、父親が事故で亡くなってしまった。


母親と双子はそれを悲しんでいたが、やがて立ち直り日常を取り戻し始めようとした。


が、立ち直った直後に悲劇が起きた。


住んでいた村が盗賊に襲われたのだ。


母親は双子を隠れさせ、自分を囮として盗賊の注意を引いた。


双子は母親によって命を繋いだ。


そして―――。


ここで夢が途切れた。

意味がわからない。

だが、目が覚めていく・・・。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


私は目が覚めた。


なんだか大事な夢を見ていた気がするが忘れた。

まあいいか。

ちょっと寝すぎたかも。

8時ぐらいかな?


ルカと月夜はまだ寝ている。


帝都を見渡すと、もう働いている人達がいる。

日常は私が最も大切にしているものの1つだ。

だからこそ、この日常を守りたい。


朝食を作ろうかなと考えていると月夜とルカが目を覚ました。


月夜を見ていると、何故か守りたくなる。

お姉ちゃんと呼ばれているからかな?


そういえばもうすぐ学校だなぁ。

教師側としてだけど。

月夜も助手として連れて行こうかな?


私はあくびをするルカと月夜を見ながら言った。


「ルカ、月夜。おはよう!」

ここまでで3章終了です。

3桁pv感謝!

次回からは3日に1日更新です。

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