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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第一章 異世界にやってきた
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3、転生 瑠花side

私は森上瑠花。修学旅行で異花と一緒に死んでしまい、現在女神の話を聞いている。


「もうそろそろ転生のお時間だねー。もし聞きたいことがあれば会いたいと願ったら普通に会えるから頑張ってね。では良い異世界ライフをっ」


これを聞いた後、視界が暗転して何も見えなくなった・・・。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


目が覚めたら、体がだいぶ小さくなってるのを感じた。

あっこれ赤ちゃんになったやつだ。


「あっ目が覚めた!」


母親?らしき人物が覗いてきた。

その人は・・・金髪を持ちとんがった長い耳を持った典型的なエルフっぽい人物だった。


「だぁあだだぁ(わぁ多分エルフだ)」

「この子が...かわいぃ。あっごほん、新しい後継者で決定ね」

「だぁ?(はい?)」

「やっぱりかわいぃ。ごほん、この子が将来この国を継ぐのね」

「だあぁぁぁ?(はあぁぁぁ?)」


こうして、私はエルフに転生したのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


あのエルフは私の教育係兼乳母らしい。

ここはエルフの国であるシュドース王国で私はこの国の次期後継者・・・つまり王女でありだということ。

エルフの中で、特別な力を持ったエルフ・・・ハイエルフ。

私はそのハイエルフに転生したのだった。

そして私に名付けられた名前はルカフィリートで愛称はルカだった。

愛称が転生前と同じ名前なんて・・・こんなことってあるの?

ちなみに、母親である女王の名前はリカフィリート・シュドースで乳母はレイフリース・マリドネシアという名前だそうな。



「わぁ」


2歳になって私が転生してから初めて鏡を見た時、感動した。

転生前のパッとしない容姿から、自分で言うのもなんだけどかわいい美幼女になっていた。


「・・・」


その時誰かに見られていた気がしたが気のせいだろう。

エルフの成長スピードは人間と一緒で、どこかのタイミングで成長が止まるらしい。止まるタイミングはそれぞれで、15歳で止まる時もあれば、30歳まで止まらない時もある。

ハイエルフは比較的早く止まるらしい。

現に母親は16歳で止まっている。

エルフはかなり長寿で、1000歳ぐらいまで生きたりする。

ハイエルフは比較的その種族ができてから時間が経っていないため、何歳まで生きるか謎に包まれている。

ちなみにハイエルフで一番長寿なのは私の祖母で約1200歳らしい。

母は、約300歳で乳母は300歳だそうだ。

私はこの頃から文字の読み書きや言葉を流暢に話せていたり熱心に勉強をしていたから、神童と呼ばれていた。

でもね、神童というのは大人になっている頃には凡人になっているんだよ。


それなりに異世界生活を楽しんでいたら、3歳を過ぎたある日突然母に呼び出された。


「なあに?リカお母さん」


母からの呼び出しとは珍しい。


「突然呼び出してごめんね、今日は貴女のステータスを確認するね。『ステータス』って言って」


へー、ステータスなんてあるのね。

そういえばあの女神さんもそんなこと言ってたような。


「『ステータス』」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


名前:ルカフィリート・シュドース(森上瑠花)

種族:ハイエルフ

レベル:1

攻撃力:50

知力:300

防御力:50

素早さ:50

魔力:300

魔法:《風属性魔法》《水属性魔法》《火属性魔法》《土属性魔法》《聖属性魔法》《回復魔法》

スキル:(スキル)《身体強化》《魔法強化》《魔力自動回復》《体力自動回復》

    (レアスキル)《鑑定》《言語理解》《呪歌》《ステータス偽装》

    (スプリームスキル)《鑑定無効》《状態異常無効(加護)》《耐性貫通》《精霊召喚》

称号:転生者

   精霊神の加護

   精霊に愛されし者


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ステータスが高いわね...魔法たくさん使えんのすごい...スキルの種類が多い...なんでエクストラスキルやスプリームスキルまであるの...転生者!?転生者だったの?神の加護まで貰ってるし...。」


お母さん驚きすぎでしょ。


「うん私は転生者だよ」

「それは絶対に私以外に言わないこと」

「なんで?」


危ないからかな?


「転生者は良いスキルをたくさん持ってたりするからスキル目的で誘拐とかされやすいんだよ」

「へーじゃあ《ステータス偽装》で偽装した方がいい?」

「そうして。そして...本来の目的であるこれがあったわね。これをハイエルフが持つのは初めてだね」

「これって何?」


なんだろ。

《耐性貫通》とかかな?


「《精霊召喚》よ」


え、もしかしてそんなに珍しくない!?


「そんな悲しい顔をしないで。珍しいスキルなんだから」


だって、私が選べるスキルこれ以外弱かったんだもん。

私の選ぶことの出来るスキルは、《精霊召喚》以外は使えなさそうだった。


こうして私の精霊召喚の特訓が始まった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


とある場所で。


1人の男は出来上がった自分の魔道具を眺めていた。


「これがあれば・・・計画が進められる」


着々と、異花たちの知らないところでとある計画が進められているのだった。

補足

各種魔法…その名の通り

呪歌…エルフが使う歌。歌って味方にバフをつけたり、敵にデバフをつけたりする」

耐性貫通…耐性スキルを貫通して攻撃する

精霊神の加護…そのまんま

精霊に愛されし者…精霊がたくさん寄ってくる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次回は異花編です

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