31、学園へ行こう!(後編)
本日2話目
本日2話投稿です
次は実技の試験。
学園にある闘技場を使って試験を行うらしい。
学園に闘技場があるってどうなんだろうね。
実技の試験は、魔法の威力、スキルの使用、武術の強さらしい。
どれも本気でやれと指示されているが・・・
私が本気でやったら世界壊れるよ!?
と言いたい。
まず、魔法の威力測定。
少しずつ出力を上げて魔法を撃ちたいと思う。
とりあえず、出力0,00001%。
ちなみに世界を破壊した時は出力1000%。
つまり世界を破壊するエネルギーの1億分の1ということだ。
まあ『神級全属性複合魔法』換算だけど。
勿論私が使うのはそんな物騒な魔法ではなく、『初級火属性魔法』にする。
神級魔法なんてぶっ放したら、出力が低くてもここらへんの一帯が更地になるからね。
この試験では標的が用意され、その標的に向かって魔法を放つというものになっている。
ちなみに標的の的は、魔法耐性がめちゃくちゃ高い、『ウォータータートル』という、亀の魔物の甲羅を使っている。
水瓶かよ!?
とツッコミたい。
それは置いといて、どのぐらい魔法耐性が高いかというと、今も何処かにいるであろう、スクイの魔法を耐えれるレベルだと思う。
久々にスクイの顔が見たくなってきた。
「では標的に好きな魔法を打って下さい」
試験監督に言われた。
え、神級魔法打っていいの?
落ち着け私、自重をするんだ。
前に自重をしなかったせいで1つの世界そのものを破壊したんだ。
しっかり『初級火属性魔法』を打つんだ。
(出力0,00001%、『ファイアーボール』)
私の手のひらから半径3メートルほどの大きな火の玉が現れた。
出力低くして、初級魔法でこれかよと言いたい。
魔法の威力はその人の”知力”に依存する。
一般的に知力の高い人ほど威力が強い。
私の知力は無限にあるから、出力を少しでも減らさないと大変なことになる。
ただ、魔法にも級ごとに最大威力が決まっているらしく、今の私のファイアーボールは最大威力になっているっぽい。
ただ、的を狙いにくいから『魔法操作』で圧縮した。
圧縮したら、赤く光っていたファイアーボールが小さくなって白くなったが。
的を狙って・・・打つ!
私の出したファイアーボールはすごい速さで飛んでいき、甲羅を貫通して、闘技場の壁を貫通して、地平線の先へと消えていった。
ちなみにこのファイアーボールが別の大陸のある国まで届き、重要人物の命を救ったのは別のお話。
試験監督を見てみると・・・私を見て震えていた。
「あの〜、結果の方はどうなんでしょうか?」
「ご、ごご、ごご合格でしゅ」
なんか噛んでいるけど合格は合格だね。
よし次の試験を受けに行こう。
というわけで、試験監督が変わって、スキルの使用の試験が始まる。
「好きなスキルを使用してください」
好きなスキルって・・・《創造》でいいのかな?
いや、《森羅万象》の『完全無限収納・保存・複写・接続・分析』でいいか。
とりあえず、そこから適当に魔物の死骸を出しておく。
なんだっけこいつの名前?
ベヒモスっだっけ?
『死体操作』でこいつ操ったらいい感じの芸ができるんじゃないのか?
魔物を操って、ジョ●ョ立ちをさせてみた。
うん。これで大丈夫かな?
試験監督を見てみると・・・私を見て震えていた。
「あの〜結果の方はどうなんでしょうか?」
「ご、ごご、ごご合格でしゅ」
さっきもこのシチュエーションを見た気がする。(2回目)
まあいい。最後の試験を受けに行こう。
試験監督が変わって、武術の強さの試験が始まる。
試験監督は、筋肉がすごい人だ。
この人とちょっと戦うらしい。
まあ勝てるでしょ。
一応私、1000年前に剣神に剣で勝っているし。
武器がたくさん並べられている。
この中から、好きな武器を使うらしい。
まあ私の一番好きな武器の刀があったから、それを使うが。
試験監督の筋肉さん?は素手で戦うらしい。
勿論、刃は潰してあるからね。
切れたりしない・・・よね?
審判がやってきて、戦いが始まった。
とりあえず、背後に速攻で移動して首の寸前で刀を寸止めする。
「審判さん。判定をお願いします」
「え?あ、異花さんの勝ちです」
試験監督を見てみると・・・私を見て震えていた。
「あの〜結果の方はどうなんでしょうか?」
「ご、ごご、ごご合格でしゅ」
なんか今日何回もこれを見ている気がする。(n回目)
3つ合格をもらったから、文句なしの合格だね。
合否発表は・・・無事合格だった。
こうして、私はこの学園―――『ルベフォード帝国第1学園』へ教師として通うことになった。
前回お伝えした通り、投稿を一旦休止させていただきます。
12月25日までに投稿を再開する予定です。
(お詫びも兼ねて)12月25日〜1月8日は毎日連続投稿を出来るようにします。
異花は自重というものを知りません。




