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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第三章 ”混沌の時代”(カオス・ワールド)
33/78

27、帝都で皇帝さんこんにちは

私は、帝都に到着した。

月夜をスライムのまま入らせると、問題がありそうなので私の妹という設定で人に化けて帝都に入った。

ちなみに、月夜の見た目は昔の私の見た目のまんまだった。

曰く、


「昔のおねえちゃんの姿〜」


っていう風に言ってきて、可愛かった。

昔の私を見たことがあるらしい。

私の記憶にはなかったが・・・。

そんな感じで帝都に入ったが、1つ問題があった。

それは、龍神の神殿の神殿長ラドラが、この混沌の時代を打ち破る英雄を連れてくる・・・。

という噂が何処からも聞こえることだ。

そして、そのラドラが連れている、私と月夜が英雄に見られているらしい・・・。

やだぁぁああああ!

恥ずかしい。


「ちょっと視線が・・・」

「では、『転移』するかの?」

「『転移』する!」


私は即答で答えて、城に『転移』で向かった。

城に着くと、謁見の間に通された。


「謁見の間・・・ウッ、頭が・・・」

「どうしたのじゃ?」

「いや、昔のことを思い出してね・・・」


はい、どこぞで謁見の間でやらかした者です。

すると、如何にも皇帝です!という格好と雰囲気をした人が入ってきたが・・・。


あれ、人形?

私は、皇帝を調べるために、『鑑定』をしてみたが、何処を見ても人形としか表示されなかった。

まあ人形と言っても、この人形の正式名称は『全自動究極魔導人工知能搭載第二十世代型究極魔導人形』だけどね。

すると、皇帝?が声をかけてきた。


「面をあげよ」

『はっ』


やけに偉そうだね。

まあ威厳を示さないとだめだからかな?

とりあえず声合わせといた。

色々な挨拶が終わった後、本題に入った。


「そこの娘が、”混沌の時代”を乗り越えるための鍵なんだな?」

「はい、そのようでございます」

「3人共後で、応接室に来い」

『はっ』


その後、謁見が終わり、応接室に通された。

今回、私は元神であることを明かさずに、神の使徒?っぽく演技をすることにした。


「お前が”混沌の時代”を終わらせることが出来るんだな?」

「無理ですね」


本当は無理ではない。


「なんだと!じゃあラドラの言い分は嘘になるが・・・?」

「やろうと思えばできます。ですが、それに応じた『対価』が必要ですね。私はこれでも神の力を宿している為、『対価』を貰わずに行うことは無理です」


何もなしでは私は動かないよ。

相応の対価が必要。

邪神魔帝王もそれなりに強そうだしね。


〈ねえおねえちゃん、本当は『対価』なんかなくても邪神魔帝王なんか一瞬で終わらせられると思うよ・・・〉

〈タ、タイカハ、ヒ、ヒツヨウダヨ〉


月夜が若干ジト目気味にされながら『念話』を入れてきた。


「では『対価』に何を望む?」

「胡椒で!」


ついでに調味料もほしいけど、欲は出さない。


「胡椒?それだけでいいのか?」


え?

他にもいいの?


「じゃあ他の調味料とこの国の自由な交通券もお願いします」

「分かった。準備させよう」


やったぁ!

ようやく、念願の料理ができる!

まあその前に・・・。


「ところで、『全自動究極魔導人工知能搭載第二十世代型究極魔導人形』なんですよね?」

「・・・!」


皇帝は若干動揺していたが、その動揺もすぐ無くなった。


「それでは、今日のところは胡椒と他の調味料と、自由な交通券だけ貰って帰りますね」

「う、うむまた来るといい」


その後ラドラと別れた私は特に何も起きないで、胡椒などを受け取った後、私はあることに気づいた。

そう、それは・・・。


「宿とってない!」

「おねえちゃん、何で宿を忘れるの・・・?」

「ごめんって・・・探すから」


『探索』っと。


「最悪、神界ね」

「神界にも行かないと。忙し・・・」


そもそも、神界の場所の特定からだし。


「とりあえず《認識阻害》・・・いや、お姉ちゃんは『認識阻害』か」

「掛けないと、騒がれるからね・・・」


騒がれるのは御免だね。


「よ〜し、行こう!」

「お〜」


こうして歩いていると、魔神の神殿があった。

へー、ここにも魔神の神殿なんかあるんだ。

魔神の神殿に入って見ることにした。


「魔神、というだけあって、魔族からの信仰者が多いんだなぁ」

「おねえちゃん。わたしここに来る必要あった?」


あったんじゃない?

まあ勝手に私についてきただけでしょ。

まあ月夜は外で待つらしいけど。


「まあ魔神とも顔合わせしようかなって・・・ん?」

「どうしたの?」


あれ、あの人は・・・。


「あそこにいるのって・・・」

「ハイエルフ?」

「しかもあの見た目って。もしかして・・・」


私はその見知った人物に近づいて話しかけてみた。


「こんにちは。失礼ですが貴女は・・・ルカフィリートさんですよね?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


異花が聞いていない所である人物は言った。


「ごめんなさい。私が〜〜ー〜ーーー〜〜ー〜ーー〜ー〜ー〜ーー〜ー〜ー〜〜ー〜ー〜ーーーーー〜です」

ストック大ピンチ

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