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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第三章 ”混沌の時代”(カオス・ワールド)
30/78

24、はじめてのダンジョン (裏攻略)

私は、月夜を仲間にした。

帝都までの道は、比較的安全な道を通ってるらしいが、それでも1000年前よりは魔物が多い。

折角だから、月夜がどれぐらい強いか見てみようと思った。

・・・結果は、月夜無双だった。

月夜は、初級闇属性魔法である『ダークボール』を一発放って、自由自在に操って一帯の魔物を狩り尽くした。

月夜強い。

魔力操作上手い。

最強。

可愛い。

正義。

案の定、ラドラ氏(80)は驚いていた。


帝都までの道で、《森羅万象》で周りを見ていたところ、一箇所変なところがあったから、私が行ってみた。

森の中に、10メートル平方の空き地?があったら不自然だろう。

たどり着いたのだが、そこには何もなかった。

ただ、中心に立って、『空間把握』をすると、地下に空間が広がっていたから、土属性魔法でどかしてみた。

すると、金属の扉が出てきた。

中にはいって行くと、迷宮(ダンジョン)になっていた。

ダンジョンマスターがいるかも知れないから、ダンジョンマスタールームに突入することにした。


「ダンジョンの壁は硬いからなぁ」


そう、ダンジョンの壁は基本的に不壊だ。

これは、神の力を持ってとしても壊せない。

だが、『神』までは、壊せないのであって私は壊せるかもしれない。

そう思って壁に向かって、全属性複合魔法を打ってみた。


「まずはかるーく、『レインボー』」


『レインボー』とは、初級全属性複合魔法だ。

初級と言っても、最上級の普通の属性魔法と同じぐらいの火力が出る。

打ってみて異花がいたところから、半径30メートルぐらいが消滅していた。


「え?何でこんなに火力出るの?」


そう困惑していると、迷宮がみるみる再生していった。

あ、やば『時間停止』

そう念じると、時が止まった。

『時間停止』とは時を止めて、任意で停止を解除出来るという便利なスキルである。

私の場合、《森羅万象》に組み込まれているスキルだけど。

というより、そもそも『時空魔法』でいいんだけど・・・。

時間を止めたところで、再生は止まっていたから中に入っていった。

進んでいくと、中に人の気配のする部屋の前まで来た。

『時間停止』を解除して、『壁貫通』を使って、その壁をくぐり抜けると・・・そこには、ダンジョンマスターがいた。


「迷宮の壁が破壊された!?そんなことが・・・しっかり再生されているから大丈夫だ。あれ、破壊したと思われるやつがいない!?何処行った?」

「ここだよー」

「おお、そこか・・・ってなんでここにいるんだよ?ダンジョンマスタールームなんて、ダンジョンマスターぐらいしか入れないはずだぞ!」


入れたけど?


「いや、普通に入れたけど?何なら『転移』で来ても良かったんだよ。座標も特定済みだったし」

「これはやばい…『ダンジョンマスター権限』『ダンジョンコアプロテクト』『ダンジョンアバター顕現』『一斉砲撃』」

「うわ、攻撃してくるとか無いわぁ」


ダンジョンマスターがダンジョンコアのアバターを沢山作って、私に魔法の一斉砲撃してきた。


「やったか!?」

「フラグだね」


フラグ回収完了!


「無傷だと・・・」

「うん、『転移禁止』」


転移を封じる。


「馬鹿め・・・ここはダンジョン、ダンジョンマスターが最も強い権限を持つ!『転移』!」

「・・・」


しかし、何も起こらなかった。


「馬鹿な・・・転移ができないだと?お前・・・何者だ?」

「異花でーす」


もう相手を私は知っている。

と言うかなんでここにいるの!?


「異花?もしかして異花なのか?お前も転移か?」


もしかしなくても異花。


「転移ではなく、転生だね」

「そうか、異花。久しぶりだな」

「久しぶり―――お兄ちゃん」

異花の兄登場

初めてのダンジョンが裏攻略とは・・・

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