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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第三章 ”混沌の時代”(カオス・ワールド)
29/78

23、魔王さん再び

おまけがあります。よろしければそちらもご覧ください。あと、少し長いです。

「久しぶり〜」


私は、魔王・・・バベルニカとまた遭遇した。


「異花様!?封印が解けたのですか?魔神様が心配なさっておりました。魔神様に封印が解けたことを伝えておきます」

「なんでバベがここにいるの?」


バベルニカ略してバベ。

バデと同じ理論。


「莫大なエネルギーの流れを感じたからです。あのエネルギーも異花様が?」

「そうだね。そう言えば、私の仲間と眷属は無事?」


一番重要。


「全員無事で元気にしております」

「ならいいや。あ、そこにいるのが、ルベフォード帝国の帝都の龍神の神殿の神殿長のラドラね。私の封印を解いてくれた人。ラドラ、こいつが魔王のバベルニカだよ。」


ラドラは震えている。


「あの人間、私に怯えているように見えますので、私はここで。あ、邪神魔帝王はこの辺りに居るようなので気をつけてください。また会いましょう」

「じゃあまたね」


そうして、魔王は帰った。

まあものすごく重要なことを私の耳元で囁いたが。


「お主、本当に魔王と知り合いだったのだな・・・」

「魔王というより、魔神と友人だからね」


ラドラは腰が抜けて立ち上がれなさそう。


「お主には驚かされるわい」


魔王は帰ったのだが、どこからか視線を感じる。

視線を感じる方を見てみると・・・そこにはスライムがいた。

この世界のスライムは、グロいやつではなく、丸い球体みたいなやつだ。


「スライムだぁ可愛い」

「スライムじゃとぉ?スライムは、昔絶滅していたはずじゃが・・・。この時代のスライム・・・まさかっ!!」


ラドラがなんか言っているが。

可愛いから良し。

仲間を探して大量捕獲してやる!(人の話を聞いていない)


「ねえスライムちゃん。ここにあなたの仲間はいるの?」


スライムは多分否定した。

そもそもスライムは、しゃべれないから、何を言ってるのかわからないのだ。

・・・まぁ体の動きから、推察することはできるけど。


「眷属になれば、『念話』で意思疎通ができるんだけどなぁ・・・今は神じゃないしなぁ・・・」


『念話』は、神だった頃、眷属と会話ができたのだが・・・神でなくなったから、眷属が解除されてしまった。


「『ティム』すればいいのではないかの?」

「『ティム』・・・そうか、『ティム』があるのね。じゃあティムしようかな」


ティムをするため、《森羅万象》を使おうとした瞬間、スライムが襲いかかってきた。


「うわ、こいつ私を吸収しようとしてる。『ティム』・・・よし、成功した」

「襲ってきている魔物を一発で『ティム』してしまうとは・・・」


『ティム』とは魔物を従えることで、強さによってティム出来るか否かに分けられる。

私は基本的にどんな魔物でもティムすることが出来る。

基本的に襲ってきている魔物を『ティム』することはできない。

そのせいで、また、ラドラが驚いている。

ちなみに、『ティム』した魔物とは、『念話』ができる。


「よろしくね、スライムちゃん」

〈よろしく、おねえちゃん〉


かわいい。

よし、正義。

可愛いは、正義だ。

名無しは可哀想だから、スライムに名前をつけることにした。


「うーん、スライムの名前・・・ラドラ、案ある?」

「そうじゃの・・・スラスラとかどうじゃ?」

「却下で」


ネーミングセンス皆無ですか?


「酷い、精一杯考えたのにじゃ」


今判明した。

ラドラには、名前をつけさせてはいけない。


「じゃあどうしようかな・・・あれ?このスライムこんな色だっけ?」

「さっきから、色が変わったのじゃ」


ラドラが教えてくれた。

そして、色は私の髪と同じ、白銀色に変わっていた。


「そうだね、白銀色になったし・・・『命名』『月夜(つくよ)』」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ステータス


名前:月夜

種族:ゴッドスライム

レベル:9999

攻撃力:99999999

知力 :99999999

防御力:99999999

精神力:99999999

素早さ:99999999

魔力 :99999999

魔法 :《全属性魔法》《結界魔法》《空間魔法》《回復魔法》《神聖暗黒魔法》《召喚魔法》

スキル:(ゴッドスキル)《眷属創造》《眷属使役》

    (大罪スキル)《傲慢》《色欲》《暴食》《怠惰》《強欲》《嫉妬》《憤怒》

    (創世スキル)《感情支配》《無限転生》

器  :『感情の器』

    『転生の器』

称号 :神魔王

    大罪を極めし者

    (ことわり)を知りし者

    転生を繰り返す者


(スプリームスキル以下省略)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「・・・えっとー、こいつ何?ほんとにスライム?」

「どうしたのじゃ?」

「世の中には聞かないほうが良いこともある」


何かを察して、それっきり何も言わなくなった。

私は、月夜に『念話』を入れた。


〈月夜ちゃん。聞こえる?〉

〈聞こえるよ、おねえちゃん〉

〈いくつか質問していい?〉

〈いいよ〉


質問ターイム。


〈1,転生前の記憶はある?〉

〈今までの転生全て覚えているよ〉


それはそれで凄い。


〈2,神魔王って?〉

〈魔王が神に至ったらなるもの〉


やっぱりそうだよね。


〈3,何で神に?〉

〈多分おねえちゃんの髪の毛食べちゃったから。食べる前は、ただの魔王で、創世スキルとかはなかったよ。ステータスも3桁少なかったし〉


私の髪の毛ってそんな凄いものだっけ?


〈4,大罪スキルって?〉

〈世界に7種類7個しか無い珍しいスキル。かなりのスキルを総括している〉


強そう。

あれ・・・でもこれって・・・。


〈5,私のこと知ってる?〉


知ってそうだから聞いた。


〈知ってる。かなり前の転生で仕えていた。あとは―――だよ〉

〈ありがとう。やっぱり月夜って―――だったんだね〉


あの人だね。


〈おねえちゃん、久しぶり〉

〈久しぶり〉


こうして、ぶっ壊れチートの月夜を連れて、帝都に向かうことになった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

=おまけ=

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


のこじによる、説明のコーナー1

パチパチパチ〜


「どうも、のこじです。今回から、たまに説明のコーナーを設けます。説明できる範囲はストーリーのネタバレ防止の為、限られていますのでご理解よろしくお願いします。また、メタいかもしれないので、不快に思う方は飛ばしてください。ですが、結構重要情報もあったりします。さて、このコーナーの進行は私、のこじとゲストの方で進めていきます。ゲストの方は、本編ではここでの記憶がないのでご安心ください。では、ゲストの方どうぞ」

「こんにちは、異花です」

「というわけで、記念すべき第一回は、のこじと異花ちゃんで進めていきます」

「今回はなんの説明をするんですか?」

「今回は、この23話出でてきた、月夜ちゃんについて説明をします」

「月夜ちゃんは可愛い。正義。最強」

「何で月夜という名前にしたんですか?」

「丸い白銀色の可愛いスライムだったからです」

「へぇ〜。そんな可愛い月夜ちゃんですが、実は『魔物の王』の『魔王』で、ステータスは可愛いとはかけ離れています」

「能力値はALL99999999(9999万9999)で、表示できるステータスとしては最高値だね」

「そう。普通に()()()()()ではね」

「この世界には、ステータスが表示できない神がいるからね。私はステータス自体がないけど・・・」

「実質ステータスが無限だからいいんじゃない?」

「そっか。そういえば月夜には《神聖暗黒魔法》とか言う完全に対極の性質が合わさった魔法があるね」

「《神聖暗黒魔法》は、理論上は存在するんだけど、誰も成し遂げたことがないんだよね」

「創造神時代の記憶が正しければ、成し遂げた者はいません」

「《神聖暗黒魔法》の開放条件が酷いものだから今まで誰もいなかったということです」

「それなのに、のこじとか言う奴は《神聖暗黒魔法》を23話の作中で取り上げて無いんですよね」

「うぐっ・・・(何も言い返せない)」

「ここで、《神聖暗黒魔法》の取得条件について、説明します」

「ホワイトボード カモン!」


《神聖暗黒魔法》の取得条件

・《神聖魔法》と《暗黒魔法》を持っている。

・『勇者』または『魔王』である。

・ステータスがない者の一部を食べる。

・レベルが表示できるカンスト状態である。

・神ではない


「こんな条件です」

「条件が酷いですね」

「まず、《神聖魔法》と《暗黒魔法》を同時に持つ必要があります。この時点で、人数が限られてきます。その中で、『勇者』または、『魔王』となると、最早ほとんどいません。勇者も、魔王も普通は、それぞれ片方しか覚えないんです。極稀に、双方もったイレギュラーがいますが、その次の条件でもうほとんど無いと言っていいことでしょう。ステータスが無いということは―――おっと、これ以上は喋ってはいけないのでした。失礼。とにかく、ステータスがない者は、珍しいんですね。そして、レベルがカンスト状態であることです。これは、頑張れば300年ぐらいで出来るんですけどね。まあ300年も生きる人なんて滅多にいませんが。魔王は、300年位なら生きますが、レベルを表示できるカンスト値・・・9999まで上げる人なんて滅多にいませんが。これぐらいのことなら、神でもできます。天文学的確率ぐらいで、勇者神や神魔王が生まれますが、そいつらでは、《神聖暗黒魔法》は覚えられないようになっています」

「月夜ちゃんは、私の髪の毛を食べたから、覚えられました」

「次、神魔王に付いてです。魔王が、神になった者。それが、神魔王です」

「・・・そのまますぎでしょ・・・」

「・・・(何も言えない)」

「・・・(なんか喋ってよ)」

「神魔王は、魔王を統べる神?というより、強くなっただけの魔王です。また、『神』と付きますが、亜神で、ステータス表示ができます」

「それでも神ですから、ゴッドスキルは使えます」

「一応月夜ちゃんは、《神聖暗黒魔法》を手に入れてから、神魔王になっています。次、大罪スキルです」

「大罪スキルというものは、その名の通りなのですが、スキルに、それぞれメリットとデメリットがあります」

「メリットは、とても強い力が手に入ることです。デメリットは、その大罪スキルのような人格になってしまうのですが・・・幸い、月夜ちゃんの人格は、『器』によって守られています。まあ言わずもがな、『感情の器』ですが・・・」

「『転生の器』はその名のとおりです」

()()()()()()()()、永遠に転生し続けるというものです。つまり、輪廻の輪から永遠に出られないということですね」

「記憶を保ったままというのが恐ろしいです」

「少し月夜ちゃんが不憫に思えてきますが、きっと異花が救ってくれるでしょう(適当)」

「・・・(すごいジト目でのこじを見つめている)」

「うっ・・・。でも、月夜はまだ色々ありますからね。秘密が」

「それでも(適当)はないでしょう!」

「・・・(ゴメンナサイ)」

「とりあえず今回はここで終わりです。不評でしたら、次回は無いかもしれないですが、また会いましょう。それでは〜」


〜解説のコーナー終了〜

リアルのこじはあんな性格ではないです。

おまけが長い。

おまけが不評でしたら、おまけをやめます。

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