22、もしかして:強い?
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私は、ルベフォード帝国の帝都に行くことになったのだが・・・武器が無いことに気づいた。
「神刀・変幻って武器知らない?」
「知っているが・・・なぜその誰にも使われなかった武器を知っているのじゃ?」
「だってそれ私の武器だから」
使われなかった理由は使用者固定のため。
使用者は私で固定されてるからね。
「そうなのかの。今は帝国に保管されておるぞ」
「なら良かった。壊されたりしなかったら大丈夫。じゃあここに呼ぼう『神刀・変幻』『呼び出し』」
すると、神刀・変幻が現れた。
「な!なぜ、急に武器が現れたのじゃ?」
「神刀の使用者はいつでもその武器を呼び出せるから。じゃあ行こう」
私達は、ルベフォードの帝都に向かい始めた。
・・・のはいいが魔物が多すぎる。
「ちょっと魔物殲滅してくる」
「この量はさすぎに危険な気がするのじゃが・・・」
そんなに多くないけど・・・。
「まあまあ見てなって、ステータスがないという強さがあるんだから」
「意味がわからないのじゃ・・・」
私は能力を、使った。
封印される前に邪神から渡された・・・いや返されたものである。
そう『森羅万象の器』である。
『森羅万象の器』の能力の1つは、好きなスキルを好きなタイミングで自由に発動できるというものである。
だから私はとりあえずスプリーム以下のすべてのスキルを手に入れた。
そのときに、《意思》はあったが、カイではなかったから発動を保留している。
そして、スキルを《統合》スキルによって、全て統合して、???スキル…創世スキルである、《森羅万象》を作った。
効果は、その名の通り、森羅万象を司るというものである。
まあ、創世スキルと固有スキル以外のすべてのスキルの上位互換である。
魔法もすべて使えるというおまけ付き。
ステータスがないということは、この世の理から外れる・・・つまり不死身ということになる。
弱点を言うならば、攻撃力も魔力も知力も素早さもないということになる。
ただ、この弱点を補うために、もう一つの器『創造の器』の能力の1つは、好きなものを創る事ができるというものである。
それからできた、新しい創世スキルである《創造》を手に入れた。
《創造》は、自分の好きなものを創ることができるのだが、私はとりあえず神が持つ『神力核』を改造してエネルギー供給を増やした。
また、『神力核』を神速でねずみ算方式で増やしながら、《森羅万象》の『完全無限収納・保存・複写・接続・分析』の中にしまって、私に常にエネルギーを供給できるようにした。
そして、そのエネルギーをすべてのステータスに分けつつ、創造スキルでそれも神速でねずみ算方式で増やした。
その結果、私のステータスは無いが、表示すると多分こんな感じになるだろう。
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ステータス
名前:海鳴異花
種族:?
レベル:?
攻撃力:無限
知力:無限
防御力:無限
精神力:無限
素早さ:無限
魔力:無限
スキル:創世スキル《森羅万象》《創造》
器:『森羅万象の器』
『創造の器』
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まあこんなチートステータスになってると思う。
というわけで、殲滅だ。
「『火の玉』」
「おーい、そいつら火属性耐性持ってるのじゃぞ!?何で火属性で攻めるのじゃ?」
そんな声が聞こえた気もしたが、魔物を魔石ごと蒸発させてしまった。
「耐性?ナニソレオイシイノ?」
「火属性魔法で耐性持っているやつを魔石ごと蒸発させてしまったじゃと!?」
蒸発するほど知力が高くなっている。
「これがステータスなしの力。あ、あいつ逃げ出そうとしてる。『変幻』『魔導銃』」
「そいつは、とんでもないほどの物理耐性を持っているんじゃが・・・」
神刀・変幻を銃の形に変えて、狙い撃った。
頭に当たった。
「よし。ヘッドショット」
「よりによって一番硬い頭を貫通してしまうとは・・・」
頭蓋骨が分厚いのかな?
まあいいか。
「まあ倒したらいいじゃん」
「そうじゃが・・・あれは!?魔王じゃ!逃げろ!」
「魔王?どこ?」
魔王は大事。
友好的な魔王も居るし。
「魔王は、神を倒したこともあるのじゃぞ。今のお主が強かろうと、敵わぬぞ」
「知り合いかもしれないし・・・ちょっと待つね」
そもそも、今の私はそこらの神よりは強いよ。
「じゃあ儂は先に逃げる」
逃げるな卑怯者!
まあ逃げなくても大丈夫だけど。
「あ、ここにいても多分大丈夫だよ」
「何故じゃ?」
なぜならね・・・。
「だって知り合いだもん。久しぶり〜」
そこにいたのは・・・例の戦闘狂だった。
異花チート化
この話を書いてから、しばらくしてのこじは気づいた・・・そう、何で強くなってるんだよ、と・・・




