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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第二章 異世界探検
22/78

19、ハルサーム王国の王都観光4 (胡椒を手に入れよう)

まず、私は王都にある商店を《完全捜索》で探して、そこに胡椒があるか探してみた。

胡椒は・・・あった。

だから、すぐに胡椒がある店に向かった。

この王都で大きい商店ばかりだった。


「すみません、胡椒ってありますか?」

「胡椒?あるけど、非売品だよ」

「はぃ・・・。ありがとうざいました」


こんな会話が店に行くたび、繰り返された。

カイ、売ってないんだけど・・・。


{創造すれば?}


《植物創造》ない・・・。


{あ}


カイもスキルのことを忘れることもあるんだね。

そんなことより胡椒が無いのきつい。

最低なくても生きていけるけど。


{《完全捜索》でさっきの商店以外のところ探してみれば?}


私は、早速《完全捜索》で他のところの胡椒を探してみた。

すると・・・貴族の屋敷と、王城にあった。

貴族には知り合いがいないが、王城には王に言えば分けてもらえるっ!

・・・と思っていた時期もありました。


「胡椒もしくは調味料がほしいんだけど・・・」

「胡椒は今いる勇者達用だからすまんが分けることはできんのう」


え、もらえないの?

ここはちょっとこの前の王がナンパしてきた事件について触れようかな?


{いつまでもそれを拗らせるのは良くないと思うよ}


やっぱり、それはだめだよね。


「わかった。勇者達から許可を貰えばいいのね?」


私は、鈴音のいる部屋に『転移』した。

鈴音居るかな?


「誰か居る?」

「いや私の目の前でそれを言わないで下さい。そもそもわたしの部屋に勝手に入らないでほしいのですが・・・」


どうやら鈴音の前に転移したようだった。

鈴音は本を読んでいた。


「異世界の本も趣がありますね・・・。なんの御用で?」

「胡椒下さい」

「胡椒?そのぐらい料理長にでも分けてもらえば良いのでは?」


私は鈴音に事情を説明した。


「そういうことですか・・・。無駄に使っている胡椒の分を節約すればそれなりの量を手にすることができるのでは?」


確かに。

節約させよう。

でも今すぐ欲しいからお願いする。


「今すぐ欲しいから、お願いっ!」

「はぁ・・・。クラスメイトの1日分の胡椒を節約させましょう」

「ありがとう!」


鈴音、神!

と言うか雰囲気から神。

種族は人間だけど。

私は王の所へと転移で戻った。


「許可もらったよ。だから胡椒あるいは調味料を要求する!」

「じゃ、じゃが・・・」


日和っているね。

じゃあここは強引に。


「勇者と()どっちが大事なの?」


もちろん威圧しながら。


「もちろん精霊神様でございます」

「じゃあ胡椒1瓶分もらうね」


ちょっと強引すぎた気がした。

ごめんなさい。

ちょっと心の中で誤った。


1瓶貰いに行こうと思った時、この国の重臣の一人が王に何かを耳打ちした。


「なにぃ!?胡椒が盗まれたじゃとぉ!?」


国王が大声でそんな事を言うから、私は目が飛び出そうになったよ。


「胡椒が盗まれた!?そいつ許さない」


かなり頭にきたから、私は本日大活躍の《完全捜索》を使って、胡椒を盗んだやつを探した。

そいつは見つからなかった・・・いや、気配をほぼ完全に消していたから、見つかりにくかった。

一応見つけたが・・・そいつは『転移』を使って逃げた。

カイ、転移したやつの座標の特定よろしく。


{…特定完了。転移するよ}


そして、転移した先はこの世界ではないところだった。

ここって神界だよね。


{神界だね、それも邪神の神界だね}


邪神の神界ということで邪悪なものが多い気がする。


{ほんとにここ汚い}


進んでいるとさっきの胡椒を盗んだやつと、邪神っぽいやつがいた。


「ほう、やはりきたか」

「邪神?」


明らかに力が上位神級の存在がいた。


「いかにも、我が邪神だ」

「胡椒返せ」


胡椒は大事。

調味料と交換だったら考える。


「返すわけ無いだろう、なぜならお前を呼ぶために胡椒を盗ませたのだからな」

「何で呼んだの?」

「まあすぐ分かる」


すると、邪神が禍々しい魔道具を邪神は持ってきた。


「この魔道具の実験に付き合ってもらうぞ、『起動』」

「え?」


{異花っ!この道具はっ!}


私は、この時何も起きていないと思った。

ただ、たしかに何かが起きていた。

カイ、何か起きてる?

{・・・}


カイ?

返事して?


{・・・スキルが消失しました}


は?

え?何でカイがいないの?


「ははは、これはすごい。流石だな、この魔道具・・・『ステータス消去の秘宝』は」

「ステータスが・・・ない?」


私のステータスが消えていた。

そして、邪神はまた新しい魔道具を取り出した。


「この道具を使う前に言うことがある。この道具は、『封印』するためのものだ。そして今からお前を封印するんだが、1つ渡さなければならないものがある」


邪神は前、私が創造神に言われて触った物を取り出した。


「これは創造神が持っていた宝株と似ているが、こっちが本物であれは偽物だ。そしてこれはあの創造神がお前から盗んだものが入っている」

「盗まれたもの?」


何も盗まれていないはずだが・・・。


「そうだ」


私が触ると、この宝株は私の中に入っていった。

そして・・・私は記憶を思い出した。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

異花のステータス


[消失しました]

急 展 開★

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