1、転生するらしい
本日二話目です。
目覚めたらそこは何もない場所だった。
いるのは異花と瑠花だけで他の人はいない
「ここってどこだろう?」
「天国なのかな」
そんなことを話していると、どこからともなく金髪美小女が出てきて・・・
「どうも~女神ちゃんで〜す」
っていうやばい奴が現れた。
「「はい?」」
「さっきの質問に答えてしんぜよう」
「「何こいつ・・・」」
「ここはね・・・」
「「ゴクリ・・・」」
「神界です!」
「???」
神界って何?
「いい質問だね。神界とは・・・」
え?心読まれた?
「そう、心を読んでいるよ!」
明るく言うことでもない気がする。
「・・・まあいいや。神界とは・・・」
「「神界とは?」」
「神が住まう場所。神の家のこと」
「ということは貴女は神様?」
「そういうこと。この世界の・・・あなた達の言うところの異世界の創造神だよ」
「この世界を創ったんですか?」
「まあ、そういうことになってるのかな?」
あれ、でも何でここいいるんだ?
「あ〜、あなた達2人はあっちの世界でイカの魔物”クラーケン”に殺されちゃったね」
「「え?」」
「あの〜、すごく言いにくいんだけど私の地球旅行の帰りで開いたワープホールから、クラーケンがこっちの世界へ紛れ込んだみたいで・・・」
「「つまり貴女のせいで私達は死んだんですか?」」
「ま、まあそういうことになるね一応」
そんなことで死んだのは酷いなぁ。
くらえジト目攻撃!
「そ、そうだ。もうクラーケンは討伐したし、二人以外は一応生きてはいるから」
・・・。
「クラーケンがそちらの世界にいってあなた達が死んでしまったのは本当に申し訳ないと思う」
「もっと人生を楽しみたかったなぁ」
「死因:クラーケンとか意味わからないよ」
「さあさあお待ちかねの・・・転生のボーナスターイム★転生したあとの種族は魂が似ているやつになるから何になるかはお楽しみ★さて何がほしい?」
「「無視すんなぁぁぁぁぁぁぁ」」
こいつもしや俗に言う残念女神と言うやつ!?
「まあこちらの不慮の事故ということで、今からあなた達を転生させるよ。転生時の特典ということで好きなスキルを選ばせてあげるよ。ここにある3つのスキルから選んでね」
タッチパネル?見たいのが表示された。
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好きなものを1つ選んでね!
・スプリームスキル:《時間速度上昇》
・エンシャントスキル:《生物創造》
・エクストラスキル:《砂操作》
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私の手に入れることのできるスキルはこれのどれかか。
強いのがいいな。
詳細は見れるのかな?
「あ、いい忘れてたけど、詳細は詳細を見ようと念じると見れるよ」
へ〜詳細っと。
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・《時間速度上昇》・・・自分の時間の速度を上げる。歳はしっかり取る。
・《生物創造》・・・生物を創造する。適正のある種類が創造しやすい。
・《砂操作》・・・砂を使って色々なことが出来る。
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ん?
《時間速度上昇》って地雷じゃない?
歳はしっかり取るのって地雷じゃん。
少し考えた後、私は《生物創造》というスキルを貰った。
瑠花は《精霊召喚》というスキルを貰ったそうだ。
《生物創造》で私の最適性は「水中生物」だった。
《精霊召喚》はその名の通り、精霊を召喚するスキルのことらしい。
へぇこの世界って精霊がいるんだ。
精霊に会ってみたいな。
精霊にも適正があるそうな。
ちなみに瑠花はすべての属性の精霊に適性があった。
スキルは「スキル」、「レアスキル」、「エクストラスキル」、「スプリームスキル」、「エンシャントスキル」等がある。
《精霊召喚》はスプリームスキルで《生物創造》はエンシャントスキルらしい。
私のほうがスキルのレア度が上だね。
「じゃあ最後に定番の初心者応援セットを渡すねー」
女神から渡されたのは、《鑑定》スキルと《言語理解》スキルだった。
ほんとにラノベとかでよくあるセットだなぁ。
そんなことを思ってると、周りが光りだした。
「もうそろそろ転生のお時間だねー。もし聞きたいことがあれば会いたいと願ったら普通に会えるから頑張ってね。では良い異世界ライフをっ」
忘れてたけど転生するんだった。
転生先ってどんなんだろ?
少し楽しみかも。
すると、視界が暗転した。
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何も無い場所で一人少女は呟く。
「さて、計画を進めましょうか」
スプリームとは日本語で至高というものらしいです。
スキルのちょっと補足説明(上に載ってないのもあります)
「スキル」...その人ができる技能のことです。ほとんどの人が持っていたり、そのスキルの経験を得たりすると取れたりします。またスキルの譲渡もできます。
(例)剣術スキルは剣を使って何かを斬ったりしたら得られたりします。
またそれぞれのスキルにも適性があります適性のないスキルを使ったら性能が格段に落ちます。
「レアスキル」...珍しいスキルです。10人に1人ぐらい持ってます。「スキル」と同じように経験を得ることで取れたり、譲渡することができます。ただし適性のないスキルは得ることができません。
「エクストラスキル」...レアスキルの上位互換です。100人に1人ぐらいで持っていて、経験を得ることで取れませんが、譲渡することはできます。ただし適性がなければ得られません。
「スプリームスキル」...現代のスキルの最上位です。1000人に1人ぐらい持っていて、それ1つで都市を壊せたりします。経験を得ることで取れず、譲渡もできません。持つだけで国の貴族になります。
「エンシャントスキル」...古代のスキルです。古代から存在する、古代の技術の結晶で、今は世界中を探してもほとんどいない最強級のスキルです。大都市を一撃で更地にできたりします。
「ディザスタースキル」...天災のスキルです。見つかったら殺されるレベルでやばいスキルです。使うだけで国が滅亡したりします。
「ゴッドスキル」...神又はその眷属などが使えます。神の神技です。国を簡単に更地にできたり、頑張れば世界を壊せます。ちなみに例の残念女神も使えます。
「ロストスキル」...古代より前に使われた使い手がいない失われしスキルです。その力は神にも対抗し得るほどのものです。
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