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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第二章 異世界探検
19/78

16、ハルサーム王国の王都観光1 (やりすぎた)

謁見の間を消滅させた後、私は王都の観光を始めた。

王都は活気がよくたくさんの店が構えられていて、どの店に行くか迷った。

騎士団長には、世話を結構かけている(主に謁見の間消失で)から、お詫びとしてなにか新しい武器を買っていこうと思った。

まあ持っている神剣やオリハルコン製の剣とか魔剣とか聖剣とかあげても目立ちそうだから、その辺りでミスリル製の剣を買ってきて、それに《効果付与(エンチャント)》をすることにした。

歩いていると、高そうな武器が売ってる店をみつけたから入った。


中に入ると、店主がいた。


「おう、嬢ちゃん、ここは嬢ちゃんのような人が来るとこじゃないぜ」

「いや、他の人のために剣を買いたいんですけど」


注意してくれるのはありがたいことだが、一応お詫びのためだからね。


「それだったらいいが・・・どんな剣が欲しいんだい?」

「ミスリル製の剣がいいです」


ミスリルはオリハルコンとかと比べると遥かに見つけやすい。

それでも、かなり高い。


「ミスリルか、あるにはあるんだが、その人が強くないと使いこなせないぞ」

「使いこなせると思います」


騎士団長なら使えるでしょ。


「じゃあいいが...値は張るぞ。金貨100枚だ」


ちょっと高いなぁ。

でも足りるかな。


「はい、ちょっとお待ちください」


私は、《完全収納》から、国から、慰謝料としてもらった金貨を100枚取り出した。


「嬢ちゃん《アイテムボックス》持ちか。いいなぁ。ちょいと待ちな、数える」


《完全収納》は、《アイテムボックス》の完全上位互換なんだが、ロストスキルだから言わないでおく。


「よし、丁度100枚。これが、ミスリルの剣だ」


{異花はミスリルの剣を手に入れた}


ん?カイどうかした?


{地球のゲームの状況表示的な?}


へー。

そんな事もできるんだ。


「ありがとうございます、では」

「おう、また贔屓にな」


私は『転移』で王都の近くの森へと転移した。

そして結界で光が漏れたり、音が漏れたりしないようにしてから、軽い気持ちで《効果付与》をした。

本当に軽い気持ちでやったはずなのに・・・。

剣がミスリルの剣から、神剣になった。


ねえカイ。なんで普通の《効果付与》できないの?


{それは、異花が神だからだよ}


えぇ・・・。

私は困惑している。

だって神が付与すると神剣になるんだよ!?

自分のことが怖くなってきた。

できちゃったものは仕方がないから折角だし、神剣に銘をつけることにした。


(《命名》『神剣』『フェアリー』)


すると、神剣が光り出して、妖精神剣になった。

なんで妖精神剣なの?


{わからないけど...妖精神っていうのもいないはずなんだけど...}


ますます謎。

とりあえず剣に魔力を込めてみた。

すると、妖精達が集まり始めた。


「えっと〜、なんでこんなに集まってるのかな?」

「こんにちは、精霊神様。妖精神様を創造なさり、ありがとうございます」


妖精たちが集まったと思ったら、知らない単語が出てきた。


「え?妖精神?」

「はい。先ほど精霊神様がお創りになられた、『妖精神剣』の中に、妖精神様が創られました」


えぇ。

更に困惑した。

私、神まで創っちゃったよ。


「え、じゃあ出てくるの?」

「創造主様なので、お呼びになれば応じると思います」


どんな今時の神なのかな?


「おーい、妖精神ちゃん?くん?出てきてくれる?」


私は剣に向かって語りかけた。


「はい・・・、お呼びで・・・しょうか・・・、精霊神様」


13歳ぐらいの羽のつけた銀髪の女の子が現れた。


「貴女が、妖精神ね。名前は?」

「名前・・・など・・・ございません・・・」


もしかしてコミュ障かな?

無理をして喋っているように聞こえる。


「じゃあ《命名》『妖精神』『フェリア』」

「あっ・・・神に名前を付けたら・・・全世界中に・・・新たな神が・・・生まれたことに・・・気がついて・・・しまいます・・・。いいのですか・・・?」

「まあいいんじゃない?」


{多分大丈夫だと思う。でも、一応気をつけておいて}


カイも大丈夫だって言ったら、大丈夫でしょ。

すると、どこからか電子音声?みたいな声が聞こえてきた。


[精霊神異花が、妖精神を創造し、『フェリア』と命名しました]


「ん?ちょ、なに名前公開してんの!?《完全隠蔽》」


[なお、精霊神と妖精神の名前は隠蔽されました]


セーフ?


{セーフ}


危なかったぁ。

私の名バレは不味い。

偽名使わなければいけない羽目になる。

急に神の声やめい。

あ、私神だった。


「隠蔽・・・ありがとうございます・・・」

「うん。まあたいしたことはしてないけどね」


隠蔽しただけ。


「私は下級神なので・・・、名前がバレると・・・、『神殺し』に・・・狙われるかもしれません・・・」

「神殺しか・・・。まあ普通は負けないと思うけどね」


神殺しとは、神を殺す専門家たちのことだ。


「ですが・・・、特殊な『神殺剣』などを持たれると・・・、すぐにやられてしまいます・・・」


『神殺剣』とは、神を殺すためだけに創られた剣である。

創った者は不明だが、原理は神のエネルギー源である神力核から体にエネルギーが渡るのを断ち切って殺すというものである。

何度かこれで神が死んでいる。

余談だが、私に神力源はあるが私のエネルギー源はそれだけではない。

中級神からは、色々なところからエネルギーが入ってきたりするから、神殺しを使っても死なない。

私は、一応上級神だから大丈夫。


「じゃあこうするのはどう?私が、貴女を連れて行く」

「私はいいんですが・・・。他の妖精達は・・・?」


私は連れて行かなくても連れて行ってもいいよ。


『妖精神様、我々は平気ですので、妖精神様は精霊神様と行くべきです。中級神になった時にお戻りください』

「じゃあよろしくね、フェリアちゃん」

「よろしくお願いします・・・。異花様」


硬い。

これから長い付き合いになるんだから、仲良くなりたいな。


「硬いなぁ。もうちょっと柔らかくできない?」

「よろしく・・・、異花さん」


まだ硬いけど・・・。


「それでいいや」


こうして、私は妖精神を連れて行くことになった。

結局、騎士団長の剣は後回しになった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


名前:海鳴異花

種族:精霊神

攻撃力:測定不可

知力:測定不可

防御力:測定不可

精神力:測定不可

素早さ:測定不可

魔力:測定不可

装備:神刀・変幻

眷属:神聖竜ミレ

   幼精霊ラト

   イカ戦士スクイ

   イルカ魔法使いフィン

   風の大精霊ストーム

魔法:《全属性魔法》《精霊魔法》《回復魔法》《神聖魔法》《暗黒魔法》《時空魔法》《究極魔法》《結界魔法》《召喚魔法》

スキル:(スキル)《スキル付与》《スキル創造》《スキル合体》《家事》《子供相手》《癒やし》

   (レアスキル)《言語完全理解》《呪い》《命名》

   (エクストラスキル)《超幸運》《メイド(極)》《呪い解除》《契約》《強制》

   (スプリームスキル)《鑑定無効》《物理攻撃無効》《魔法攻撃無効》《精神攻撃無効》《状態異常無効(加護)》《聖化》《ステータス完全偽装》《光速》《絶対鑑定》《聖歌》《呪い無効》《効果付与》

   (エンシャントスキル)《生物創造》・イカ戦士創造・イルカ魔法使い《環境適応・変化》《完全回復》《完全再生》《全強化》《記憶操作》

   (ディザスタースキル)《天災対抗》《天災耐性》

   (ゴッドスキル)《神界創造》《加護付与》《眷属創造》《精霊創造》《神精霊術》《魔導の極み》《戦神流武術》《補助の精神》《祝福付与》

   (ロストスキル)《無詠唱》《無限詠唱》《同時詠唱》《無限魔力》《無限知力》《完全魔法把握》《魔法創造》《光速演算》《完全保存》《完全捜索》《超思考加速》《超並列思考》《感覚超強化》《分身体創造》《無効貫通》《完全隠蔽》

称号:転生者

   水の神アクアの加護

   水中生物に好まれし者

   精霊神

   加護を与えし者

   イカの創造者

   開放者

   天災に対抗する者

   魔法を司る者

   精霊を司る者

   異なる精神を持つ者

   考える者

   武術を司る者

   スキルを司る者

   神々に好まれし者

   メイド王

   祝福を与えし者

   分身を創る者

   妖精神を創りし者

騎士団長の剣「解せぬ」

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