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イカ戦士 〜水中の生物と共に行く異世界冒険記〜  作者: のこじ
第二章 異世界探検
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12、初めての襲撃

私達は襲撃を受けた。

って言っても、私は《完全捜索》で気づいていたから油断はしてなかったけど。


カイ、アレ何?


{あれは魔族だね}


りょーかい。

ありがと、カイ。


「どうやら魔族が来たようだよ。強いから気をつけて」

『わかりました異花 (さん)(様)』


そうやって魔族ら3人との戦闘が始まった。


魔族とは、種族の括りの一つとなっている。

種族は大きく分けて、3つに分かれている。

1つ目が、類人族。

知性、理性のある人型をした生き物がこれに当たる。

2つ目が、魔物。

知性、理性のないもしくはコミュニケーションが出来ず、ただ単に襲ってきたりする生き物がこれに当たる。

知性や理性のあり、会話もできる魔物も中にはいるが、稀である。

3つ目が、神族。

神がそれに当たる。私もこれ。

この中で、魔族は1つ目の類人族に含まれており、魔物の特徴が備わったりしている類人属が魔族となっている。

例えば、今襲ってきた魔族たちは吸血鬼である。

魔族は、長らく人族と敵対している。

理由は単純。

異世界人のせいだ。

地球では、ラノベやゲームなどの固定概念により、『魔族は敵』となってしまっている。

その知識を持ったままこの世界に転移してしまった、この世界で初めての異世界人・・・

”コタロウ ツキシタ”の勝手な独断により、魔族と()()()王である魔王を大量虐殺してしまったため、人類と敵対してしまっている。


私はとりあえず戦いを傍観していた。

《時空魔法》の『未来視』で未来を少し見ていたら、この後もっと強いやつが出てくるからだ。

ただ、その来た奴が何をするのかまでは見えない。

パターンが多すぎて見えなくなるから。

ただ、そいつが来ることは確定だと思う。

この魔族らの平均ステータスは30万でかなり強いと言える。

だが、この強さではおそらく下級魔族ぐらいかな?


魔族には強さで階級が分かれており下から、下級魔族、中級魔族、上級魔族、最上級魔族、魔王となっている。

下級魔族ということは、一番下だね。

これよりも強いのが沢山いるって魔族ってすごいね。


オリハルコン24の三人とルカたちで一人の魔族を、スクイとフィンで2人の魔族を相手にすることになった。

負けることはないだろうが、危なくなったら私が行く予定だ。


負けることはないよね。


{限りなく低いと思う}


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ルカ視点

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


戦いが始まった。

私にできることは《精霊召喚》で強い精霊を呼び出すことだ。

周りの騎士たちがその魔族と戦い始めた。


「《精霊召喚》『魔法陣展開』『召喚』『風の精霊』」

「あっ召喚された。こんにちは、私は風の精霊ウィンデです。どのような御用件でって精霊神様いるじゃn」


それなりに大きい声で話し始めたから、ちょっと声の音量を下げさせる。


「しー。あの人は今観光中で周りは精霊神だということに気づいてない人が多いのに。あと要件はここにいる騎士たちに強化魔法をかけてあげて」

「了解。あとあの魔族と戦えばいいのかな?」

「そう。頑張って」


魔族には負けたくは無いかな。


「じゃあ…、《効果付与》『能力強化』『付与』」

「ありがとう」

「どういたしまして」


すると、さっきまで魔族に押されてた騎士たちが段々と押し返し始めた。

それに相まってあの人ら(メイド3人)もだんだんと、攻撃回数を増やした。

そのおかげか完全に魔族が防戦一方になった。


『ルカ様ありがとう』

「魔族を頑張って倒すんだよ!」

『おおっ』


魔族はだんだんと追い詰められていって・・・そして、倒した。

一応死んではいないようだ。

だが、新手でさっきの魔族より強いエネルギーを感じた。


「誰?」


そこには、先程の魔族とは比べ物にはならない存在がいた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

スクイ視点

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


俺は異花様に命じられてフィンと一緒に、二人の魔族を相手することになった。

魔族は最初思ってたよりも強力だった。

そのせいで俺は、強敵を前にして胸が躍った。


「久しぶりの強敵だ!これは本気を出すしかないな!」


俺は戦いが大好きだ。

特に強いやつとの戦いがな。


「そう言って調子に乗らない方がいいよスクイ」

「そう言うなフィン。こんな闘い久しぶりだ」

「はいはい。後方支援するから前方で頑張れ」


そう言いつつも、俺はは2人の魔族の攻撃を悠々と躱してカウンターを決めていた。


「やっぱり簡単には倒れないな」

「そりゃそうでしょ。魔法ぶっ放すよ。《神聖魔法》『神聖波』」


フィンが中級神聖魔法を飛ばした。

その一撃で1体の魔族が消し飛んだ。


「よし。まずは1体。もう1体はスクイ、よろしく」

「やってやるよ《大王イカ》」


俺は大王イカに変身した。

そしてその腕でもう一体の魔族を簡単に防御の上から、ぺちゃんこにした。


「「異花様、終了しました」」

「うん。丁度向こうも終わりそうだしね。だけどスクイって戦いになると性格だいぶ変わるんだね」


異花様に褒められるのは俺にとって、とても名誉なことだ。


「強者との戦いは実に愉快でございます」

「へー。じゃあ今来た奴の相手してあげてよ」


そう、異花様が指し示した方向を見るとなかなかに奇抜な格好をした吸血鬼がいた。


「えっと・・・あの方ですか?」

「うん。今来たあの変な奴」

「変な奴じゃない!」


変な奴は否定した。

そして名乗った。


「俺は、バベルニカ・・・魔王バベルニカだ!」


そいつは異花様ほどではないが、圧倒的な強さがあると思った。

戦いがいがありそうだ。

すると、異花様が動こうとした私を手で制した。


「やっぱスクイ、攻撃しそうなのやめて。ちょっとあいつとお話ししてくる」


そう言って異花様は魔王の前へと転移した。

スクイは戦闘狂です。

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