9、王城で
王城にたどり着いたら、今度は門番に止められなかった。
どうやら、ジダモンドさんは騎士団長で王城に兄妹がいるから、普通に入れるらしい。
顔パスってやつかな?
ちなみに私は、例の面会許可証を持って行った。
最初は女王と面会するらしい。
そんなこんなで進んでいくと広い祭壇?に着いた。
そうしたら、何故かそこにいた女王含む10人ぐらいの人が一斉に私に向かって跪いた。
『ようこそおいでくださいました』
「え、なにこれ。ジダモンドさん、これって普通なんですか?」
「いや私も初めてだ」
『精霊神様をお出迎えするためこのようなことになってしまい、申し訳ございません』
おいぃぃい!
精霊神だということバレてるじゃん!
「は?異花さんは精霊神様なのか?」
ジダモンドさん驚く。
『そうですね』
「精霊神様を名前で呼ぶという馴れ馴れしく接して申し訳ございませんでした」
「そんなこと気にしてない。っていうか、異花でいいから」
ほんとに1個人として接してほしい。
『そんなことできません』
「あ、これ無理なやつだ」
その後、なんか神が降臨したということで、国中がしばらくお祭り騒ぎだった。
しっかりその後、女王に48時間耐久説教タイムを作った。
でも、身分証をとりあえず作ってもらった。
身分証にも種族に精霊神って書きかけてたから、上書きで人間って偽っといた。
精霊神って書くな!
というか何で精霊神だということんに気づいたんだ?
その後、私が精霊神だということを《契約》スキルで縛って、ようやくルカに会った。
「ルカ!久しぶり。ようやくきたよ」
「異花ー疲れたー」
ルカが突進してきたから、抱きとめた。
「どうしたの?」
「こちらの世界ではまだ3歳なのに過酷な勉強や、王族としての義務を果たすのが疲れるんだよ」
それはルカが転生者で神童だと思われているからでしょ。
「あーそっかじゃあ《疲労軽減》あげるね。あと、あの女王叱っとくね」
叱るのは決定事項。
ちなみに、精霊神だからできることだと思う。
「え!?労ってくれないの?」
「大丈夫?よく頑張ったね」
「うん。ありがとう」
その後今まであった楽しかったことなどを話し合った。
「そろそろ時間だね」
「精霊神権限でのばせるけど・・・まあ『転移』すればいつでも会えるからまた今度ね」
あ、いつ突撃してもいいよね。
まだ幼女だから。
「あ、そうだ!今度ハルサーム王国に行くから一緒に付き添ってくれない?無理ならいいけど」
「行く。どうせ暇だし」
楽しそうだからというのもある。
「まあ神は寿命ないもんね」
多分寿命はない。
「まあこの国からばれないでどうやって脱出するか問題だけどねまあそれもなんとかするよ。《分身体創造》よし、これで脱出できる」
「え?どうなってるの?」
分身体を作った。
私が二人いる。
というか久しぶりに自分で自分を見た気がする。
「「分身体を作って、それに私の思考を入れてこんな状況」」
「なんでもありじゃん」
たしかにそうかも。
「「ちなみに《並列思考》あるから自由に操れるし、私とほとんど同じステータスがあるよ」」
「はぁ、次元が違いすぎるよ」
その後私は祭壇に連行されて神なのに祭壇に閉じ込められて、神だから崇められる対象になっていた。
めんどくさいから、逃げるため分身体を置いて、神界に一回帰った。
その後、分身体を24体ぐらい作って、それぞれ戦闘特化、非戦闘特化と総合特化に分けた。
ややこしいから、最初のやつから、名前をわかりやすくつけた。
ちなみに名前とできることはこんな感じである。
α・・・最初に作ったやつ。総合特化。私をほぼ完全再現した。最強の1柱
β・・・戦闘特化の物理攻撃特化。
γ・・・戦闘特化の魔法攻撃特化。
δ・・・戦闘特化の物理防御特化。
ε・・・戦闘特化の魔法防御特化。
ζ・・・戦闘特化のバフ付与特化。
η・・・戦闘特化のデバフ付与特化。
θ・・・戦闘特化の回復特化。
ι・・・戦闘特化の総合魔法特化。
κ・・・戦闘特化の創造特化。
λ・・・戦闘特化の狙撃特化。
μ・・・戦闘特化の結界特化。
ν・・・戦闘特化の戦闘の総合特化。
ξ・・・非戦闘特化
ο・・・非戦闘特化
π・・・非戦闘特化
ρ・・・非戦闘特化
σ・・・非戦闘特化
τ・・・非戦闘特化
υ・・・非戦闘特化
φ・・・非戦闘特化
χ・・・非戦闘特化
ψ・・・非戦闘特化の非戦闘の総合特化
ω・・・総合特化の最強の1柱。私をほぼ完全再現した。
非戦闘特化は戦闘以外のこと全般ができる。
基本的に全てメイドで家事などは何でもできる。
何せ私はあのクソ火神のところでメイドやって、メイド王の称号まで持っているからね。
ちなみに、メイド王の効果は対家事の補正upというものらしい。
この24柱の私が創造した私の分身体で、見た目が私と全く同じだと、分かりにくいからちょっとずつ見た目を変えてみた。
そしてこの24柱をまとめて、24神金と呼ぶことにした。
金属のオリハルコンと同じ名前でややこしいが、オリハルコンというものは一般的ではなく、加工できる者も限られ、さらに鉱脈もあることはあるが、この世界の岩盤の下にあるマントルの中に存在する為、とてもじゃないけど取りに行けない。
しかも、持っている者は、国の王や世界的組織の頂点や神ぐらいしか持っていないため、それ一つで国家を買えるぐらいの価値がある。
オリハルコンの特徴として、魔力を吸い、吸った魔力でその武器を強化して、攻撃するという物であり、魔力を吸うため、必然的に魔法無効になる。
しかも自分から吸う魔力は調整できるため、最高級で且つ最強の武器である。
ただ、実用的に使っているのは誰もいなく、完全に宝の持ち腐れである。
国の王はこんな武器を持って盗まれたら国が買われるようなもので、組織の頂点は切り札として取っておいて、神に至っては、神剣などの方が強いということが起きているのであまり使わない。
かく言う私も持っているが、それだと愛刀である神刀・変幻を裏切った気がするため、使う気が起きない。
というわけで祭壇にはオメガを置いといて、それ以外はアルファは神界で他はメイドとして、3人選んで私が連れて行くことにした。
選んだのは、シータ、ニュー、カイを連れて行った。ちなみに、私とオリハルコン24が戦っても、
{異花の勝ち}
らしい。あと、カイとχが被ったから、χはカイが操ることになった。
自分で自分にメイドをさせるって変な気分。まあ仕えてるのが自分だからいいや
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名前:海鳴異花
種族:精霊神
性別:女
年齢:3(20)
レベル:測定不可
体力:測定不可
攻撃力:測定不可
知力:測定不可
防御力:測定不可
素早さ:測定不可
魔力:測定不可
装備:神刀・変幻
眷属:神聖竜ミレ
幼精霊ラト
魔法:《全属性魔法》《精霊魔法》《回復魔法》《神聖魔法》《暗黒魔法》《時空魔法》《究極魔法》《結界魔法》
スキル:(スキル)《スキル付与》《スキル創造》《スキル合体》《家事》《子供相手》《癒やし》
(レアスキル)《言語完全理解》《呪い》
(エクストラスキル)《超幸運》《メイド(極)》《呪い解除》《契約》《強制》
(スプリームスキル)《鑑定無効》《物理攻撃無効》《魔法攻撃無効》《精神攻撃無効》《状態異常無効(加護)》《聖化》《ステータス完全偽装》《光速》《絶対鑑定》《聖歌》《呪い無効》
(エンシャントスキル)《生物創造》・イカ戦士創造《環境適応・変化》《完全回復》《再生》《全強化》
(ディザスタースキル)《天災対抗》《天災耐性》
(ゴッドスキル)《神界創造》《加護付与》《眷属創造》《精霊創造》《神精霊術》《魔導の極み》《戦神流武術》《補助の精神》《祝福付与》
(ロストスキル)《無詠唱》《無限詠唱》《同時詠唱》《無限魔力》《無限知力》《完全魔法把握》《魔法創造》《光速演算》《完全保存》《完全捜索》《超思考加速》《超並列思考》《感覚超強化》《分身体創造》
称号:転生者
水の神アクアの加護
水中生物に好まれし者
精霊神
加護を与えし者
イカの創造者
開放者
天災に対抗する者
魔法を司る者
精霊を司る者
異なる精神を持つ者
考える者
武術を司る者
スキルを司る者
神々に好まれし者
メイド王
祝福を与えし者
分身を創る者
はい。異花が作った分身体の名前は、ギリシャ文字から来てます。
あれ、マントルの所に鉱脈っておかしくねって思った人。
そこは異世界です。マントルの中にオリハルコンの塊が浮いているのです!(暴論)
以上のこじからでした。