表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/78

プロローグ

どうものこじです初作品なので何卒宜しくお願いします。

巨大なイカが船を沈めるなんて聞いて信じる人などいるだろうか。

ほとんどの人は信じないと思う。

だが実際にそれを見れば話は別だ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「いくら名前が異花(イカ)だからってなんでこんなでっかいイカと遭遇しなきゃだめなのぉぉぉぉぉ」


そんなことを叫ぶ私は海鳴(うみなり)異花(いか)

ただの珍しい名前を持つ普通の女子高校生・・・のはずなんだけど幼い頃からなぜか水中の生き物を引き付ける体質をもっている。

たった今そのせいで修学旅行で乗っていた船がイカの足に巻き付かれてミシミシと音を立てながら破壊されていく・・・。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


遡ること数時間前

朝ホテルで目覚めた私はテレビを見て少し驚いた。

なんでも巨大なイカが修学旅行として来ているここの海で見つかったらしい。


「そんなイカに出会いたくはないなぁ・・・。」


そう言うのは私の無二の幼馴染であり友人であり親友である森上(もりかみ)瑠花(るか)だ。私達はとても仲がよく、いつも一緒にいたから、異花と瑠花で二人セットでイルカと呼ばれていた。


「そうだね、イカは揚げ物だけでいいよね」

「いや、イカは刺し身でしょ」

「それを言うなら・・・」


この後、イカ料理についての議論が始まった。


閑話休題(イカ美味しいですよね)


なぜホテルに居るかって?そりゃあ修学旅行だからだよ。

その日はうちの学校の修学旅行のメインイベントである遊覧船に乗って楽しむ。

そんな日に巨大なイカがいるなんて他の人は気にもとめていないようだった。

何なら、そんなイカが見てみたいとみんな言っている。

その日朝の集会でみんながイカの話題でワイワイしている。

そんな中いつもイジってくる奴―――鬼山(きやま)宏大(こうだい)とその取り巻きが来て、イカのことでイカと異花で掛けて私をイジっていた。


「でかい異花が海に出たってさぁw」


などと言っているがいつものことだと思って流す。

私は昔からイカいじりがあったからこのことに慣れていてなんとも思わない。

そんな時、生徒会長さん―――三条(さんじょう)鈴音(すずね)が先生氏―――山田(やまだ)太郎(たろう)にこんなことを聞いていた。


「今朝のニュースで巨大なイカがここの海で発見されたそうですが船は大丈夫なのですか?」

「この船は()()()沈まない。最新技術を詰め合わせた最高性能の船だ。だから安心しろ。そんなイカなんかで沈むわけがないだろう」


と先生は盛大にフラグを立てていた。



そのせいか私は、なんとなく嫌な予感がしていた・・・。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


その後今に至る


船が破壊される中、

ある男子生徒は先生に


「絶対に沈まないんじゃなのかよ。どーするんだよ。」


と半狂乱になりながら先生に文句を言ってそれに対して先生は


「こんなに大きなイカなんて知らん!」


と言っていたり

ある女子生徒達は


「「「「「死ぬ前に彼氏が欲しかった・・・・・・。」」」」」


と口を揃えて言ってたり

それを聞いた男子生徒が全員で玉砕覚悟で告白して爆死していたり。

とある男子生徒はイカに突撃してそのせいでぶっ飛ばされたりしていたが、

私達は何もできないでいた。


「まだやりたいことあったな・・・。」


みたいな会話をしていた時船がイカによって持ち上げられ...そのまま破壊された。

その時に投げ出された私達やクラスの人達は真っ逆さまに海に落ちていき・・・そのまま意識を手放した。

ちなみにのこじは修学旅行にいい思い出がありません

好きなイカ料理はイカリングです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ