ミッキー幼女。
「なじで、ボクだけお吸いもの無いの。ねぇママ、その串に刺さったの何?」
【いただきまーす!】
「よかったじゃない、並のうな丼よ。」
「ヴー、おいしいね。並のうな丼!」
「保世、真央ちゃんかわいそうじゃない。みんなも、食べ辛そうよ。」
「いいのよ、いつも甘やかされているんだから。何でも、思い通りになると思ったら大違いよ。泣けばいいってもんじゃないのよ、真央。」
「ほら、真央。ちょっと、あげるから。」
「直子!」
「ひゃい!」
「いいよ、直子。ありがとうね。」
うるさいなぁ、くそババァ。
「何か言った、真央?」
「何にも言っておりません、お母様。」
「お姉ちゃん、間違った教育したら歪んだ性格になるわよ。例えば、あんたみたいにね。」
「はい、悦子。私の何が、間違っているのよ。」
「はいはい、真央ほらこれ食べなさい。ふっくらして、おいしいわよ。」
保世の重から、身を一枚真央の丼に移す。
「あじがど、悦子お姉ちゃん!」
「甘やかして…。」
「いいのよ、私は思いっきり真央を甘やかすんだから。」
「私も、甘やかしてよ。」
「姉さんは、甘やかされすぎて終わっているのよ。」
「悦子ちゃんが、一番ダメね。」
「助けて、由美子さん。」
ウナギ屋さんを後にして、みんな帰って来た。
「ファミコンばかりやってないで、早く寝なさいよ。寝坊したら、明日置いて行くからね。」
【はーい!】
起きて下に降りると、真央と直子ちゃんがはしゃいでいた。
子供達は、元気だ。
牧子も、降りて来た。
二人で、洗面所で身仕度をする。
悦子さんの手伝いをしながら、真央達を見る。
仲がいいのか悪いのか、直子ちゃんが真央をおちょくっている。
「悦子さん、真央ママは?」
「まだ、寝てるのかしら?置いて、行きましょ。」
「私、起こしてきます。」
「牧子ちゃん、気をつけてね。」
「はい、わかってます。」
「悦子さん、何に気を付けるの?」
「足の踏み場が、無いのよ。散らかし放題だから。」
「起こしてよ、悦子。」
爆発頭の、真央ママが出てきた。
「直子、真央、朝ごはんよ。手を、洗ってらっしゃい。」
【はーい!】
朝ごはんを食べている間に、真央ママも身仕度を終えたみたい。
庭で、一服しながらブラックを飲んでいる。
私と牧子で後片付けをしている間に、悦子さんが車を出してくれる。
下から真央が、洗い物を差しだす。
「えらいね、じゃあこれでテーブル拭いて。」
「あい!」
「祥子ちゃんの言う事、ちゃんときくのね。」
まあ、今日はディズニーランドに行くわけだし。
真央ママ、ネズミのカチューシャ。
似合うわ、オヤジ幼女恐るべし。
「ママ、ボクもしたい!」




