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あいつが盗られた。  作者: 森のアカゲラ
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祥子の秘密。

 「直子ちゃんと祥子ちゃんは、普通の子なの?」


 由美子さんが、突然聞いてくる。


 私と直子ちゃんは顔を見合わせ、言葉に詰まる。


 「直子も祥子ちゃんも、普通の子ですよ。私と同じ、耐性はあるけど。」


 「へぇ、じゃあ強いんだ。」


 意味が、解らない。


 「二人共、真央ちゃんに取り込まれてないんでしょ?」


 「私は、元から真央が好きだったので。取り込まれているかどうかは、解らないです。」


 「真央ちゃんがそんなにべったりしているんだったら、大丈夫よ。直子ちゃんは?」


 「私は、真央を目指してただけなので。」


 「まっ、従姉妹だしね。それに、転生者では無いけど統括者って出てるわね。」


 「やっぱり、私も魔物ですか?」


 「違うわ、カリスマ能力がある人間よ。学校でも、人気者でしょ?」


 「直子、生徒会長で剣道部の主将なのよ。学力も優秀だし、男子からモテモテなの。まっ、私に似て美形だしね。」


 何故、お前が胸を張る。


 保世には、あまり似てないぞ。

 

 「へぇ、すごい!祥子ちゃんも、もったいないわね。それだけ美少女で、爆乳なのに!」


 そこ、強調しないで。


 二人して、赤くなってモジモジ。


 「祥子先輩は、普通の人なの?」


 「いいえ、覚醒していないけど聖者よ。転生者じゃないから、まだそのままみたいね。何か、身に覚えある?」


 「はい、父が聖者です。」


 「真央ちゃん、相手は賢者よね。保世と違って、面喰いじゃないのね。」


 「うーん、いい人だよ。」


 「転生者だから魅了もされてないし、本当に真央ちゃんの事が好きなのね。」


 真央、真っ赤よ。


 「由美子さん、ボク産みたい。」


 「どうして?」


 「ボク、男の子でしょ。又赤ちゃん出来るかわからないし、お腹の中から助けてって聞こえるの。ボクしか、この子は産んであげられないの。かけがえのない、ボクの子供なの。」


 「頑張ってね、真央ちゃん。」


 「あい!」


 「由美子さん、それだけですか?」


 「どうしたの、悦子ちゃん?」


 「だって、ほら。」


 「悦子、真央は産めるそうよ。但し、祥子ちゃんか牧子ちゃんの協力ありきだけど。」


 「ママ、どういう事?」


 「祥子ちゃんは、聖者でしょ。真央が母乳を飲んでたから、妊娠出来たの。そして産む為にも、聖者の母乳が必要なの。おそらく、牧子ちゃんも聖者よ。祥子ちゃん、ゴメンね。」


 「いいえ、ちょっと複雑ですけど真央の為になるのなら。」


 「ショコママ、あじがど~。」


 泣きながら、おっぱいを探す。


 「真央、何してんの!」


 「直子のは、いらない!」


 「もうっ、このクソガキ!!」


 直子が、真央の耳を思い切り引っ張る。


 「痛っ、ウワ~ン!」


 「ほらちゃんとあげるから、こっちおいで。」


 「又、祥子先輩甘やかして。」


 「チュパッ、チュパッ、ゴクッ、ゴクッ、ンパ~、おいち!」

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