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あいつが盗られた。  作者: 森のアカゲラ
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ワッフルタイム。

 「真央、帰ろうか?」


 「うん、ママありがとう。」


 「ごちそうさまでした、これつまらない物ですが。」


 「いつも、悪いね。あら、燻りがっこじゃない。お父さん、ヤッチャンがお土産くれたわよ。」


 「おっ、俺の好物だな。ありがとうよ、ヤッチャン。おう、オチヒちゃん可愛いな。妹さんかい?」


 「こんにちは、娘の真央です。」


 「そっくりだな、しばらくおるのか?」


 「はい、今回は長くなると思います。」


 「そうか、ではこれサービスだ。」


 11枚綴りの、コーヒー券だった。


 「ありがとうございます、おじ様。」


 「ただいま!あれ、ショコタンだけ?」


 「悦子さんと直子ちゃんは、食材を買いに行ったわよ。」


 「ママ、どうする?」


 「私は、お風呂入るわ。あんた達は、適当に寛いでなさい。」


 「うん、わかった。ショコタン、お土産だよ。直子が帰って来る前に、食べよ。」


 「ちゃんと待ってから、食べましょ。」


 「えー、全部食べられちゃうよ。あの子、食い意地が張ってるから。」


 「誰が、食い意地張ってるですって!」


 「ひーっ、いつからそこに?」


 「今、帰って来たところよ。真央、あんたの方が食い意地張っているでしょ!その袋ね、こっちに寄越しなさい。」


 「ワ~ン、ボクのだよ。一人占め、しないで。ごめんなさい、ウエ~ン!」


 「泣くな、一人占めなんかしないわよ。あんたのは、無いけどね。」


 「ワ~ン、ボクにもちょうだい。何でも言う事、聞くから。」


 「しょうがないわね、ちょっとだけよ。これからは、隠し事しちゃダメよ。」


 出た伝統芸、お見事!


 「ほら、直子冷蔵庫入れるの手伝って。」


 「私、飲み物煎れますね。ミルクティーがあったけど、皆さんよろしいですか?」


 「ありがとう、祥子ちゃん。あれ、姉さんは?」


 「お風呂、入ってますよ。」


 「じゃあ、ビール一本だけ冷凍庫に入れとくか。」


 皆で、買って貰ったワッフルを食べる。


 「明日、牧子ママに会えるって。」


 「あっ、牧子ちゃんこっちにいるもんね。」


 「真央、牧子って誰?」


 「小学校の同級生、今はこっちの高校に通っているの。ほら、背が高くてボクをいつも抱っこしてくれてた。」


 「あぁ、あの人!あんたさぁ、何人ママいるの?祥子先輩も、そうなんでしょ。」


 「ウヘェ、直子もする?」


 「しないわよ、どこ見てるのよ!」


 ぺったんこと、爆乳を見比べる。


 「何、何?真央、直子ちゃんに失礼でしょう。」


 「祥子先輩の方が、失礼です。何ですか、その超爆撃兵器は?」


 「直子ちゃんも、すぐ大きくなるわよ。」


 「人間には、限度があります。」


 「やめなさい、不毛な争いは。」


 「悦子おばちゃんには、わからないわよ。遺伝は、平等じゃないわ。」


 「直子、おばちゃんって誰かしら?その胸、もうちょっと削ってあげる?」


 「ごめんなさい、お姉様。私、普通でいいです。」


 「それも、どうなのかなぁ。」


 




 

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