夏の出来事。10
真央の服を脱がし、私も裸になる。
お風呂場に入ると、シャンプーハットを被って真央が頭を洗っていた。
「偉いわね、ちゃんとコンディショナーも使うのよ。」
私も、身体を洗う。
広くないお風呂場でも、チビっ子の真央とだとそれほど狭くない。
シャンプーが終わって、コンディショナーを髪に馴染ませている間に真央が背中を洗ってくれる。
二人で流し合いっこして、私も髪を洗う。
真央も、身体を洗っている。
真央の背中を洗って、私も髪を洗い流す。
真央を抱えて、湯船に入る。
アンパンマンのお船で遊ぶ、真央。
こんな小っちゃい子が、母親だなんて。
「真央、やっぱり男の人が好き?」
「へっ、んとー。」
「嫌なら、答えなくてもいいわ。」
「ショコタンは、大好き!」
「ごまかすな、真央。」
「うーん、男の人は怖い。ただね、ボクの身体は違うみたい。なんだろう、ボク淫乱なのかな?」
「ふーん、私とするよりいいんだ。この身体が、快楽を求めるのね。」
思いっきり、真央の胸を揉み上げて突起を口に含む。
転がす様に、先端を舐める。
「ラメ~、許して。イヤ、もう…。」
「このへんにしといて、やるか。」
ぐったりする真央に、デコピンをかます。
「痛っ、もう!」
「ンフフ、真央愛してる!」
「うん、ボクも!」
いつもの様に、真央にアンパンマンの半袖半ズボンを着せて私も着替える。
髪を乾かしてリビングに戻ると、誰もいなかった。
「ママー、いる?」
「どうしたの、お風呂は終わった?」
「うん、おばあちゃんとお姉ちゃんは?」
「本家に帰ったよ、悦子が送って行ったわ。今夜は、悦子向こうに泊まって来るって。私は、小説書いてるから祥子ちゃんと一緒に寝なさい。」
「うん、わかった。」
「保世さん、ブラック煎れてきますね。」
「ショコタン、ボクにもミルク。」
「はい、はい。」
ブラックを持って行くと、保世さんが原稿用紙に向かっていた。
「ありがとう、祥子ちゃんもゆっくりしてね。」
「はい、おやすみなさい。」
ものすごく、ヤニ臭かった。
あれは、幼女の皮を被った妖艶なおっさんだ。
真央が、ミルクで口の周りを真っ白にしている。
ギッーン!
つっ、何かなこの嫌な感じ。
「どうしたの、ショコタン?顔色が、悪いよ。」
奥から、保世さんが出て来た。
「エアーシールド!」
えっ、今のは何?
不穏な気配も、消えた。
「ママ、何で結界張ったの?」
「この辺りを勇者が、探っていたみたいだね。」
「えっ、どういう事?ショコタンも、わかっていたの?」
「私は、嫌な気配がして気持ち悪かっただけ。」
「へぇ、真央の母乳でも飲んだかな。祥子ちゃんも、転生者かしら。先生の娘だから、あり得るか。」
「あっあ、何でかな。」
「今のところは、もう心配要らないわ。早めに、東京行かなきゃ。」
「東京ですか、何かあるんですか?」
「真央に会わせたい人が、いるの。」
「東京…。」
いくら位、かかるんだろう。
貯金で、足りるかなぁ?
「祥子ちゃんも、行く?費用は、気にしないで。私が、全部持つから。」
「いいんですか、行きます!絶対、行きます!」
「ありがとう、ちゃんと親御さんに許可もらってね。学校は、夏休みだし悦子に何とかさせるわ。」
「わーい、やったあ!」




