夏の出来事。9
先生にお礼を言って、母さんを連れて家へ帰る。
祥子ちゃんも、ついて来てくれた。
家に帰ると、姉さんと真央がファミコンで麻雀をしていた。
一気に、疲れた。
「お帰りなさい、お風呂入れようか?」
「帰ってたの、ご飯食べた?お土産、あるわよ。」
「何、あっショコタン。」
「真央、こっちおいで。」
「ショコタン、ボクね。」
「何も、言わなくてもいいわ。真央は、私が守る!」
「ショコママ~、ウワ~ン、ウッ、ウッ、ウワ~ン!ウエー、オエー!」
「どうしたの、真央?」
祥子の巨乳に挟まれて、真央が窒息していた。
「あらら、やっぱり祥子ちゃんも最強ね。」
「真央、起きて!」
「んっ、ぱぁ。ボク、どうしたの?あっ、ママ何食べてるの?」
「悦子が持って帰って来た、お寿司よ。」
「かんぴょう巻が、二個しかない!ママ、あっ食べちゃダメ。」
「あんた、ご飯いらないって言ってたじゃない。」
「今、殺す!そのかんぴょう巻食べたら、やっちゃうからね。」
「保世、やめんか。意地悪するで、無いよ。真央も、かんぴょう巻位で母親に殺意を向けないの!」
「ほら、食べなさい。あぁ、怖かった。」
「ウ~ン、ママのいけす!」
「保世、何でそんなに真央を可愛いがるの?あんたも、そろそろ子離れしなさいな。」
「母さん、うるさいわよ。しょうがないじゃない、真央はたった一人の子供なんだから。」
真央が、私のおっぱいを強請り出した。
「祥子ちゃん、真央におっぱいあげて。」
「真央、欲しいの?」
「うん、ママのせいでお腹が空いた。」
「大きいわね、祥子ちゃん。たくさん、入ってそうね。」
恥ずい、そんなにジロジロ見られても。
「ゴクッ、ゴクッ、ンパッー、オイチ。ゲフッ!」
「本当に、赤ちゃんだね。保世とは、正反対だよ。」
「ママは、ボクと違ったの?」
「この子は、勝ち気でね。いつも、反抗してばっかり。反面教師で、悦子はとてもいい子だったけどね。」
「やめてよ、母さん。」
「ところで、柏木さんの所はどうだった?」
「関わらなければ、何もしなくていいって伝えたわ。納得はしてないけど、受け入れるしか無いわよね。希人君は覚醒したみたいで、渋々納得してくれたわ。問題は、この子ね。」
「真央、まだ揉め事起こそうってのかい?」
「ボクは、何もしてないよ。」
「真央が、未練タラタラなのよ。だいぶ、気持ち良かったんでしょうね。もう、希人君の前で発情しまくりで。」
「なっ、ママ!」
祥子が、しょんぼりする。
「祥子ちゃん、お茶入れに行きましょう。ここには、オブラートに包む人はいないから。」
「はい、悦子さん。」
お湯を沸かしながら、それぞれのカップを用意する。
「悦子さん、真央っていつから男の人と?」
「わからないけど、だいぶ小さい頃からね。あの子、父親に売られてたのよ。」
「えっ、それって!」
「ひどい、話よね。私も、あの人が死んでから聞いたんだけど。」
「真央、かわいそう。何で、逃げなかったの…。」
「真央もだいぶ痛めつけられてたけど、姉さんもやられてたからね。自分が我慢すれば、守れると思ったのかな。」
「ひどい、酷すぎる……。」
「祥子ちゃん、真央は今逃げ場所を探しているわ。お願い、見捨てないであげて。」
「う~っ、真央。」
「保世、妊婦の前でタバコ吸うな。」
「大丈夫よ、母さん。この子は、殺しても死なないわ。」
「私が、あんたを片づけたろか!」
「ウソよ、やめて~。」
保世が、玄関を飛び出して行った。
「ンフフ、はい真央にはミロね。」
「ありがとう、ショコママ。」
「祥子ちゃん、それ飲んだら真央をお風呂に入れちゃって。」
「いいですよ、後でも。」
「ほら、真央がトローンとしてるもの。」
「わかりました、ありがとうございます。」




