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あいつが盗られた。  作者: 森のアカゲラ
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目覚め。7

 病院を出て、ランチに行く事になった。

 モーニングを食べてきたお姉ちゃんは、大丈夫なのだろうか?

 ドムドムバーガーに、行くって。

 クマさんの本を買ったお店が、あるところだ。

 3巻、置いてあるかなぁ?

到着!

 ショコママは、ビッグドムのバリューセット、お姉ちゃんは、アップルパイとアイスコーヒーを頼んだ。

 ボクは、オモチャのついたキッズバリューを頼んだ。

 「あ~ん、持ってるやつだ。」

 欲しかった玩具じゃなかった。

 「真央、雑貨屋さん行く?」

 「行く!」

 「何か、買うの?」

 「絵本よね、真央?」


 今年も、クマの被害は多いとの事だ。

 私がこちらに来てから、たまに人里に出て騒がれいる。

 猟友会に所属してはいるが、マタギではない。

 先日、小さい子どもがじっと私を見ていた。

 素性がばれやしないかと思ったが、そのまま立ち去って行った。

 気になって鑑定をすると、おもしろい事がわかった。

 名前:真央•性別:?•年齢:16•種族:サッキュバス

 レベルと生命力は、年齢の割に低い。

 あの小っちゃな身体では、さも有らん。

 しかし、魔力と敏捷性がカンストしている。

 バランス、とれてないな。

 スキルは、魅了。

 サッキュバス、だからな。

 後もう一つ、魔童って何だ?

 私が探しているのは、魔王。 

 魔童なんて、聞いた事がない。

 こちらの世界は、不思議だらけだ。

 とりあえず、様子を見よう。


 「あった!3巻、あったよ!」

 「良かったね、買ってあげる。」

 「祥子ちゃん、いいの?相変わらず、甘やかして。」

 「ショコママ、ありがとう。」

 その後、ショコママを家に送って帰って来た。

 「ショコママ、金曜日迎えに来るね。」

 

 「ただいま!」

 「検査、どうだった?」

 「来週、奈良医院に行って聞いて来る。ママ、ハンバーガー買って来た。」

 「あら、ありがとう。」 

 「はい、姉さんコーヒー。」

 「ボク、JOYに行って来る。」

 いそいそと、リュックにお菓子を詰め込んだ。

 お姉ちゃんが、水筒にジュースを入れてくれる。

 「こんにちは、髪切ってください。」

 「真央ちゃん、今日もおやつ一杯持ってきたね。」

 ここは、近所の美容室。

 出迎えてくれたのは、イケメンの店長さん。

 この間、二人目の子供が産まれた。

 ボクのお古の玩具をあげたら、喜んでくれた。

 「今日は、どうする?」

 「おまかせで。」

 サイドテーブルに、お菓子と水筒とクマさんの絵本を置いて準備万端。

 「ハム、ハムッ。」

 「お兄ちゃん、バイクは?」

 「この間事故してね、入院してたんだ。」

 「へっ、大丈夫なの?」

 「腰の骨を折っちゃって、もう大丈夫。けど、奥さんからバイク禁止って言われたよ。真央ちゃんも、気をつけてな。」

 「うん、気を付ける。」

 そんなこんなで、完成。

 うーん、女っぷりが上がった。

 何、何か?

 すっかり、夕飯時。

 

 「ただいま!」

 「お帰り、あら可愛くしてもらって。」

 「ママも、行けばいいのに。」

 ママは、ずっと髪の毛を伸ばしている。

 何でかな?

 「お姉ちゃん、夕飯何?」

 「ピーマンの肉詰め、後ほうれん草のサラダよ。」

 テンション、ダダ下がりだ。

 「どうしたの、真央。好き嫌いしたら、大きくなれないわよ。せっかく、悦子が作ってくれたんでしょ。」

 「真央、ピーナッツが好き。ピーマン、嫌い。」

 「何、訳わかんない事言ってるの。早く、食べなさい。」

 

 

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