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あいつが盗られた。  作者: 森のアカゲラ
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目覚め。3

 希人が抱っこして、洗面所に降ろした。

 身体を拭いてくれる。

 そこは、念入りにしなくていいから!

 ベッドの上に、何やら着替えが用意されてた。

 うちの高校の制服じゃない。

 しかも、女子の。

 よく、サイズあったわね。

 そういう、問題じゃない。

 あなた、変態なの? 

 うなずかないで!

 まだ、何も言ってないわ。

 ボクの、服はどこよ。

 もう、ブラとショーツだけじゃ寒いわ。

 着るわよ、着ればいいんでしょ。

 あら、似合う。

 スカートちょっと長めだけど、上で調整してっと。

 ちょっと、何撮ってんの。

 ポラロイドだから、複製出来ないって。

 そういう事じゃなくて!

 もう、ポーズとってるボク。

 女豹のポーズよん!

 こらっ、ショーツずらさない!

 もう、今シャワー入ったばかりなのに。

 濡れて、きちゃった!

 今日、何回戦目よ。

 子供、欲しいの?

 何人でも、産んであげるわ。

 いっぱい、ちょうだい。

 シャワー行く気力も、ない。

 彼は、ボクの谷間に顔を埋めて心地良さげだ。

 彼の前だと、素でいられる。

 気を使って、甘える事もない。

 虚勢も、張らない。

 ボクは今のところ、オスでもメスでもない。

 奈良先生が、言ってた。

 初潮が始まったら、手術をすると。

 その時は、どっちかで生きて行かなくちゃいけないって。

 わからない、どっちかと言えば女の子よりなのかな?

 男の人が、苦手だけかもしれない。

 

 さっと、冷たいシャワーを浴びて着替える。

 希人が、戸棚からカップ麺を出してきた。

 どっち?って、事。

 本当、しゃべらない。

 「ボク、シーフード。」

 沸かしたお湯を入れて、差し出す。

 ついでに、ぶどうの炭酸飲料をもらう。

 この人、こう見えても使える。

 ボクが統計で取ったデータをパソコンでグラフとかにして、フロッピーに入れてくれる。

 大分、仕事が捗る。

 報酬は、ボクの身体だ。

 もう少し、あげてもいいかな。

 何故だか、ボクの思う事は何でもしようとする。

 言わなくてもだ。

 ただね、言ってほしい時もあるの。

 子供がほしいの前に、愛してると…。

 欲張りかなぁ。


 明日も来るからと告げて、帰る事にする。

 フロッピーは、明後日までには片付くって。

 今どき、高校生が個人でパソコン持ってるなんて。

 頑張ってね、チュッ!


 あぁ、ダルい。

 腰、めちゃめちゃ痛い。

 おっぱいも、吸いすぎなのよ。

 ヒリヒリ、する。

 明日には、元気になっているんだろうな。

 少年よ、学校一の美少女を抱いた気分は?

 痛っ、顔に虫が当たった。

 って言うか、罰が当たったの?

 バッチ、こーい!

 そろそろ、甘えん坊モードに戻ろ。

 

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