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あいつが盗られた。  作者: 森のアカゲラ
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目覚め。

 お寿司屋さんから帰って来ると、悦子ママがお風呂に入れてくれた。

 明日から部活だけど、悦子ママは来ないらしい。

 何かあったら行くけど、あんまりやる気はないとの事。

 あんな暑い道場で、よく練習するわねって。

 確かに、みんなよく頑張るなぁ。

 未だに、他校では水飲むのも禁止らしいし。

 ボクは、いつもジュース飲んでるけど。

 「真央、彼の事好きなの?」

 いきなり、何?

 「どんな関係、もうあげたの?」

 何を?

 「洗いざらい、吐きなさいよ!」

 「フェッ、ボク上がるね。」

 「もうっ!」

 どんな関係って、肉体関係です。

 言えません、そんな事。

 何度も、彼のモノを受け入れてます。

 今は、それだけの関係です。

 なーんて言ったら、悦子ママ発狂するよね。

 黙っとこ。

 ヒィ、ママ!

 いつから、そこに。

 「真央、子供出来ない様に避妊だけはしなさいよ。」

 「出来るわけ、ないじゃん。」

 はっ、語るに落ちた。

 「ふーん、してるんだ。」

 あわわ、ママ…。

 「真央、何やってんの。お姉ちゃん、早く着替えさせてよ。」

 「大丈夫よ、一人で出来るでしょ。抱かれた後、裸でいる訳にいかないものね。」

 「えー、真央どう言う事?」

 ボクは、着替えを持ってキッズハウスに閉じこもった。

 あ~、もう!

 ママってば、何でもボクの事知ってる。

 ボクだって、初めてをあげるのは怖かった。

 誰でも、いいわけじゃない。

 彼は、あまり自分の事を語らない。

 未だに、ボク達の関係は誰にも知られていない。

 他の人みたいな、興味本位じゃなかった。

 欲望で、近づいてきたわけでもない。

 ボクが消しゴムを半分あげただけで、映画に誘ってくれた。

 その日の帰り、ボクはありったけのあざとさで彼を誘った。

 それでも躊躇する、彼。

 ボクは、焦れたくって彼の部屋でDVDを取り替えるふりして四つん這いになって生パンを見せつけた。

 さすが、高校生男子!

 発情したら、止まらない。

 あぁ、疼き出した。

 子供が欲しいなって、ボクの泣き顔に口づけた彼。

 はぁ、逢いたい希人!


 朝起きたら、おっぱいが張って痛かった。

 部活、休もう。

 一応、顔は出す。

 ショコママにも、会いたいし。

 練習メニューも、替える予定だ。

 満也おじちゃんには、言ってある。

 部活、しばらく休む事も言っておかなくちゃ。

 恋愛に、明け暮れるんだもん。

 朝、希人のお母さんから電話があった。

 ボクの好きな、バター餅作ったからおいでって。

 お母さん、息子二人だから娘が出来てうれしいんだって。

 ごめんなさい、男子高校生です。

 と言う訳で、今日もキュロットでお出かけです。

 めっちゃ、ママ達と話すの気まずかった。

 一人で着替えて、準備をする。

 悦子ママが、すごく聞きたそうな顔していた。

 ママは、タバコ吸いながらブラックを飲んでいる。 

 何か、言ってよ!

 「いってらっしゃいお嬢ちゃん。」

 もう!

 「行ってきまーす。」

 「出発進行!」

 『ポッポー!』

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